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テーマ:ニュース(99398)
カテゴリ:時事問題
今日は衆議院解散、総選挙も近いということでテレビでは各党の党首にインタビューをして公約を語らせていた。それをきいてみると、ウチは10万、いやウチは20万とお金を降らせる話ばかりなので、まるで途上国の選挙、いやそれを言うと途上国に失礼だろうから子供の選挙のようだ。
なんでこうなったのだろう。万単位で金が降ってくるのはありがたいが、しかしこんなのを政策とよべるのだろうか。シェークスピアの史劇「ヘンリー六世」で反乱者ワットタイラーが、俺が王になったらおまえらワイン飲み放題だといって仲間を集めていた場面があったと記憶しているが、あれとおんなじノリじゃないか。 これでは「格差是正」とか「新しい資本主義」といってみても、どこまでやる気があるのかわからない。そういえば今は亡き民主党も、あの年越し派遣村騒動を受け、貧困対策、格差是正対策(この両者は厳密には違うのだが)を行うかに見えたが、結局はやっているふりだった。無理もない。民主党自体は選挙互助会のようなもので、内実は右から左まで政治的立場は様々でまとまりようがなく、民主党の幹事長の枝野氏も2017年には、自らの立場をリベラル保守とし、30年前なら自民党宏池会ですよとまで言っていた。そして野田総理も民主党は劣化した自民党でしかなかったことを証明して総理職を退いた。これではいくら自民党政権に対する不満が高まっても「野党ばね」など起きるわけもない。 自民党が格差是正に具体策を出さないのは仕方がない。ただ、野党にもバラマキ以上の策がでてこないのは寒心に堪えない。学術会議の七人任命にウィシュマさん、モリカケサクラにLGBT差別、夫婦別姓に憲法9条…足元の困窮者の問題にはまるで無関心だったとしか思えない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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