七詩さんのHP

2023/05/24(水)12:20

松戸の本土寺に行ってきた

お寺(8)

東京の近郊にも名刹というものはある。遠方に旅行に行く機会はなくとも、近郊にこんなよいところがあったではないか…そんな名刹に出会うたびにそんなことを思う。この間訪れた松戸の本土寺もそういうメイサうの一つである。春が桜、初夏は紫陽花や菖蒲、秋には紅葉と四季おりおりの花や樹が有名な寺で、今年は桜も早ければ藤も早い、何でも早いので紫陽花も咲いているのではないかと期待して出かけることとした。事前情報では、北小金の駅から10分以上歩くとあったので、地図を見ながら迷い迷い行くのを想像していたが、これは思ったよりもわかりやすかった。駅からいくらも歩かないうちに、本土寺と書いた大きな標石があり、その先は並木に囲まれた道が続いている。それも店の続く参道ではなく、日光杉並木のような大木に挟まれた荘厳な感じの道だ。古めかしい言葉でいえば、「神さびた」というのだろうか。陽ざしの強い今の季節はそんな木陰もうれしい。開山は13世紀ということなので、まさかその時の並木ではないのだろうけど、かなりの年月を経た大木であることには違いない。もっとも、樹は杉ではなく、広葉樹であったが、樹の種類はよくわからなかった。 本堂に参拝した後、遊歩道を歩いたが、紫陽花は、まだぽつぽつと咲いている程度だ。ただその先にある池の菖蒲はかなり咲き進んでいて、十分な見ごろとなっていた。よく見ると咲いている花以上に蕾があるのでまだまだ見ごろは続くだろう。菖蒲池を過ぎると睡蓮の池があり、こちらには純白の水連が咲いている。遊歩道脇には楓の樹も多くあり、その重なった葉から陽の光が差し込んでいた。紅葉の頃にもぜひ来てみたいものである。

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