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ドクターイワタの認知症・発達障害ブログ~認知症専門外来と認知症専門往診を融合~

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長久手南クリニック認知症ブログ

Oct 24, 2021
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​ADHD適正流通管理システム登録(コンサータ登録)の闇​​
コンサータはドパミン及びノルアドレナリントランスポーターに結合し再取り込みを抑制することにより,シナプス間隙に存在するドパミン及びノルアドレナリンを増加させて神経系の機能を亢進すると考えらています。しかし、ADHDにおけるコンサータの作用機序は十分解明されていません。

コンサータは麻薬に分類されるためADHD適正流通管理システムで登録医にならないと処方できません。精神科系専門医を持っている医師であれば症例報告なしで登録出来ますが、筆者のような脳神経外科出身の医師はADHD専門医(精神科医)に2例の症例報告をして承認を得られなければなりません。筆者は代表例2例を報告しましたが判定医師により不承認とされました。


筆者は、問診、改定長谷川式、時計描画テスト、ADHDスコアおよびASスコア、頭部CTによる画像診断、血液検査で確定診断を行い、栄養療法、サプリメント療法、薬物療法の順に治療を行うと報告しました。具体的には、グルテンフリーおよびカゼインフリーダイエット、タンパク質およびミネラル補充療法などの分子栄養療法から開始して、次にフェルガード類などのサプリメント療法、最後に薬物療法を行っていることを症例報告しました。薬物療法として、コンサータが効いていると感じたのは2例のみでした。1例目は、ナルコレプシーを併発した患者に処方してナルコレプシーが改善した症例、2例目は本人はエアコン掃除の組み立てが少し上手になったものの通院不定期の症例だけでしたのでその2症例を報告しました。

一方、ストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)はノルアドレナリントランスポーターに結合し再取り込みを抑制することにより,シナプス間隙に存在するノルアドレナリンを増加させて神経系の機能を亢進すると考えらています。ストラテラは、NMDA受容体拮抗作用がある神経細胞の過興奮をコントロールする薬剤です。アルツハイマー型認知症の適応薬であるメマリー(メマンチン)と作用機序が似ており、メマリーもADHDに有効であるという報告もあります。ストラテラ(アトモキセチン塩酸塩)は、多動、多弁、いらいらなどの過興奮に対して改善作用があります。

サインバルタは、抗うつ薬としてノルアドレナリン・セロトニン再取り込み阻害剤の代表格です。一方、ストラテラは注意欠如多動性障害(ADHD)治療薬で、ノルアドレナリン再取り込み阻害剤として働きます。ADHDの二次障害としてうつ状態になる方に対して、まずはサインバルタを選択し、寛解状態に達した後に、疾病教育や認知行動療法を行い、ADHDの診断が可能であれば、その後ストラテラを投与するという方法も考えられます。



​症例報告​

インターネット検索で来院された。既往歴:かのうクリニック①アムロジピン②シンバスタチン③エルデカルシトール。物忘れ、易転倒、食欲低下、甘い物好き、まじめな性格、アルコール多飲を呈していた。頭部CT: ①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  両側前頭蓋底挫傷。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:1、軽度認知障害(MCI)/両側前頭蓋底挫傷として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:26/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。BP139/87。高齢者(65歳以上)に対する高脂血症治療薬の投与は認知症、骨粗鬆症(ビタミンD欠乏症)、糖尿病の原因になるという論文報告があり行うべきではない。シンバスタチン/エルデカルシトール共に中止した。BP139/87。アムロジピン5mg→2.5mgへ減量した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+1)、近時記憶5/6(-1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。BP135/71。アムロジピン2.5mg→1.25mgへ減量した。甲状腺正常。一般採血:γGTP104,GOT33,GPT36,TCL189,Zn84以外異状なし。VitB1=16,VitB12=584,葉酸=4.8。アルコール性肝障害にビール3缶→1缶とした。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+1)、近時記憶5/6(+-)と更に軽改善した。

