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テーマ:ニュース(99398)
カテゴリ:時事問題
2月20日に各国のコロナウィルスの感染状況の推移をみながら、この日記にこんなことを書いていた。
…本当に不思議なのは国別の感染者数でフランス、イタリア、ドイツといった国 がごく少数の数にとどまり続けていることだ。特にフランスでは死者(中国人旅 行者)が出たのに、その後の感染が広がっていない。… ほんの1月ちょっと前である。 それが今ではこれらの国で感染が広がっていることは周知のとおりで特にイタリアの死者は多い。感染というものはいったん指数関数的に上昇をはじめたら酷い状況になるのに本当にあっという間なのだ。そして一方では中国の感染は次第に終息に向かっているが、それも信じられないような強硬措置と犠牲があってのことである。 東京も含めた日本の感染者数の増加をみると不気味で仕方がない。 欧米の国さえも感染が沈静化しかかる頃に、日本では大変な状況になっているのではないかと思うとふるえるほどだ。 それではその感染拡大を防ぐために、行政はいったい何をやっているのだろうか。 今日も、新聞になにやらチラシが入っていて、例の「うがい、手洗い、せきエチケットの徹底」と「密接、密集、密閉には近寄らない」という呼びかけをやっている。前者は個人の努力でできないこともないが、後者を庶民によびかけてどれだけの効果があるのだろうか。好き好んでいくような飲み会やカラオケルームなら自粛できるかもしれないが、職場や通勤環境はどうにもならない。テレワークや時差通勤だって個人のおもいのままになるわけではないし、そもそもそうしたものが不可能な職種だってある。食べるものや着るものが必要な人のところに来るのは、誰かが作って、売って、運ばなければならないのだから。そして、その通勤のための満員電車や満員バスも変わらない。こんな呼びかけはどうみても、竹やりでB29を落とそうとか、大和魂で勝利しようとかいうのと同根の発想にしかみえない。 行き着く先があのときと同じ焼け野原なんてのは、かんべんしてほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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