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テーマ:ニュース(100828)
カテゴリ:事件・犯罪
よくわからないニュースというものがある。 ミャンマーに外国人が一万人監禁されていて、その中には日本の高校生もいたという報道である。 報道を見ると、外国人は23か国に及び、特殊詐欺の拠点に監禁されていて、拷問も日常的に行われ、武器で脅され逃げられなかったという。 このニュースをざっと聞くと、様々な国から集められた人々がそれぞれの母国に特殊詐欺の詐欺電話をかけることを強いられていたように聞こえる。しかし、そう考えると変なことばかりだ。 日本のような特殊詐欺電話というのは外国にもあるのだろうか。親族を装う特殊詐欺というのは日本のような家族関係を背景にしたものではないか。また、警察や公的機関を装う詐欺電話であれば、それなりに技術を必要とする。言ってしまえば、電話というのは声は聞こえるので、それなりの知性を感じさせる話し方でないともっともらしく聞こえないものである。 次に多くの国から集められた人々が監禁されていたというのであるが、言葉の問題はどうなっていたのだろうか。ミャンマー語のできる人がいたとも思えず、英語力のある人々も少なかったのではないか。 なにやら拷問だの監禁だのといった興味本位の報道がめだつが、どんな国からどんな外国人が集められていて、具体的に何をしていたのかというあたりがさっぱりわからない。 そしてまた、これが一番わからないところなのだが、監禁されていたという人々は工作船で拉致されたわけでなく、パスポートをもって飛行機に乗ってミャンマーにいったはずである。これがタイとかフィリピンなら甘言に騙されて行く人もいるのかもしれないが、政情不安のミャンマーとなるとそれほど行きたい人がいるとは思えない。いったいどうやって人を集めたのだろうか。日本の高校生ばかりが報道されているが、わからないことばかりである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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