インターネット検索で来院された。既往歴:H30心筋梗塞、カテーテル手術、国立循環器病センター。前田クリニック①ビソプロロールフマル②タケキャブ③プラビックス④ロスーゼットHD(ゼチーア/クレストール)⑤エリキュース⑥グルコンK⑦エナラプリル⑧ドクマチール。物忘れ、悪夢、寝言、妄想、鬱状態、感情失禁を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:0、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶3/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。高齢者(65歳以上)に対する高脂血症治療薬の投与は認知症、骨粗鬆症(ビタミンD欠乏症)、糖尿病の原因になるという論文報告があり行うべきではない。ロスーゼットHD(ゼチーア/クレストール)中止した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:26.5/30(+5.5)、近時記憶6/6(+3)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.7,TCL151,Zn75以外異状なし。VitB1=23,VitB12=468,葉酸=5.1。

インターネット検索で来院された。既往歴:H16脳梗塞、脳ドック。 H24両下肢静脈瘤。H26バイアスピリン開始。右眼底出血、白内障。金城クリニック①メバロチン5mg②バイアスピリン100mg③アムロジピン5mg。物忘れ、財布を忘れて買い物を呈していた。独居。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②右>左前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮なし、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:1、脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:28/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR2Capを勧めた。BP130-150を目標にアムロジピン5mgを減量するように指導した。メバロチン5mgは中止を指導した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善した。市販ビタミン剤中止を指導した。甲状腺正常。一般採血:異状なし。VitB1=82,VitB12=1930,葉酸=11.7。

インターネット検索で来院された。既往歴:S63胃癌2/3切除、愛知県がんセンター。H4肝転移、愛知県がんセンター。東名古屋病院消化器内科①トラゼンタ5mg②セイブル150mg③アリナミンF50㎎④ウルソ300mg⑤人参養栄湯7.5g。物忘れ、介護抵抗、体重減少を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:1、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:18/30、近時記憶5/6と中等度低下していた。認知機能低下にNewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgとサアミオン10mgを開始した。体重減少のためアリナミンF50㎎中止した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(+4)、近時記憶6/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺機能低下症(FT3=1.53,FT4=0.646,TSH2.78)。一般採血:HbA1c7.0,Alb3.7,TCL186,Hb10.5,Zn59以外異状なし。VitB1=127,VitB12=211,葉酸=7.1。甲状腺機能低下症にチラーヂンS錠25μg、亜鉛欠乏症にプロマック75mg、VitB12欠乏症に毎週シアノコバラミン筋注およびメコバラミン1mgを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と更に軽度改善した。甲状腺機能低下症(FT3=1.51,FT4=0.695,TSH1.42)に対してチラーヂンS錠25μgから50μgへ増量した。

開業医からの紹介である。既往歴:S45腸閉塞。R3/1/31転倒して下顎外傷。R3/3/3自転車迷子、帰宅困難。いずみが丘クリニック①ユリーフOD錠4㎎②アボルブカプセル0.5㎎。物忘れ、夜間不眠、尿便失禁、鬱状態、歩行不安定、語義失語を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮中等度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞、⑥その他   脳室拡大。以上から、レビースコア:4.5、ピックスコア:4、レビー小体型認知症(DLB)/脳血管性認知症(VD)/自閉症スペクトラム障害(ASD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:8/30、近時記憶1/6と高度低下していた。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にサアミオン10mgを開始した。易転倒にドパコール100mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:10/30(+2)、近時記憶1/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.8,TG172,Zn62,Ferritin28.8以外異状なし。VitB1=28,VitB12=184,葉酸=7.6。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始した。ビタミンB12欠乏症にメコバラミン1mg、毎週シアノコバラミン筋注、1か月後から毎月シアノコバラミン筋注とした。5か月後、中核症状は改訂長谷川式:13.5/30(+3.5)、近時記憶2/6(+1)と更に軽度改善した。

​中日ドラゴンズは立浪和義監督を選択​
与田剛監督の中日ドラゴンズ暗黒の3年間を終えたことは、大変喜ばしいことです。3年間の低迷の責任者として、伊東ヘッドコーチと阿波野ピッチングコーチも辞任しました。勝負の世界では、当然の結果だと思います。しかし、中日ドラゴンズが立浪和義監督を選択したということは、次の暗黒の3年間を選んだということと感じがしています。
もう一度、落合博満監督、森繁和ピッチングコーチに来てもらい、落合博満監督に4番バッター石川昂弥3塁手、荒木雅博コーチと井端弘和コーチが協力して第二のアライバ根尾昂2塁手と京田陽太遊撃手を育ててほしかった。立浪和義監督にはアライバを育てることは出来ても4番バッターは育てられない気がします。立浪和義監督に落合博満監督のような不気味な感じを相手チームに持たせることは出来ないでしょう。
石川昂(たか)弥3塁手と根尾昂(あきら)2塁手が中日ドラゴンズファンの心を昂(たかぶ)らせてくれことを祈って、3年間、期待せずに待ちます。​​​​​​






