1130065 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ドクターイワタの認知症・発達障害ブログ~認知症専門外来と認知症専門往診を融合~

PR

X

全3件 (3件中 1-3件目)

1

脳神経外科医として

Aug 3, 2006
XML
多くの患者さんが、「3年前に交通事故を起こし、最近、頭痛がするので心 配です」などと訴えられます。基本的に、頭部外傷直後(急性期)の頭蓋骨内にお こる病変は6時間に以内に発症します。出血や脳のむくみがある場合には、頭蓋骨内の圧が上がり「繰り返す嘔吐」「軽度の意識障害(傾眠傾向)」「けいれん発作」などを引き起こします。慢性硬膜下血腫など特殊な場合を除いて、24時間経過すれば全くの安全圏と言えます。解剖学的に、外から(1) 頭皮、(2) 骨膜または筋肉、(3) 頭蓋骨、(4) 硬膜、(5) くも膜、 (6) 軟膜、(7) 脳という順に、層状になっています。頭を打つと「こぶ(頭皮下血腫)」 がよくできますが、これは頭蓋骨の外のこと(1と3の間)であまり問題にはなり ません。しかし、程度によってはその直下の頭蓋骨に骨折を起こし、頭蓋骨と 硬膜の間(3と4の間)に「急性硬膜外出血」を起こします。大きさによっては手術により除去します。脳表面の静脈や動脈が破れることにより起こる硬膜の下出血を「急性硬膜下血腫」といいます。多くは脳挫傷(脳自体の損傷・むくみ)を伴います。先程、お話しした慢性硬膜下血腫は、比較的御高齢の方に多く見られ、頭部外傷後、1-3ヶ月後に発病しますから、注意が必要です。(1) 頭痛、(2) 認知症、(3) 半身麻痺が見られたら、すぐに頭部CTのある病院で見てもらいましょう。頭部外傷は、頭部レントゲン(エックス線)撮影および頭部CTスキャンがある病院で脳神経外科専門医に見てもらうのが安全でしょう。

私、岩田 明は現在、大隈病院脳神経外科に所属しており(脳神経外科専門医)、現在、訪問診療医として名古屋市北区、東区、西区、守山区に往診に行っております。平成19年9月からは 脳神経外科、在宅医療、リハビリ、内科で長久手町長湫南ユーストア前に開業します。往診可能な範囲:愛知郡長久手町、日進市、愛知郡東郷町、 尾張旭市、名古屋市守山区、名東区、千種区、昭和区、瑞穂区、北区、東区 となります。外来診療も、CTスキャン・レントゲン撮影・超音波エコー装置(頸動脈)・ 心電図・リハビリ室を装備したクリニックで行います。特殊外来として、脳卒中外来、頭痛外来、頭部外傷外来、認知症外来、脳卒中リハビリ外来も行います。詳しいことは、長久手南クリニックのホームページ『ようこそ 長久手南クリニックへ~在宅医療、往診可能(長久手町、日進市、東郷町、尾張旭市、 守山区、名東区、千種区、昭和区、瑞穂区、北区、東区)~』を訪問ください。6年半のアメリカ留学の経験があるため、英語での診療も全く問題はありません。

Welcome to Nagakute Minami Clinic (NMC).
Dr. Iwata, M.D, Ph.D., Japanese Board of Neurosurgery (No. 4034), speaks fluent English through his stay over 6 years in Dept. of Neurosurgery, University of Pennsylvania, Philadelphia, PA, USA.
Speciality: Neurosurgery, Home Care Medicine (Home Visit: Nagakute, Nisshin, Nagoya), Rehab Medicine, Internal Medicine.






Last updated  Aug 3, 2006 09:19:18 AM


Jul 22, 2006
脳卒中については専門的には日本脳卒中学会がまとめた脳卒中治療ガイドライン2004が役に立ちます。脳卒中は大きく分けて、3つの種類に分けられます。

(1) 脳梗塞「血管が詰まる」(a) 脳血栓「血管が細くなり詰まる」、(b) 脳塞栓「心臓にできた血液のかすが脳の血管に引っかかり詰まる」。梗塞後の治療は、血栓を溶かすために静脈または動脈経由で薬を流すします。血管が詰まって3時間以内には、動脈経由で風船を広げて細くなった血管を広げる処置が出来ることがあります。予防的には、(a)には抗血小板剤(血小板の機能を落として細くなった血管に血栓が出来にくくする)、(b) には抗凝固剤(凝固因子の機能を落として心臓に血のかすができにくくする)を内服します。一旦、脳梗塞がおこり脳が死んでしまうとその部分の脳の回復は見込めません。早期リハビリにより新たな神経回路を作ることが早期回復につながります。

