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ドクターイワタの認知症ブログ~東海エリア最高の治療実績~

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Oct 24, 2021
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長久手南クリニック 認知症/発達障害 新患予約サイト​

ADHD適正流通管理システム登録(コンサータ登録)の闇​​
コンサータはドパミン及びノルアドレナリントランスポーターに結合し再取り込みを抑制することにより,シナプス間隙に存在するドパミン及びノルアドレナリンを増加させて神経系の機能を亢進すると考えらています。しかし、ADHDにおけるコンサータの作用機序は十分解明されていません。

コンサータは麻薬に分類されるためADHD適正流通管理システムで登録医にならないと処方できません。精神科系専門医を持っている医師であれば症例報告なしで登録出来ますが、筆者のような脳神経外科出身の医師はADHD専門医(精神科医)に2例の症例報告をして承認を得られなければなりません。筆者は代表例2例を報告しましたが判定医師により不承認とされました。


筆者は、問診、改定長谷川式、時計描画テスト、ADHDスコアおよびASスコア、頭部CTによる画像診断、血液検査で確定診断を行い、栄養療法、サプリメント療法、薬物療法の順に治療を行うと報告しました。具体的には、グルテンフリーおよびカゼインフリーダイエット、タンパク質およびミネラル補充療法などの分子栄養療法から開始して、次にフェルガード類などのサプリメント療法、最後に薬物療法を行っていることを症例報告しました。薬物療法として、コンサータが効いていると感じたのは2例のみでした。1例目は、ナルコレプシーを併発した患者に処方してナルコレプシーが改善した症例、2例目は本人はエアコン掃除の組み立てが少し上手になったものの通院不定期の症例だけでしたのでその2症例を報告しました。

一方、ストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)はノルアドレナリントランスポーターに結合し再取り込みを抑制することにより,シナプス間隙に存在するノルアドレナリンを増加させて神経系の機能を亢進すると考えらています。ストラテラは、NMDA受容体拮抗作用がある神経細胞の過興奮をコントロールする薬剤です。アルツハイマー型認知症の適応薬であるメマリー(メマンチン)と作用機序が似ており、メマリーもADHDに有効であるという報告もあります。ストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)は、多動、多弁、いらいらなどの過興奮に対して改善作用があります。

サインバルタは、抗うつ薬としてノルアドレナリン・セロトニン再取り込み阻害剤の代表格です。一方、ストラテラは注意欠如多動性障害(ADHD)治療薬で、ノルアドレナリン再取り込み阻害剤として働きます。ADHDの二次障害としてうつ状態になる方に対して、まずはサインバルタを選択し、寛解状態に達した後に、疾病教育や認知行動療法を行い、ADHDの診断が可能であれば、その後ストラテラを投与するという方法も考えられます。



​症例報告​

インターネット検索で来院された。既往歴:かのうクリニック①アムロジピン②シンバスタチン③エルデカルシトール。物忘れ、易転倒、食欲低下、甘い物好き、まじめな性格、アルコール多飲を呈していた。頭部CT: ①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  両側前頭蓋底挫傷。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:1、軽度認知障害(MCI)/両側前頭蓋底挫傷として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:26/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。BP139/87。高齢者(65歳以上)に対する高脂血症治療薬の投与は認知症、骨粗鬆症(ビタミンD欠乏症)、糖尿病の原因になるという論文報告があり行うべきではない。シンバスタチン/エルデカルシトール共に中止した。BP139/87。アムロジピン5mg→2.5mgへ減量した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+1)、近時記憶5/6(-1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。BP135/71。アムロジピン2.5mg→1.25mgへ減量した。甲状腺正常。一般採血:γGTP104,GOT33,GPT36,TCL189,Zn84以外異状なし。VitB1=16,VitB12=584,葉酸=4.8。アルコール性肝障害にビール3缶→1缶とした。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+1)、近時記憶5/6(+-)と更に軽改善した。

インターネット検索で来院された。既往歴:H30心筋梗塞、カテーテル手術、国立循環器病センター。前田クリニック①ビソプロロールフマル②タケキャブ③プラビックス④ロスーゼットHD(ゼチーア/クレストール)⑤エリキュース⑥グルコンK⑦エナラプリル⑧ドクマチール。物忘れ、悪夢、寝言、妄想、鬱状態、感情失禁を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:0、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶3/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。高齢者(65歳以上)に対する高脂血症治療薬の投与は認知症、骨粗鬆症(ビタミンD欠乏症)、糖尿病の原因になるという論文報告があり行うべきではない。ロスーゼットHD(ゼチーア/クレストール)中止した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:26.5/30(+5.5)、近時記憶6/6(+3)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.7,TCL151,Zn75以外異状なし。VitB1=23,VitB12=468,葉酸=5.1。

