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カテゴリ:雑感
リベラル政党の壊滅の背景について考えてみる。 社民党はしばらく前から消滅同然だったし、共産党も除名騒ぎでイメージを大きく低下させた。この除名騒ぎに付随した批判について、共産党幹部は結社の自由がわかっていないと反論したという。頭脳明晰な人でも年月が経つと思考が硬直化していくものなのだろうか。そんな営業方法だと顧客が逃げてしまうよという意見に対し憲法の保障する営業の自由を持ち出すようなものである。別に除名が憲法違反だなんて誰も言っていませんよ。ただ、あの騒ぎをみると、ときどき共産党にも投票していたライトなシンパは離れるでしょう。 また、れいわも、芸能界というところで長いこと生きてきた山本代表の嗅覚なのだろうか、大衆にとってどうでもよい選択的夫婦別姓などはあまりいわずに、誰もが生きていてよかったといえる社会を目指すという方向をうちだしていた。具体的な政策として消費税廃止しかいわなかったのは残念であるし、消費税廃止を一番先に主張したのは我が政党だといってみても、それは選挙民にはあまり訴えないものである。ただ今回の選挙で山本代表が表にでなくなってから、れいわも単なる劣化リベラルになってしまったように思う。何年もかけて積み上げてきたものがあっという間に壊れるのも残念である。 次にリベラルの悪いところを書いてみたい。 選択的夫婦別姓、ジェンダー平等、LGBT差別反対。言っていることは間違いないし反対はしない。けれどもそうしたさほど重要でないことを、大きな政治課題として扱っている政治勢力にはどうしても不信感を持つ。なんだこの人たち、普通の人のことをなんにもわかっていないじゃないというわけである。そもそも、夫婦別姓が大問題になるときというのはどういう場合だろうか。結婚を考えていて、なおかつ姓を変えることが不便だという場合である。そういう人が人口の何パーセントいるというのだろうか。少なくとも生活苦に喘いでいる未婚者からみればこんなものを問題視して騒いでいる人々に嫌悪感すらもつのではないか。LGBTについても、そうしたものが宗教的罪悪とみなされてきた文化圏とは違い、日本ではもともと寛容な風土がある。もちろん差別がよいわけではないし、同性婚もやりたければどうぞといったところだろうが、これを大きなテーマとするのはどうなのだろうか。 そして九条護持、軍備の増大をすぐに戦争に結び付けるメンタリティにもついていけない。現政権だと戦争になるという人がいるが、じゃあ、どういう国とどういう戦争になるのと逆に聞きたい。「ママ、戦争を止めてくるね」という投稿が反響を呼んだのだが、軍備が増大しなければ戦争にならないというのならどこだってそうするだろう。庶民はどこの国だって戦争は嫌なものである。改憲をすべきだとか軍備を増大すべきだとは思わないが、軍事力の弱い国の国民であるというリスクはそれなりにあるものである。 さらに外国人労働者の流入に対する考えもある。今のところ、単純労働者の流入が日本人の待遇を低下させているという確証はないのだが、低賃金で低待遇の職場に外国人を入れていると、いずれは社会が分断され、低待遇の職場で働かざるを得ない日本人も被害を受けるし、治安悪化という問題もある。ところがれいわを除く、いわゆるリベラル政党はこうした外国人労働力の流入を規制しようとする意見に対してやみくもに差別だの排外主義だと批判するばかりだ。グローバル資本と庶民…いったいこの人達はどっちを向いているのだろうか。 あえてリベラルという言葉を使わないで左翼というのだが、左翼とは基本的に貧困のない平等な社会を志向する政治勢力をいうのではないか。ざっくりといってしまうとだが。さる方のブログにあったのだが、今の左翼は、貧乏な国民を助ける具体的政策を立案する能力がなく、その無能力をカムフラージュするために反戦だの反原発だのという、能力がなくても主張できることを主張しているだけではないのか。全くそのとおりだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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