(2) 脳内出血「血管が破けて血液が出る」(a) 高血圧性脳内出血「脳の中の小さい血管のこぶが破れておこる」(b) 高血圧以外の原因による脳出血「血管の生まれつきの異常血管又は生まれた後の異常血管が破れておこる」。脳出血の治療は、量が多い場合のみ手術して取り除きます。少ない場合は、止血剤などの点滴治療のみ行います。血管の異常がある場合には、手術・放射線治療・血管内手術を併用して治療します。早期にリハビリを開始して、新たな神経回路を作ることが早期回復につながります。

(3) くも膜下出血「脳の表面のくも膜の下にある大きな血管のこぶ(脳動脈瘤破裂)が破れて起こる」。破れた血管のこぶが再び破れないように、手術または血管内手術により処置をします。血管の周りにこびりついた血液は正常血管を収縮させ(包丁で切った指からの出血が止まるのは、血液が血管を収縮させるからです。それと同じことが脳内でも起こります。)、脳梗塞と同じ状態が起きます。静脈または動脈経由で血管拡張剤を使い血管を広げる処置をしますが、あまり効果的ではありません。脳梗塞になる程度で、障害の程度が決まってきます。家族内発症が知られており、2親等内に脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血の家族歴がある場合には、頭部MR血管撮影を行い脳動脈瘤の有無を調べること(脳ドックに含まれます)をおすすめします。未破裂の動脈瘤が見つかるかもしれません。詳しいことはくも膜下出血(脳動脈瘤破裂)の治療をご参照ください。

私、岩田 明は現在、大隈病院脳神経外科に所属しており(脳神経外科専門医)、現在、訪問診療医として名古屋市北区、東区、西区、守山区に往診に行っております。平成19年9月からは 脳神経外科、在宅医療、リハビリ、内科で長久手町長湫南ユーストア前に開業します。往診可能な範囲:愛知郡長久手町、日進市、愛知郡東郷町、 尾張旭市、名古屋市守山区、名東区、千種区、昭和区、瑞穂区、北区、東区 となります。外来診療も、CTスキャン・レントゲン撮影・超音波エコー装置(頸動脈)・ 心電図・リハビリ室を装備したクリニックで行います。特殊外来として、脳卒中外来、頭痛外来、頭部外傷外来、認知症外来、脳卒中リハビリ外来も行います。詳しいことは、長久手南クリニックのホームページ『ようこそ 長久手南クリニックへ~在宅医療、往診可能(長久手町、日進市、東郷町、尾張旭市、 守山区、名東区、千種区、昭和区、瑞穂区、北区、東区)~』を訪問ください。6年半のアメリカ留学の経験があるため、英語での診療も全く問題はありません。

Welcome to Nagakute Minami Clinic (NMC).
Dr. Iwata, M.D, Ph.D., Japanese Board of Neurosurgery (No. 4034), speaks fluent English through his stay over 6 years in Dept. of Neurosurgery, University of Pennsylvania, Philadelphia, PA, USA.
Speciality: Neurosurgery, Home Care Medicine (Home Visit: Nagakute, Nisshin, Nagoya), Rehab Medicine, Internal Medicine.