Last updated  Nov 6, 2021 09:38:57 PM


Sep 21, 2021
​私にとってのFIRE​
「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」経済的に自立し、早期リタイアを実現する「FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)」が若者を中心にムーブメントとなっています。直訳すると「経済的自立と早期退職」。定年を待たず、なるべく早期にサラリーマン生活を終え、資産運用などを中心に生活していくライフプランのことを言います。筆者の友人の開業医も昨年「FIRE」されました。

筆者の「FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)」の理解は、自分の好きなことだけして「経済的自立」を獲得することであり、14年前に開業した時点で、「FIRE」したと言えます。開業以来、筆者は自分のやりたいことしかしていません。筆者のやりたいこととは、「認知症患者を出来るだけ回復させ、その人らしく家族と共に在宅生活で生涯を終えることが出来るようにサポートする」ことです。現在では、「施設生活になっても生涯を終えるまでサポートする」ようにしています。その目的のために、質の高い「認知症専門外来」および「認知症専門往診」が出来るクリニックを開業することにしました。すべて患者を「認知症専門外来」で確定診断して治療方針を決めてから、引き続き、「認知症専門外来」や「認知症専門往診」で診察し続けることにしたのです。最初から「往診専門クリニック」という選択肢はありませんでした。

出逢った多くの人たちに導かれて今の自分があります。まず第一に妻を通して「認知症を持つ在宅患者で困っている人がとても多い」ことを知り、認知症専門医として在宅医療を志したのです。次に「ドクターコウノ」の講演および書籍を通して認知症専門医への道筋をつけて頂きました。開業前に「開業支援オフィスマツオカ松岡幹博社長」を通して「愛知たいようの杜吉田一平理事長(現長久手市長)」を知り、「南医療生協病院成瀬幸雄専務理事」を紹介して頂きました。10ヶ月間、「南医療生協病院」で内科、在宅医療、認知症外来などの研修を受けさせて頂きながら、長久手市近隣で認知症往診患者50名を診させて頂きました。開業前に「吉田歯科吉田幸弘先生」のアドバイスで近隣の200カ所以上の居宅介護事業所に「パンフレット」と「名刺」を持参して廻らせて頂きました。これらのすべての事が今の自分を作ってくれたのだと感謝しています。

毎月、長久手南クリニックにおいて「認知症カンファレンス」を開催して「介護従事者(ケアマネージャー、ヘルパーなど)」や「医療従事者(医師、看護師、薬剤師、理学療法士など)」に認知症に関する知識を身につけて頂くことにしました。今までに35回開催しています。今では、介護と医療の連携をスムーズに行うことが出来るようになりました。現在は新型コロナウイルス感染症対策のため休止しております。

これらの診療の中で「認知症治療を日々進歩させる」事が出来ています。楽しいことだけをして「経済的自立」を得ているのですから、筆者にとっての「FIRE(ファイア:Financial Independence, Retire Early)」と言えるでしょう。これからも楽しいと感じる限り、家族やスタッフと共に「FIRE」し続けるでしょう。

