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2020年10月21日
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カテゴリ:読んだ本
志賀直哉は小説の神様と呼ばれているのだが、なぜ、そう呼ばれるのか不思議でならなかった。「暗夜行路」を読んだが、どこの店で何を食べたというような日常生活の描写ばかりで、内容は正直たいしたことないかと思った。そしてその印象は今回、短編集「城崎にて・小僧の神様」を読んでも変わらない。その中の一編である「流行感冒」についてはスペイン風邪流行の際の世相という意味で興味深かったのだが、そういう読み方はいわば歴史資料のような読み方で小説の興趣とは別のように思う。そして他の作品はもっと私生活の瑣事にわたるようなものが多い。情景が目に浮かぶような自然描写もなければ、はっとするような心理描写もない。心に残るような名言もない。いったいどこが「小説の神様」なのだろうか。
しかしこうも思う。これだけの内容で最後まで読ませる小説を書くこと、読後感の悪くない小説を書くこと…それこそが神様の神様であるゆえんではないのだろうか。そこにはけっして変わった人間や傑出した人間がいるわけではない。どこにでもいる市井の人間がいるだけだ。善人でもなく悪人でもなく、けちくさく小心な人間達。意表をつく波乱万丈の物語を考え付くこと、鋭い感性で心に残る描写を書くことで神様というべき人もいるかもしれないけど、志賀直哉の小説のような普通の人間のなんということもない日常を描きながら、読ませるものを書くというのも「神様」であろう。自分も日常の中で様々な経験をしているはずなので、こうしたものを書いてみろと言われても、とても書けるものではない。





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最終更新日  2020年10月21日 08時26分26秒
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