七詩さんのHP

2020/06/21(日)14:13

コロナについての専門家不信と素人大臣不信

時事問題(998)

コロナに関しては専門家に対する不信のようなものが広がっているように思う。 6月に最大のピークが来るといった専門家がいた。5月末までには8万人が感染するといった専門家もいた。いずれの予測も外れており、専門家と称する人々は大衆の間に不安感だけを煽る、いわば「狼が来るよ少年」のようなものではないか。そんな不信感である。専門家に望むのはただ一つ。現在のところ何が確実にわかっていて、何がわかっていないかを明確にしてほしい。 おそらく確実に感染機会になるのは会食と密閉空間で声を出すことであろう。前者は飛沫が食物を介して体内に入るので、バイキングにも同様の危険がある。後者は剣道場、カラオケ、合唱などであるが、密閉空間での長時間のおしゃべりもあぶない。これに対して、人と人との間隔も十分にとれる屋外の景勝地などはどれほどの危険があるというのだろうか。「新しい生活様式」にしても、最近でてきた「新しい観光エチケット」にしても、単に専門家の御託宣というのではなく、根拠を知りたいと思う。 そしてもう一つ。最近では感染者が増加しているにもかかわらず、自粛要請を緩めようという動きがある。その自粛要請緩和の旗を振っているのは、経産官僚上がりの担当大臣であるが、この方は防疫や医学に関しては素人である。いったい専門家はどう考えているのか、なぜ、こちらの動きには沈黙しているようにみえるのか。金がないから自粛要請を緩和するといっても、もし、感染を抑えるため、自らが感染しないために必要なことであれば、業者ではなく、顧客である庶民の側が自粛することはできる。夕方の街を歩くとあちこちの飲み屋で大勢の人が集まってワイワイガヤガヤとやっている光景が戻ってきているが、あの中に一人でも感染者がいればどうなるのだろう。はたでみていて不安でならない光景である。

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