​症例報告


ケアマネからの紹介である。既往歴:脳梗塞、右不全片麻痺。アルコール依存症、草津病院精神科入院①フルスルチアミン100mg②リスペリドン1㎎③ルネスタ錠1㎎④ベルソムラ錠15㎎⑤アムロジピン5mg⑥バイアスピリン100mg⑦タケプロン15mg。有料老人ホーム入所。物忘れ、妄想、易興奮、帰宅願望、介護抵抗、昼間傾眠、甘い物好き、振戦、歯車様固縮を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、⑥その他  左淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:3、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:17/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にバイアスピリン100mgからプレタール100mgへ変更、ルベストPRoDR2Capを勧めた。夜間せん妄にルネスタ1mg中止、ロゼレム8mg/リボトリール0.25mg/抑肝散加陳皮半夏2.5g開始、夜間不眠にベルソムラ錠15mg継承、易興奮にフルスルチアミン100mg中止、リスパダール1mgから0.5mgへ減量した。BP 109/75。過降圧にアムロジピン5mgから2.5mgへ減量した。栄養障害のためタケプロン中止した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:13/30(-4)、近時記憶2/6(+1)と軽度悪化、上記周辺症状はすべて改善したため、リスパダール0.5mgを中止した。BP101/70。過降圧持続にアムロジピン2.5mgを中止した。ビタミンB12低下症にシアノコバラミン筋注、メコバラミン1mgを開始した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.9,TCL175,Zn72以外異状なし。VitB1=177,VitB12=283,葉酸=4.1。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:20/30(+7)、近時記憶5/6(+3)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。BP113/77。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+4)、近時記憶6/6(+1)と更に中等度改善した。BP94/65。5か月後、改訂長谷川式:29/30(+5)、近時記憶6/6(+-)と治癒状態となった。 BP124/83。一般採血:Alb4.3,TCL213,Zn76以外異状なし。VitB12=742。


知り合いからの紹介である。既往歴:うつ病。アルコール依存症、不眠症、西山クリニック①ノックビン0.2g②リスミー1㎎③ミヤBM④リスミー1㎎不眠時⑤レンドルミン0.25㎎不眠時。幻覚のため医療措置入院、ジプレキサ悪性症候群、愛知精神治療センター。仕事復帰。歩行不安定。押されて倒れて後頭部外傷、八事日赤。意識消失発作、脳波異常なし、八事日赤。 物忘れ、幻視、幻聴、妄想、盗癖、易興奮、鬱状態、薬物過敏、昼間傾眠、夜間不眠、意識消失発作、易転倒、食欲低下、小刻み歩行、歯車様固縮、薬剤過敏、まじめな性格を呈していた。松葉杖歩行。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②右>左前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:8.5、ピックスコア:3、レビー小体型認知症(DLB)を呈する注意欠陥多動障害(ADHD)/自閉症スペクトラム障害(ASD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:24/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。注意スコア5/5。多動スコア3.5/4。ASスコア 3/4と注意欠陥多動障害(ADHD)/自閉症スペクトラム障害(ASD)だった。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。せん妄にシチコリン500mg静注、歩行困難に生理食塩水100mL/グルタチオン10Ap/ビタミンC2g/ビタミンB12=1Ap(GCS点滴)を開始した。夜間不眠にリスミー1mg中止、ロゼレム4mgおよびレンドルミン0.25mgとした。アルコール中毒にノックビン0.2gを継承した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1週間後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+3)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて改善した。毎週GCS点滴を継続とした。甲状腺正常。一般採血:Alb4.0,TCL170以外異状なし。VitB1=33,VitB12=483,葉酸=6.4。4週間後、中核症状は中核症状は21/30(-6)、近時記憶5/6(-1)と中等度悪化、上記周辺症状はすべて消失、一本杖歩行で歩行安定した。毎週GCS点滴を継続しながら就労継続支援A型事業所の利用を開始した。アルコールは全く摂取しておらず、ノックビン0.2gを中止した。


知り合いからの紹介である。既往歴:S57子宮筋腫。H5乳癌。H25慢性関節リウマチ。H28十二指腸憩室。名古屋第一赤十字病院整形外科①プログラフ1㎎②オルメテックOD20㎎③アムロジン錠5㎎④ネキシウム20㎎⑤ハイペン200㎎⑥セルベックス50㎎⑦モーラステープ20㎎⑧バクタ配合錠⑨オルミエント錠2㎎。物忘れ、介護拒否、夜間不眠、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:4.5、ピックスコア:1、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:24/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:28/30(+4)、近時記憶5/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。BP127/82。過降圧のためBP130以上となるように降圧剤減量を指導した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.1,Zn71,Ferritin16.7以外異状なし。VitB1=32,VitB12=467,葉酸=15.1。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+1)、近時記憶6/6(+1)と更に軽度改善した。BP137/84。3か月間でオルメテックOD20mg→10mg、アムロジン錠5㎎→2.5mgへ減量されていた。


