七詩さんのHP

2020/11/27(金)21:59

「桜を見る会」問題が再燃

どうやら「桜を見る会」の関連で捜査が動き始めている。この「桜を見る会」は吉田総理の時にはじまり、別に法律や政令の根拠のあるものではないので、招待者の恣意的な選考なんて以前から行われていたのかもしれない。ただ、安倍総理の時には、それをやりすぎて、あまりにも有象無象や問題のある人物を呼んだことで問題になった。そして印象的なのは問題になってからの総理答弁である。 名簿の提出を求める質問のでる直前に、名簿は廃棄したという。なぜなら文書保存上はすぐに廃棄する規定になっていたからだという。変な話だ。桜を見る会は毎年開かれており、そうだとすれば今回の招待者の名簿は次回の招待者を決める際の参考にする。庶民レベルの懇親会でさえも、そう考える。即時廃棄というのは文書管理規則としてもありえないように思う。 次に廃棄までに時間がかかったことを指摘されると、シュレッダーが混んでいたからだと言い、次にはなんと障碍者雇用枠の職員が担当していたので時間がかかったという。一万人の名簿だとしても一万ページあるわけがなく、一頁25人だとしても400枚くらいだろう。普通のシュレッダーなら10枚くらいは一度に入るので40回の操作ということになる。シュレッダーが混んでいたという理屈も珍妙なら、総理が国会の場で作業の遅さを特定の職員のせいにするのも変だ。 そして招待者の中に、なぜ招待されたか理由のわからない人がいることについては、がんばっている市井の方々を招待したといい、それではどうやって募集したのかと聞くと、募ってはいるが募集はしていないと言う。これはもう歴史に残るような珍答弁で、失念したが忘れてはいないというようなもので意味不明である。 「桜を見る会」については前総理に対し再び国会で質問をするという動きもあるようだが、今度はどんな答弁がでるのか興味深く楽しみである。ただ、過去の政権だって、おそらく桜を見る会については理屈のつく招待者ばかりではなかっただろうし、国政全般の中では、たいした問題であるとも思えない。どうせ秘書のせいにするだけだろうしね。

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