Last updated  Aug 3, 2006 09:20:13 AM
Jul 17, 2006
脳神経外科医として頭痛患者さんを診る時、命に関わる頭痛をしっかり見極める必要があります。それが、脳神経外科医として一番求められる使命だからです。救急治療が必要な、急性頭痛の原因に「くも膜下出血」があります。「バットで頭を殴られたような」激痛が、「何時何分に起こった」というように突発的に起こった場合には、第1にくも膜下出血を疑います。くも膜下出血に伴う頭痛は、「鎮痛剤などでは決して良くならない」持続的なものであることが特徴的です。また、激痛を感じた時には、「一瞬、気が遠くなる」というような意識消失を伴うこともあります。通常、「直後に、食べ物を吐く」「気持ち悪くて食事がとれない」というような頭蓋内圧(脳圧)亢進症状を伴います。このような症状が出た場合には、すぐに、脳神経外科のある病院を受診しましょう。躊躇せずに、救急要請することも大切です。次に、大切なのは「朝になるとひどい頭痛が起き、勢いよく吐く」というような頭痛の原因に「脳腫瘍」があります。睡眠中には、呼吸は浅くなり、比較的に脳の静脈がうっ血(血液が滞る)が起こり、頭蓋内圧(脳圧)が高くなります。それが早朝のずきんずきんと言う強い頭痛や、噴射性のおう吐という症状につながります。しかし、くも膜下出血や脳腫瘍のような恐ろしい頭痛は、全体の0.01%にすぎません。それ以外のほとんどの頭痛は、命には関わらない頭痛ということが言えます。私の外来診療の経験からすると、ほとんどの患者さんが、「ストレスから肩こり(首のはり)を起こし、肩こりが後頭神経痛を伴う頭痛を引き起こす」筋緊張性頭痛をわずらってみえます。ストレスが元々の原因ですから、ストレスが取り除かれるのが一番の治療と言えます。しかし、日本のストレスの多い日常生活から完全にストレスを取り除くことは難しく、抗不安薬や筋弛緩薬などの投薬治療を1-2週間行います。次に多いのは、「光のチカチカや一部がみえないなどの目の症状を前触れに、ズキンズキンという拍動性の頭痛が起こり、その後、多くは吐き気をともない実際に吐いてしまう」片頭痛です。30歳前後の女性に多くみられます。脳内から放出されるセロトニンという神経伝達物質が血管を収縮させ、目の症状を引き起こし、その後に起こる血管の拡張が血管の壁にある痛みの神経を介して頭痛と引き起こすことがわかっています。セロトニン類似物質を適度に薬として内服することにより、頭痛をコントロールすることが可能です。片頭痛と良く似た頭痛に群発性頭痛があります。30歳前後の男性に多くみられます。「片方の眼の横がえぐられるような激痛が、夜中に起き、痛みのある側の眼の充血、鼻汁、発汗を伴う」のを特徴としています。治療法は、片頭痛と同じです。手術で治る頭痛の中に、三叉神経痛という顔の疼痛を伴う病気があります。三叉神経という神経の起始部に動脈硬化で弯曲した血管が圧迫することによって起こります。はじめは、薬で治療しますが、コントロール不能になると手術して圧迫血管と神経の間にクッションを入れる手術をします。以上が、外来診療でよくみる頭痛の患者さんです。来年の9月まで待てれば私のクリニックへどうぞと言いたいのですが、心配ならば一度、脳神経外科を受診して下さいね。

私、岩田 明は現在、大隈病院脳神経外科に所属しており(脳神経外科専門医)、訪問診療医として名古屋市北区、東区、西区、守山区に往診に行っております。平成19年9月からは 脳神経外科、在宅医療、リハビリ、内科で長久手町長湫南ユーストア前に開業します。往診可能な範囲:愛知郡長久手町、日進市、愛知郡東郷町、 尾張旭市、名古屋市守山区、名東区、千種区、昭和区、瑞穂区、北区、東区 となります。外来診療も、CTスキャン・レントゲン撮影・超音波エコー装置(頸動脈)・ 心電図・リハビリ室を装備したクリニックで行います。特殊外来として、脳卒中外来、頭痛外来、頭部外傷外来、認知症外来、脳卒中リハビリ外来も行います。詳しいことは、長久手南クリニックのホームページ『ようこそ 長久手南クリニックへ~在宅医療、往診可能(長久手町、日進市、東郷町、尾張旭市、 守山区、名東区、千種区、昭和区、瑞穂区、北区、東区)~』を訪問ください。6年半のアメリカ留学の経験があるため、英語での診療も全く問題はありません。

Welcome to Nagakute Minami Clinic (NMC).
Dr. Iwata, M.D, Ph.D., Japanese Board of Neurosurgery (No. 4034), speaks fluent English through his stay over 6 years in Dept. of Neurosurgery, University of Pennsylvania, Philadelphia, PA, USA.
Speciality: Neurosurgery, Home Care Medicine (Home Visit: Nagakute, Nisshin, Nagoya), Rehab Medicine, Internal Medicine.






Last updated  Aug 3, 2006 09:20:52 AM

全3件 (3件中 1-3件目)

1


© Rakuten Group, Inc.