東京の感染者数が500近くとなった。全国でも2000,4000と等比級数的に増えていけば、すぐに欧米のような状況になりそうで不安だ。医師会は連休中の外出をひかえるという旨の独自の声明をだしているが、これと政府のgotoキャンペーンの関係はどうなるのだろうか。北海道知事は道民には不要不急の外出をするなと呼びかける一方で、北海道をgotoキャンペーンから除外するようなことはしないという。これでは、道民には外出するなと言いながら、道外民には来てくださいと言っているわけで矛盾もいいところだ。gotoイートにしてもトラベルにしても、破格の優遇で、需要喚起には大いに役立っている。外食にしろ旅行にしろ一人や家族などでひっそりとやっている分にはそれだけで感染を拡大させるということはないのかもしれないが、どうしても友人らと大勢でワイワイやりたくなる人もいる。そういう場合に、友達のそのまた友達と感染の輪は広がっていく。第三波が大都市集中というよりも全国むらなく増加していることは、やはりgotioトラベルの影響ではないか。医療体制が脆弱なところで医療崩壊なんてことにならなければよいのだが。
コロナ第三波のピークはいまだにみえない。秋祭りをふきとばしたコロナは、これからは忘年会、新年会、初もうでをつぶしていくだろうし、学校の閉鎖、施設の閉鎖も散発的に起きていくだろう。それでもなぜか政府はオリンピックを開催する気まんまんなのだが、バッハ会長はワクチンに言及し、選手のワクチン費用はIOCが持つと言っている。ただ、一番期待されているワクチンも実用化は来年の暮れということなので、これは事実上中止もあるということなのかもしれない。
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