インターネット検索で来院された。既往歴:H30右大腿骨頸部骨折、豊田厚生病院。H32左手首骨折、豊田厚生病院。美里たなかクリニック①クレストール5㎎②アレロック5㎎③マイスリー10㎎④サイレース2㎎⑤アローゼン顆粒⑥重質酸化マグネシウム⑦芍薬甘草湯。吉田整形外科骨粗鬆症注射(自分で週1回)。加藤眼科 右中心性網膜穿孔。物忘れを呈していた。独居。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:1、軽度認知障害(MCI)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:27/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始した。高齢者(65歳以上)に対する高脂血症治療薬の投与は認知症、骨粗鬆症(ビタミンD欠乏症)、糖尿病の原因になるという論文報告がありクレストール5㎎を中止、抗ヒスタミン薬は認知機能低下の原因となるためアレロック5㎎中止した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+3)、近時記憶6/6(+-)と治癒状態となった。身体の痒みのためプレタールを自己中止しており、脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR2Capを勧めた。甲状腺正常。一般採血:HbA1c6.6,Alb4.2,TG220,Hb11.2以外異状なし。VitB1=31,VitB12=801,葉酸=11.4。中性脂肪高値、HbA1c高値、アレルギー性皮膚炎、中心性網膜穿孔に対してグルテンフリー・カゼインフリー(GFCF)ダイエットを指導した。


ケアマネからの紹介である。既往歴:H15てんかん、名古屋記念病院。R1/12/3転倒して名古屋記念病院①オルメテック②アクトス→自己中止。物忘れ、物盗られ妄想、妄想、甘い物好きを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:2、ピックスコア:2、嗜銀顆粒性認知症(AGD)/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。フェルガード100M粒2錠を勧めたが、摂取せず。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:17.5/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:18/30(+0.5)、近時記憶3/6(-1)と不変、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:HbA1c7.8,Alb3.5,Zn50,Ferritin14.8以外異状なし。VitB1=106,VitB12=449,葉酸=5.2。亜鉛欠乏症にプロマック75mgを開始した。側頭葉てんかんにデパケンR200mgを開始した。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:12/30(-6)、近時記憶1/6(-2)と高度低下した。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠、脳血管性認知症にルベスト1Capを勧めた。8か月後に、中核症状は改訂長谷川式:17/30(+5)、近時記憶1/6(+-)、13か月後に、中核症状は改訂長谷川式:20/30(+3)、近時記憶5/6(+4)、19か月後に、中核症状は改訂長谷川式:25.5/30(+5.5)、近時記憶5/6(+-)と徐々に改善した。

​与田監督さっさと辞めなさい​
来年に向けた選手起用をして、新たな監督を迎える準備に入るべきである。プロは勝つために戦っているのであって、与田剛監督をすぐに更迭して、二村徹二軍監督を一軍監督にして将来性のある若手選手を積極的に登用すべきである。伊東勤ヘッドコーチ、パウエル打撃コーチ、栗原健太打撃コーチも更迭。中村武志バッテリーコーチ、阿波秀幸投手コーチは2軍降格。武山真吾二軍バッテリーコーチ、波留敏夫二軍打撃コーチ、浅尾拓也二軍投手コーチの1軍昇格。

本気でチームを強くしたいなら、来季は落合博満監督、森繁和投手コーチ、高代延博野手総合チーフコーチ、宇野勝打撃コーチの復帰が必須だのだ。スポーツ管理栄養士を導入して、グルテンフリーおよびカゼインフリーダイエットを徹底して怪我の防止と身体能力向上を図る必要がある。もう一つ、フィジカルトレーナー、メンタルトレーナー、スコアラーの数と質の強化も必須である。

中日ドラゴンズ社長を替えることは出来るけど中日ドラゴンズオーナーを変えることが出来ないのが一番悲劇的なのかも知れない。彼は落合博満監督復帰を企てる度胸すらないからである。







