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2022/05/06(金)00:15

女性天皇と女系天皇

時事問題(997)

世論調査では皇位継承について女性天皇を認める、あるいは女系天皇を認めるという意見が多数をしめているという。こうした調査をみるたびに思うのだが、女性天皇を認める、女系天皇を認めるということは必ずしも愛子天皇を待望するということにはならないのだが、世論調査の回答者はそのあたりをわかっているのだろうか。現在の皇室典範では悠仁様までの皇位継承は決まっており、女性天皇にしても女系天皇にしても秋篠宮家に皇統が移った後である。悠仁様に女の子しかいなければその子について女性天皇の議論、その子が結婚すれば女系天皇の問題になる。悠仁様にお子様がいなければ悠仁様の姉について女性天皇、姉の子供についての女系天皇の問題になる。その際に、悠仁様のお二人の姉について既に皇族を離れた方がいれば、その扱いについても議論があるだろう。 万一、皇嗣殿下が高齢等を理由に即位を拒否されるようなことがあっても、それが悠仁様にも及ぶかどうかは不明だし、普通に考えれば、皇嗣殿下が即位を拒否すれば、次の皇位は悠仁様ということになろう。男女の平均寿命の差異や年齢差を考えれば、悠仁様が天皇になった次の天皇に愛子様が就く可能性は少ない。ただし、万一のさらに万一なのであるが、秋篠宮家に男女ともに全くお子様がいなくなったという状態になれば、ここではじめて愛子様のお子様を女系天皇として皇位につけるかという議論になる。もしも、この時点で愛子様の配偶者が旧皇族であれば、愛子様のお子様を女系天皇として皇位につけやすいということであろう。理屈の上でも男系は維持されるのであるのだから。

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