統一教会とワイドショー

NHKではさほどでもないのだが、民法各局ではどこも統一教会がワイドショーネタとなっている。こうした新興宗教というのは視聴率を稼ぎやすいと見え、オウム事件以後のミイラが紅茶を飲むとかいうわけのわからないのや「最高ですか～」の法の華、それに白装束で活動するパナウェーブ研究所なんてのもあった。世の中にはいろいろな人が様々なものを信じている…と感心する。ただ、ワイドショーでとりあげるようなものはたいてい司直の手が入ったものかその寸前のものばかりで、本当に勢いのある新興宗教がネタになるということはない。統一教会もかつて合同結婚式で話題になったことがあったが、それは著名な女性が参加していたからであって、むしろワイドショーネタになったことが宣伝になったようにもみえる。 それに比べると今回は政局とも関連した批判的な取り上げ方で、背景にはやはり統一教会の弱体化があるのではないか。もともと統一教会が時の政権と近いということはむかしからいわれていたことで、岸信介が教祖と会っている写真だって秘匿されていたわけではないだろう。 統一教会の記者会見が本日行われたが、なんかあの日本代表の方って岸田総理大臣と雰囲気が似ていると思う。どうでもよいことなのだが。