コロナ感染者がここわずかの間に垂直ともいえる増加傾向をみせている。
今までだと、時短や休業を要請される、客が来ないといった形で問題になっていたが、このペースで増加すると、そもそも事業所などが職員が出勤できずに機能しないという事例があちこちで起きてくるのかもしれない。現に、米国などでは、感染が拡大し、飛行機が飛ばない、ゴミ収集にも支障があるという状況が起きているらしい。弱毒化という説もあるのだが、死者と感染者にはタイムラグがあるので、希望は希望としてあっても、現実は希望通りにゆくとは限らない。
そう思ってみるせいか、街行く人も、心なしか若い人が目立つようになったし、外国人もずいぶん減ったように思う。コロナ疲れというかコロナ慣れしたというか、そのへんはわからないが、緊急事態宣言やステイホームという掛け声もきかれない。まあ、人はコロナにかからないために生きているのではないので、たんたんと手洗い等をこころがけながらも、マスク生活を続けるだけなのだが、水面下では社会不安もずいぶんと大きくなっているのではないか。
これだけ感染が拡大しながらクラスターの報道はあまりない。ものごちおはそれが普通になるとニュースにさえもならなくなる。今までは「時短要請で休業」という貼り紙が目立ってたが、そのうち「従業員感染のために休業」という貼り紙が、街の光景で目立つようになるのかもしれない。コロナ禍で生活に困窮する人も増えるかと思うが、国の給付は生活に困らずに子供を育てている人や、旅行や外食に行ける人ではなく、本当に苦しい人の支援に向けるべきであろう。
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