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ドクターイワタの認知症ブログ~認知症専門外来と認知症専門往診を融合~

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Dec 19, 2013
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血管若返りのサプリメントも有用

愛知県刈谷市の広瀬クリニックの広瀬先生が、プロルベインDR(カイン)投与前と4ヶ月後の頸部エコー400例で有意な内膜肥厚の改善を報告された。

今まで内科的治療がない領域であったが、プロルベインDR(カイン)の出現は、今までの抗血小板剤VS外科的・脳血管内治療という治療体系を大きく変えようとしている。

プロルベインDRはバイオにより清潔に飼育されたアメリカ赤ミミズの粉末である。1日6-7Capとされているが、御高齢には1日4Cap程度が妥当な投与量と言える。60円/Capと比較的高価であることも1日4Capを選択する理由である。

最初は疑心案議であったが、まず、自分で飲んでみた。やや太り気味でBP150/90程度あったため、1日6Capで開始してみた。10日間でBP130/70(10日間で収縮期圧および拡張期圧共に20mmHgの降圧効果)まで下がったのである。ドクターコウノも同様の効果があったと報告を受けた。

私の父親はMRAで両側内頸部動脈狭窄症があり1日6Capを開始した。4ヶ月後に血圧降下に伴うふらつきが出現したため、降圧剤をブロプレス8mg/ノルバスク2.5mgからブロプレス8mgのみに減量できた。高齢者では平均30日程度で降圧効果が得られる。

頭部CT上、境界領域梗塞~Binswanger型脳梗塞(白質梗塞)を認めたら頸部エコーをするまでもなく頚動脈狭窄症や椎骨動脈狭窄症があると考えて良い。脳血管性認知症に対してプロルベインDR4-6Cap/dayを投与するのは確立された治療方法であると言える。

びまん性神経原線維変化病(DNTC)=前頭側頭葉変性症 ~2週間で5人を経験して~

びまん性神経原線維変化病(DNTC)はピック感がいっぱい
20131220#5019#34
夫(要介護2)のケアマネからの紹介である。老老介護で別居する長女さんが心配になり連れてみえた。学校の先生をして見えて、1年前まではコンピューターを教えるボランティアまでしていたという。9ヶ月前に鬱病ではないかと精神科開業医を受診してジェイゾロフトを出されたが全く効かなかった。びまん性神経原線維変化病がピック化し、脱抑制を経由して無気力に向かっているのである。前頭葉機能回復を図るためフェルガード100M3包(朝2包夕1包を勧めた。機会を見て、リバスタッチパッチ4.5mgを追加する予定である。


びまん性神経原線維変化病(DNTC)+血管性ピック病(Vascular Pick)=ピック病
20131220#5012#35
ケアマネからの紹介である。ピック病で時計描写テストが正常(8.5以上)な方は独居生活が可能である。お決まりの「膝組み」(上記写真参照)が見られ、「立ち去り行為」が見られ、語義失語も加わりピック病であることは確定的となった。リバスタッチパッチ4.5mg+フェルガード100M1包にウインタミン4mgを加えておいた。脳血管性認知症にプラビックスを開始した。今後、プロルベインDR2-3Capを追加する予定である。


意味性認知症を呈したびまん性神経原線維変化病(DNTC)
20131220#5012#36
知り合いからの紹介である。1年前にNC大学神経内科M先生にアルツハイマー型認知症と診断され、アリセプト5mgを投与されていた。語義失語が主体であり、それに脱抑制行為が軽く加わっていた。これがもし逆だったら、アリセプト5mgを出されて大変なことになっていただろう。家族の話では、アリセプト3-5mgは全く効果がなかったということだった。レミニール4mgで始めるところかもしれないが、安全を見てリバスタッチパッチ4.5mgにフェルガード100M2包(朝2包)を勧めた。


前頭側頭葉変性症(左大脳半球萎縮)+右前頭葉脳腫瘍
20131220#5017#37
T医療センター脳神経外科K先生からの紹介である。右mixed oligoastorocytoma部分摘出術に放射線治療を受けている。家族の希望により前医からアリセプト3-5mgが処方されたが、効かなかったため中止したということだった。お決まりの「腕組み」が見られ、、御家族から「最近になって甘い物好きになった」「突然、怒ることがある」と伺い、前頭側頭葉変性症を確信した。頭部CTで左大脳半球萎縮を認め、確定診断した。フェルガード100M3包(朝2包夕1包)を勧めた。落ち着いたら、リバスタッチパッチ4.5mgを追加する予定である。


コウノメソッド実践医 岩本 善嵩先生 
長久手南クリニック 認知症専門外来および専門往診をフルコースで見学される


来年4月から「在宅認知症専門医」として開業される予定と言うことで12月13日8:30am-2:30pmまで認知症専門外来33名、遅めの昼食をかき込み、3:00-6:00pmまで認知症専門往診 13名のフルコースの1日を体験して頂いた。往診専門往診クリニックはビジネスモデルとしては良いかもしれないが、認知症専門医としては外来でしっかり診断して方針を立ててから認知症専門往診とするべきである旨を伝えておいた。数日後、下記のようなメールを受け取った。今後の岩本先生の「在宅認知症専門医」としての活躍を期待している。

Subject: お礼
From: 岩本 善嵩

金曜に見学に行かせて頂いた岩本です。丸一日見学させて頂いて多くのことを学ぶことが出来ました。
河野先生の本を読みながら独学で診療してきましたが、現時点でそれ程多くの患者さんを診れている訳でもなく、正直まだ自信がありませんでしたが、先生がおっしゃられていたように、患者さんから学ばせて頂きながら成長していくしかないと思いました。在宅、施設、外来といういろんなステージの患者さんを診ることで認知症の進行過程を学べますしね。

「在宅認知症」という分野をどうやって開拓していけるのか悩んでいましたが、いきなり在宅ではなく、外来というハコがあった上での在宅ということを学ぶことが出来て良かったです。将来的には外来の併設も考えたいと思いますが、まずは今ある逓信病院の外来を大事にすることから始めるつもりです。

今回は快く見学を受け入れて下さって改めて有難うございました!
先生から教えて頂いたことを実践しながら日々の認知症診療に励みたいと思います。
時節柄くれぐれもご自愛下さい。


伊丹恒生脳神経外科病院 内科 岩本 善嵩






Last updated  Oct 8, 2015 02:40:32 PM
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