コロナについては世界的にはまだまだ収束にはほど遠いのだが、日本については落ち着いた状態が続いている。そのせいだと思うのだが、街にも賑わいが戻り、外食でも人気店だと待つのも覚悟しなければならないようなことが多くなってきた。経済は徐々に回り始めているようでけっこうなことである。
それでは外国はどうかというと、たしかに感染者数は増えているのだが、日本と同様、あるいは日本以上に人々は活気を取り戻しているように見える。むしろどっかの国では規制強化の動きを政府がみせたら、それに反対するデモが起きているという。去年の春ごろには医療崩壊が起きて病院の廊下に患者があふれているNYの映像、スケートリンクに棺桶が並んでいるスペインの映像、そして「…私本当に心配でございます」という女性専門家の陰々滅々たる声はいやがおうでも恐怖と不安を煽っていた。いったい何が違うのだろうか。イギリスでもフランスでも、そしてドイツでも、たしかに感染者数は増えているのだが、死者数はさほど増えていない。そのあたりが人々の行動に影響を与えているのだろう。
最近、急に話題になっているオミクロン株も死者が少なく、専門家の中には弱毒化を指摘する人もいるという。今までも悲観的予測と楽観的予測があったときには、結局は悲観的予測の方があたってきたわけであるが、今度こそは、願望もあるのかもしれないが、楽観的予測が当たるのかもしれない。ウィルスが感染力は強いが弱毒化したものと置き換わることによって、人類にとってのコロナ禍は終局を迎えるというわけである。
日本についても、外国についても、感染者数の推移ばかりが報じられるが、死者数、重症者数の推移も併せて報道していけば、それはまた別の見方ができるのかもしれない。
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