インターネット検索で来院された。既往歴:H16脳梗塞、脳ドック。 H24両下肢静脈瘤。H26バイアスピリン開始。右眼底出血、白内障。金城クリニック①メバロチン5mg②バイアスピリン100mg③アムロジピン5mg。物忘れ、財布を忘れて買い物を呈していた。独居。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②右>左前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮なし、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:1、脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:28/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR2Capを勧めた。BP130-150を目標にアムロジピン5mgを減量するように指導した。メバロチン5mgは中止を指導した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善した。市販ビタミン剤中止を指導した。甲状腺正常。一般採血:異状なし。VitB1=82,VitB12=1930,葉酸=11.7。

インターネット検索で来院された。既往歴:S63胃癌2/3切除、愛知県がんセンター。H4肝転移、愛知県がんセンター。東名古屋病院消化器内科①トラゼンタ5mg②セイブル150mg③アリナミンF50㎎④ウルソ300mg⑤人参養栄湯7.5g。物忘れ、介護抵抗、体重減少を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:1、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:18/30、近時記憶5/6と中等度低下していた。認知機能低下にNewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgとサアミオン10mgを開始した。体重減少のためアリナミンF50㎎中止した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(+4)、近時記憶6/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺機能低下症(FT3=1.53,FT4=0.646,TSH2.78)。一般採血:HbA1c7.0,Alb3.7,TCL186,Hb10.5,Zn59以外異状なし。VitB1=127,VitB12=211,葉酸=7.1。甲状腺機能低下症にチラーヂンS錠25μg、亜鉛欠乏症にプロマック75mg、VitB12欠乏症に毎週シアノコバラミン筋注およびメコバラミン1mgを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と更に軽度改善した。甲状腺機能低下症(FT3=1.51,FT4=0.695,TSH1.42)に対してチラーヂンS錠25μgから50μgへ増量した。

開業医からの紹介である。既往歴:S45腸閉塞。R3/1/31転倒して下顎外傷。R3/3/3自転車迷子、帰宅困難。いずみが丘クリニック①ユリーフOD錠4㎎②アボルブカプセル0.5㎎。物忘れ、夜間不眠、尿便失禁、鬱状態、歩行不安定、語義失語を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮中等度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞、⑥その他   脳室拡大。以上から、レビースコア:4.5、ピックスコア:4、レビー小体型認知症(DLB)/脳血管性認知症(VD)/自閉症スペクトラム障害(ASD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:8/30、近時記憶1/6と高度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にサアミオン10mgを開始した。易転倒にドパコール100mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:10/30(+2)、近時記憶1/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.8,TG172,Zn62,Ferritin28.8以外異状なし。VitB1=28,VitB12=184,葉酸=7.6。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始した。ビタミンB12欠乏症にメコバラミン1mg、毎週シアノコバラミン筋注、1か月後から毎月シアノコバラミン筋注とした。5か月後、中核症状は改訂長谷川式:13.5/30(+3.5)、近時記憶2/6(+1)と更に軽度改善した。

​中日ドラゴンズは立浪和義監督を選択​
与田剛監督の中日ドラゴンズ暗黒の3年間を終えたことは、大変喜ばしいことです。3年間の低迷の責任者として、伊東ヘッドコーチと阿波野ピッチングコーチも辞任しました。勝負の世界では、当然の結果だと思います。しかし、中日ドラゴンズが立浪和義監督を選択したということは、次の暗黒の3年間を選んだということと感じがしています。
もう一度、落合博満監督、森繁和ピッチングコーチに来てもらい、落合博満監督に4番バッター石川昂弥3塁手、荒木雅博コーチと井端弘和コーチが協力して第二のアライバ根尾昂2塁手と京田陽太遊撃手を育ててほしかった。立浪和義監督にはアライバを育てることは出来ても4番バッターは育てられない気がします。立浪和義監督に落合博満監督のような不気味な感じを相手チームに持たせることは出来ないでしょう。
石川昂(たか)弥3塁手と根尾昂(あきら)2塁手が中日ドラゴンズファンの心を昂(たかぶ)らせてくれことを祈って、3年間、期待せずに待ちます。​​​​​​





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Last updated  Jun 18, 2023 04:08:00 PM
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