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2020年11月02日
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カテゴリ:映画
ひさしぶりに映画館で映画をみた。手帳を見ると2月11日以来なので、やはりコロナの感染拡大以来自粛していたわけである。ただ、映画館は時間が限られているうえに、対面して声を出すわけでもなく、感染の危険はそれほど高くないように思う。実際、映画館のクラスターというのは例がないようだ。そう考える人が多いせいか、ひさしぶりの映画館はほぼ満席という状況であった。当初は席の半分しか入れないというようなことをやっていたようだが、今ではそんなこともなく、入り口にあのアルコール消毒の容器があるだけで、検温や体調チェックシートもなかった。見たのは「スパイの妻」であった。
この映画は、国際的にも高く評価されているということで、神戸の貿易商が満州で日本軍の人体実験を目撃し、正義感からその蛮行を世界中に公開しようとすることが物語の骨子になっている。当初は妻にも秘密にしていたのだが、夫の計画を知った妻は夫に協力するようになる。日本軍の蛮行という、国際的にもよく知られている事実を扱った映画であることが、海外での高評価の一因なのだろうけど、蛮行の場面そのものは映画にはでてこない。夫の写したフィルムにぼんやりと白黒映像としてでてくるほかは、意図的に細菌を撒いた話が夫の口から語られるだけだ。それよりも、憲兵の拷問の場面の方が生々しい。戦前という時代は美化して語られることもあるが、日本国民に対しても拷問、虐殺があった時代だということは覚えておく必要がある。
時代の雰囲気もよく出ているし、主人公の妻のひたすら夫を愛する姿がよい。夫の使命感などとは関係なく妻はただ夫の傍にいたいだけなのだ。ただ、難をいえば、最初のあたりがやや冗長なことと、貿易商として成功しているらしい夫がなぜそこまでの行動をしたのかというあたりがどうもよくわからない。そもそも夫は妻を愛していたのだろうか。妻の足をひっぱった通報者は誰だったのだろうか。夫は結局生きていたのか死んでいたのか。様々な点が観た人の想像にまかされている映画であった。
実話だったら、そういうこともあったということになるのだが、フィクションであれば、読者の想像に任せる部分、いいかえれば作者は投げ出した部分が多すぎるように思う。
最後にちょっとだけでてくる笹野堯の演技がいい。





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最終更新日  2020年11月02日 08時14分06秒
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