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カテゴリ:時事問題
先週くらいまではコロナウィルスはさほど怖いとは思わなかった。致死率もインフルエンザとあまり変わらないし、感染力もここまで強いと逆にどうしようもないではないかとあきらめもつく。それよりも貴重な人生の時間を、これにびくついて無駄に過ごす方がよほど損ではないか…そんなふうに思っていた。
世の中騒ぎ過ぎだろう。北朝鮮のミサイルも、足元のヒアリも、ひところはこの世の終わりでもあるかのように大報道したのだが、今になって思えば騒ぎ過ぎだったように思う。北のミサイルは飛翔体と名を変え、ヒアリは健在だが、誰も気にしない。 ただ、よく考えてみるとコロナで騒いでいるのはテレビのワイドショーだけではない。世界的に大問題になっているのだ。インドでは感染したと思い込んだ男が何人も巻き添えにして自殺したなんていうニュースがあった。いくつかの国では初期の段階で中国からの就航を規制した。武漢は閉鎖都市になり、北京も森閑としているという。国内でも次々とイベントが消え、外食もホテルも旅行ツアーも閑古鳥が鳴いている。もしかしてこれは大変なことなのではないか。 そんな時、職場の同僚が花粉症で医者にいったという話をした。目をみるとたしかに充血している。ふと、コロナウィルス感染の初期は結膜炎を起こすことがあるという記事を思い出してぞっとした。同僚はわりとよく医者に行く人なので、病院で感染をしているかもしれない。確率的には低いかもしれないが、東京では調べていないだけで感染者が蔓延しているという話もある。マスクをして(うちの職場でも勤務時間中にマスクをする人が増えている)、会話を最小限にしたのだが、少し態度が冷たいと思ったかもしれない。許せ…。しかし、これでわかったのは、自分もけっこうコロナウィルスを怖がっているんだなということだ。 気のせいか、最近はマスクが増えただけでなく、昼食をともにする姿も次第に減っているし、会話も少なくなっているような気がする。伝染病の恐怖は絆も奪っていくのかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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