Last updated  Sep 21, 2021 11:14:56 PM
Aug 29, 2021
​イベルメクチン(ストロメクトール)は安全なコロナ感染症の治療法​
イベルメクチン(ストロメクトール)は安全なコロナ感染症の治療法と言えます。コロナ陽性診断直後から投与すべきです。初回空腹時に12mg(ストロメクトール3mg錠x4)、1週間後に12mg(ストロメクトールR3mg錠x4)で治療出来ます。
長久手市内で新型コロナPCR陽性在宅療養患者にイベルメクチン(ストロメクトール)を投与すべく働きかけています。医療機関または保健所で新型コロナPCR陽性と診断され、長久手市内で在宅療養をされている患者さんが対象です。希望される方は​nagakutezaitaku@mac.com​まで氏名、住所、自宅およびiPhone携帯電話番号(本人または同居家族)を記載、新型コロナPCR陽性検査結果(日付、医療機関または保健所、担当医、検査結果)および健康保険証の写メを添付してメールして下さい。診察はiPhoneのFaceTimeビデオを用いて行います。診察した結果、医師が必要と診断した場合にイベルメクチン(ストロメクトール)を処方します。ただし、近隣の薬局にイベルメクチン(ストロメクトール)がある場合に限ります。なるべく多くの方に内服して頂くため1回投与のみとすることも考えています。

名古屋コーチン&アローカナ@自宅
施設看護師長が自宅で名古屋コーチン(褐色)およびアローカナ(青色)を平飼いで飼っており、隔週水曜日に平飼い玉子50個を3000円で購入しています。


​​​症例報告​​​

ケアマネージャーからの紹介である。既往歴:H30左大腿骨頸部部骨折、八事日赤。高針クリニック①メバロチン②セチロ③パンテチン④酸化マグネシウム⑤ザクラス配合錠LD。高針台整形クリニック①ベネット②エディロール。物忘れ、昼間傾眠、歯車様固縮軽度、一本杖歩行、歩行不安定、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、Binswanger型梗塞。以上から、レビースコア:4、ピックスコア:0、レビー小体型認知症(DLB)/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト8/9:、改訂長谷川式:18/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。BP162/77。認知機能低下にリバスタッチパッチ4.5mgを開始、NewフェルガードLA粒1錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR2Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。他院からのメバロチン/セチロ中止を依頼した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+3)、近時記憶6/6(+2)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。BP132/65。1か月で充分な降圧が得られたためルベストPRoDR2Capから1Capへ減量した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.0,Hb10.6,Zn59以外異状なし。VitB1=22,VitB12=365,葉酸=12.9。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:22.5/30(+1.5)、近時記憶5/6(-1)と更に軽度改善した。

親戚からの紹介である。既往歴:H28大動脈解離、名古屋ハートセンター。しば内科①ノルバスク②オルメサルタン③芍薬甘草湯④酸化マグネシウム⑤デパス0.5㎎⑥アルタット⑦ベタニス25㎎⑧フェブリク⑨猪苓湯。物忘れ、昼間傾眠、夜間不眠、振戦、小刻み歩行、歯車様固縮易転倒、尿便失禁、食慾低下、甘い物好き、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③左>右側頭葉萎縮軽度、④左>右海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:5、ピックスコア:2、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:18/30、近時記憶4/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にサアミオン10mgを開始した。大動脈解離の既往があり、ルベストは回避した。歩行不安定にドパコール50mg開始、食欲低下にプロマック150mg開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+6)、近時記憶6/6(+2)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:BUN26.2,s-Cr1.38,K5.5,Alb3.2,TG196,Hb11.3,Zn58以外異状なし。VitB1=65,VitB12=760,葉酸=6.0。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+-)、近時記憶5/6(-1)と維持されていた。歯車様固縮軽度にドパコール50mgから100mgヘ増量した。

