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2025年04月29日
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カテゴリ:博物館・美術館


国立博物館の蔦屋重三郎展に行った。大河ドラマとコラボしたような展示で耕書堂のあった日本橋付近の江戸の町を再現したような部屋や、タイムスリップ体験と称して映像装置をかぶって江戸の街並みを360度見ることのできる企画もあったりしてなかなか楽しい。もちろん当時の出版物や浮世絵も展示されている。
NHKの大河ドラマはみていないのだが、当時の出版が様々な分野に及んでいたのには驚く。そもそも出版が商業として成り立つためには、文字を読むことができ、なおかつ本を買う余裕のある層が一定以上いなければならない。当時の世界を見ても、これほどの出版文化の存在していた国というのは少なかったのではないか。
最近、南総里見八犬伝を読んだのだが、大衆娯楽のお手本のような面白さに夢中になった。複数の個性豊かなヒーローの勧善懲悪的な活躍は、今日の鬼滅の刃やサイボーグ009などに通じるし、約束された仲間がめぐり合うといったタイプの物語も、漫画やアニメだけでなくRPGにもよくみられる。また、日本永大蔵を読んだときには、これは今日のハウツー本や経済本ではないかと思ったし、地誌や和算の本まで出版されていたというのも驚くほかない。
そのほか、博物館の展示には、狂歌の本や狂詩の本というものもある。狂歌の中には古歌をもじったものも多く、もとの歌をしらなければ面白さがわからない。さらに、狂詩も元の漢詩を知らないとわけがわからない。当時は相当多くの人々に古歌だけではなく漢詩の教養もいきわたっていたということなのだろう。そういえば、明治の頃の知識人には漢詩を作る人も多く、おそらくそうした伝統は戦前まであったのかもしれない。田中角栄が訪中の際、漢詩のようなものを作ったのも角栄くらいまでがそういう世代の最後尾だったからではないか。
また、浮世絵以外にも、色鮮やかな錦絵や絵巻も展示されていて、その中には、恵比寿、大黒、福禄寿が吉原に行って遊女と遊ぶというものもあった。孔子や釈迦が吉原に行くという聖廓という落語のネタがあったというが、神様と吉原というとりあわせは落語だけではなかったのだ。聖★お兄さんのように、神様をネタにする…というのも日本大衆文化に昔からあったわけである。





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最終更新日  2025年04月29日 20時03分15秒
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