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ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~

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Sep 17, 2018
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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト​

運動の秋​

2017年4月東名テニスクラブでテニスを15年ぶりに再開して1年4か月になります。今まで報告してきたように体重を12kg減らしたおかげで身体が軽くなり、動ける身体になってきました。ラケットの進化は著しく、昔よりも強い球が打てている気がしています。最近になって、フォアハンド、バックハンド、サーブの勘が戻って来ました。バックボレーは上手く打てますが、フォアボレーは「ラケットを振りすぎる」とコーチから注意を受けています。サーブもダブルフォルトを恐れずにゲームに集中できるようになりました。これからはダブルスの試合に挑戦して、試合勘を身につけていきたいと考えています。どなたか組んで頂ける勇気のある人がおられればの話ですが、、、。

​症例報告​


ケアマネからの紹介である。既往歴:右脳梗塞、左半身麻痺。内科①シンメトレル②メインテート③ワーファリン④ブロプレス8mg⑤カプトリル12.5mg⑥アムロジン5mg⑦アリセプト5mg。物忘れ、幻視、語義失語、夜間不眠、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②左前頭葉萎縮軽度、③左側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤右深部白質ラクナ梗塞、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:4、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:6.5/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。右手で左肩を叩く○、猿も木から落ちる× 、犬も歩けば棒に当たる○、弘法も筆の誤り× 、利き手×。認知機能低下にドネペジル5mg中止、8日目からレミニール4mg/ナウゼリン10mgを開始、NewフェルガードLA1包/フェルガードB1包を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプロルベインDR4Capを勧めた。BP185/103。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+-)、近時記憶4/6(-1)と不変、上記周辺症状はすべて消失した。BP160/100。徐々にアムロジン5mg→2.5mg→中止、ブロプレス8mg→4mgへ減量した。1年4か月後、改訂長谷川式:28/30(+7)、近時記憶5/6(+1)。BP127/64。



ケアマネからの紹介である。既往歴:左大腿骨頸部骨折。腎臓内科①タケプロン②ワンアルファ③ガスモチン④ミカルディス⑤アテレック⑥フェロミア。物忘れ、夜間大声、帰宅願望、昼間傾眠、徘徊(夫が見えないと)、易転倒、左下肢しびれを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:1、レビー小体型認知症(DLB)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:16/30、近時記憶3/6と中等度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にサアミオン10mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:改訂長谷川式:14/30(-2)、近時記憶2/6(-1)と軽度悪化、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Ferritin49.4以外異常なし。VitB1=27,VitB12=285,葉酸=3.9。ビタミンB1低下症(目標値50)、ビタミンB12低下症(目標値500)、葉酸低下症(目標値10)を呈しており、エネーボ250mL/dayを開始した。鉄欠乏性貧血に他院からのフェロミア継続とした。3か月後、改訂長谷川式:19/30(+5)、近時記憶2/6(+-)と中等度改善した。



名古屋フォレストクリニックからの紹介である。既往歴:冠動脈カテーテル。循環器内科①ミオナール150mg②酸化マグネシウム330mg③リピトール10mg④プラビックス75mg⑤フェブリク20mg。名古屋フォレストクリニック①アーテン2mg②サアミオン5mg③センノサイド12mg④ドパコール150mg⑤マドパー1.5錠⑥ドプス5錠⑦抑肝散2.5g⑧ウィンタミン6mg。物忘れ、幻視、妄想、昼間傾眠、易転倒、尿便失禁、垂直性眼球運動麻痺、語義失語を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④左>右海馬萎縮軽度、⑤脳梗塞なし、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:5、ピックスコア:4、進行性核上性麻痺(PSP)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:6/9、改訂長谷川式:12/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ2.25mgを開始した。易転倒にドパコール150mg/マドパー1.5錠/ドプス5錠を継承、毎週グルタチオン2000mg/シチコリン1000mg/ソルコセリル1Ap/ビタミンC2g/ビタミンB12=1Ap/生食100mL点滴/15minを開始した(前医でもグルタチオン点滴を施行していたが、詳細不明のため当クリニック初回GCS10Apで開始)。ビタミンB1、B12、葉酸血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:12.5/30(+0.5)、近時記憶3/6(+2)と軽度改善した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.6,TIBC213以外異常なし。VitB1=44,VitB12=183,葉酸=7.8。ビタミンB1低下症(目標値50)、ビタミンB12欠乏症(目標値500)、葉酸低下症(目標値10)を呈しており、エネーボ250mL/dayを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:18/30(+6.5)、近時記憶3/6(+-)と中等度改善した。



知り合いからの紹介である。既往歴:REM睡眠行動障害。脳梗塞、右下肢麻痺。精神科①アリセプト10mg②リスミー2mg→来院1か月前、自己中止。泌尿器科①ユリーフ8mg②ウリトス0.4mg。内科①アムロジピン2.5mg②プラビックス75mg③サアミオン15mg。物忘れ、幻視、夜間大声、REM睡眠行動障害、介護抵抗、昼間傾眠、感情失禁、甘い物好き、生真面目、腕組みを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞、境界領域梗塞、⑥その他  左ピック切痕。以上から、レビースコア:3.5、ピックスコア:4、レビー・ピック複合(LPC)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:28/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプラビックス75mgおよびサアミオン10mgを継承、プロルベインDR2Capを勧めた。BP109/72。アムロジン2.5mg→中止。味覚低下にプロマック150mgを開始した。REM睡眠行動障害にリボトリール0.25mg開始した。ビタミンB1、B12、葉酸血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(-1)、近時記憶5/6(+-)と軽度低下、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常(FT3=2.18)。一般採血:異常なし。VitB1=24,VitB12=208,葉酸=9.9。ビタミンB1欠乏症(目標値50)、ビタミンB12欠乏症(目標値500)を呈しており、メチコバール1mg、シアノコバラミン1Ap筋注、エネーボ250mL/dayを開始した。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:29.5/30(+2.5)、近時記憶6/6(+1)と軽度改善して治癒状態となった。



名古屋フォレストクリニックからの紹介である。既往歴:名古屋フォレストクリニック①サアミオン5mg②ミカムロAP③レミニール8mg。物忘れ、激しい興奮、受診拒否を呈していた。独居。時計描写テスト:拒否。改訂長谷川式:拒否。頭部CT:拒否。診断:石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)疑いとして治療を開始した。激しい興奮のためサアミオン5mg/レミニール8mg中止した。前頭葉症状にフェルガード100M粒2錠を勧めた。独居のため低栄養が予想され、エネーボ250mLを開始した。採血も拒否のため施行できなかった。血圧測定も拒否していたためミカムロAPを継承した。1か月後、中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:17/30、近時記憶3/6、上記周辺症状はすべて消失した。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患と診断した。脳血管性認知症にプレタール50mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸血中濃度を測定した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:14.5/30(-2.5)、近時記憶2/6(-1)と軽度低下した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.9,Hb12.7,Ferritin99.9以外異常なし。VitB1=25,VitB12=249,葉酸=9.6。ビタミンB1低下症(目標値50)、ビタミンB12低下症(目標値500)を呈しており、メコバラミン1mgを開始した。






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Last updated  Jun 18, 2023 04:19:05 PM
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