インターネット検索で来院された。家族歴:父が注意欠陥多動障害(ADHD)。多弁、声が大きくなる、間違いが多い、運転免許苦労した、散らかしているを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②右>左前頭葉萎縮軽度、③右>左側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤脳梗塞なし。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:0、注意欠陥多動障害(ADHD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:29/30、近時記憶6/6(5品中4品正解)と軽度低下していた。注意スコア4.5/5。多動スコア2.5/4。ASスコア 2.5/4。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、間違いは減ったが、多弁、声が大きくなることは続いており、ストラテラ25mg/ガスモチン5mg朝食後を開始した。分子栄養状態は良好であり、グルテンフリー・カゼインフリー(GFCF)ダイエットを指導した。甲状腺正常。一般採血:異状なし。VitB1=30,VitB12=651,葉酸=10.3。2か月後、多弁、声が大きくなることはやや改善しており、ストラテラ25mg/ガスモチン5mg朝食後にストラテラ10mg夕を追加した。5か月後、多弁、声が大きくなることは更に改善しており、ストラテラ25mg/ガスモチン5mg朝食後ストラテラ10mg夕からストラテラ25mg/ガスモチン5mg朝食後ストラテラ25mg夕へ増量した。本人からの申し出によりフェルガード100M粒は中止した。

ケアマネからの紹介である。既往歴:H29腸捻転。H29前立腺肥大。H29胃癌。R2/7熱中症。公立陶生病院①アボルブ0.5mg②フリバス50㎎③ザルティア5㎎④タケプロン15㎎⑤ホクナリンテープ2㎎。独居→ロングショート→住宅型有料老人ホーム入居。 物忘れ、夜間不眠、徘徊、易転倒、尿便失禁、暇があれば空腹を訴える、食事の早食い、お茶たくさん飲む、語義失語を呈していた。頭部CT: ①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮中等度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:2、嗜銀顆粒性認知症(AGD)/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:12/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。タケプロン15mg中止以外投薬継承。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。9日後から定期往診開始、甲状腺機能低下症にチラーヂン25μg、亜鉛欠乏症にプロマック75mg、低栄養にエネーボ250mL、ビタミンB12欠乏症にシアノコバラミン筋注、ビタミンB1・B12欠乏症にビタメジン25mgを開始した。甲状腺機能低下症(FT4=0.707)。一般採血:Alb3.1,TCL101,TIBC258,Hb9.6,Zn45,Ferritin24以外異常なし。VitB1=10,VitB12=226,葉酸=9.4。37日後、ビタメジン25mgからメコバラミン0.5mgへ変更した。

ケアマネからの紹介である。既往歴:H23右慢性硬膜下血腫、愛知医科大学。物忘れ、アパシー、食欲低下、小刻み歩行、左歯車様固縮、易転倒、語義失語を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮軽度、②左>右前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞軽度、⑥その他  左淡蒼球石灰化、左>右脳室拡大。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:4、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:12/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。歩行困難にドパコール50mg、食欲低下にプロマック75mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:11/30(-1)、近時記憶2/6(+1)と不変、上記周辺症状はすべて改善した。ビタミンB1・B12欠乏症にビタメジン25mgを開始した。甲状腺正常。一般採血:Zn68以外異状なし。VitB1=25,VitB12=259,葉酸=6.1。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+5)、近時記憶3/6(+1)と中等度改善した。心房細動にリクシアナ15mgを開始した。

​「東海高校」は「国公立大学医学部医学科」出身高校順位でトップ​
「東海高校」は併設混合型中高一貫校、男子校、浄土宗(法然上人)教校の一つ、設立1888年11月7日、校訓: 勤倹誠実、総理大臣海部俊樹を初めとする署名な卒業生を多数輩出する伝統校である。
毎年、国公立大学医学部医学科の出身高校順位が発表される。我が母校「東海高校」(愛知県名古屋市東区筒井1丁目2-35)は毎年「国公立大学医学部医学科」のトップを維持している。




筆者は「名古屋市立大学医学部」出身であるが、同級生88名の中に「東海高校」出身が21名、その中で「東海高校」でのクラスメイトが同学年(1浪)だけで6名、現役合格者6名を合わせると合計12名だったと記憶している。大学生になっても東海中学高校6年間の同級生と更に6年同級生だったので、大学に入学しても余り代わり映えしなかった。普段は余り意識していないのだが、どこかで話していると共通の話題がふと盛り上がるのである。不思議な感覚である。
「東海高校」出身者は、それぞれが個性的で我が道を見つけて突っ走る傾向にある。
筆者も認知症治療の道、我が道を突っ走っているのかも知れない。






