コロナウィルスで国内初の死者がでたという。神奈川県に住む80歳代女性であるが、1月22日に倦怠感を訴え、今月13日に亡くなったという。女性には渡航歴はない。1月22日といえば、まだ新型ウィルスがさして話題にもなっていない頃であり、その頃にすでに感染していたとしたら、実は国内には相当の数の感染者がすでにいるのではないのだろうか。渡航歴もなく、ウィルスが流行している地域からの渡航者との接触もないような人が感染しているのだから似たような感染者は多いだろう。その後、死亡した女性は外国人観光客と接触の多かった運転手の義母だったということが公表されたものの、やはり実際には多くの感染者がすでにいるのだろうという推測は消せない。死亡女性にしても、死亡後にコロナウィルスによるものだったと判明したというので、これも国内初の死者ではなかったのかもしれない。
コロナウィルスについては、死亡率はSARSよりも低い程度なのに、町封鎖、渡航禁止という措置がなされており、おおげさではないかと思っていたが、じつはSARSや鳥インフルエンザなどとは別次元の危険があるのかもしれない。北京も人影が少なく、人々はエレベーターのボタンを押すのにも楊枝を使っているというが、こうした状況は明日の我が身かもしれない。
思い出す本など…復活の日、赤死病の仮面、ペストなど
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