Last updated  Aug 29, 2021 11:36:45 PM
Aug 15, 2021
家中八策~コロナ禍の中、船の中ではなく家に閉じこもって認知症治療について考えてみた~​​
認知症治療を一新して行くため、コロナ禍の中、船の中ではなく家に閉じこもって考えてみた。坂本龍馬になった気分で「船中八策」ならぬ「家中八策」を下記にまとめた。
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​家中八策​
一、降圧剤、高脂血症治療薬、糖尿病治療薬、プロトンポンプ阻害薬、神経性疼痛治療薬を減量中止せしめ、脳波宜しく脳より出ずるよう尽力すべき事。
一、抗認知症薬、抗精神薬、抗パーキンソン病薬を最適化せしめ、BPSDなく認知機能およびADLを改善すべき事。
一、プレタール(先発品のみ)宜しく投与せしめ、BPSDなく認知機能およびADLを改善すべき事。
一、管理栄養部門を設け、管理栄養士を置き、分子栄養療法に基づく補充療法、グルテンフリーおよびカゼインフリーダイエットを含む管理栄養指導に尽力すべき事。
一、自費点滴・注射部門を設け、看護師または訪問看護師を置き、グルタチオン点滴、シチコリン静注を行い、認知機能およびADLを改善すべき事。
一、サプリメント部門を設け、フェルラ酸ガーデンアンゼリカにより認知機能および嚥下機能、赤ミミズにより動脈硬化改善による脳血流、シトルリンにより腎血流を改善せしめる事。
一、認知症専門往診部門を設け 各病型(石灰化を伴うびまん性神経線維変化病(DNTC)類似疾患、レビー小体型認知症(DLB)、前頭側頭型認知症(FTD))治療に合わせた治療を行うよう尽力すべき事。
一、介護医療連携部門を設け、訪問薬剤師または訪問(施設)看護師を置き、抗認知症薬、抗精神薬、抗パーキンソン病薬を最適化のために家庭天秤法および施設天秤法を導入せしめ、BPSDなく認知機能およびADLを改善すべき事。

以上、日本における認知症治療の現状を察し、この八策を日本全国で実施することが急務である。この八策を断行すれば、認知機能やADLを改善し、全身状態を回復し、世界一の認知症治療をすることが出来る。願わくは公明正大の道理に基づき、一大英断をもって更始一新すべし。
長久手南クリニック 理事長 岩田 明 作
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スイレン@長久手実家

オクラ@長久手実家

フヨウ@長久手実家

​症例報告


ケアマネからの紹介である。既往歴:H22出血性胃潰瘍。H27プラビックス、ドネペジル3-5mg→頭がふらつくため2.5mg、左不全片麻痺、一過性脳虚血性発作。R2/11/5-1/22呂律不全、左不全片麻痺、アテローム血栓性脳梗塞、名古屋第二赤十字病院~木村病院①プラビックス75mg②ドネペジル5mg③リバロ2mg④アダラートCR20mg。物忘れ、易興奮、嚥下困難、薬物過敏を呈していた。。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞、右放線冠ラクナ梗塞、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア1、ピックスコア:3、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:15/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。認知機能低下にドネペジル5mgから2.5mgへ減量、NewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプラビックス75mg継承、ルベストPRoDR2Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+10)、近時記憶5/6(+3)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.1,Zn74以外異状なし。VitB1=23,VitB12=480,葉酸=5.2。


インターネット検索で来院された。既往歴:H29鼠径ヘルニア、心房細動、愛知医科大学循環器内科①ユリーフ4㎎②ザルティア5㎎③タナトリル5㎎④メインテート5㎎④ガスター20㎎⑤リクシアナ60㎎⑥レンドルミン0.25mg。2日前から急激な物忘れを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤右深部白質および角回領域脳梗塞。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:0、右深部白質および角回領域脳梗塞として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。心原性脳塞栓症の可能性が高いため愛知医科大学緊急受診とした。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+5)、近時記憶6/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。愛知医科大学循環器内科でリクシアナ60mgからプラザキサ300mgに変更となった。甲状腺正常。一般採血:Alb3.9,TCL188以外異状なし。VitB1=36,VitB12=324,葉酸=13.5。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB12低下症にメコバラミン1mgを開始した。

こいで耳鼻咽喉科からの紹介である。既往歴:S53心筋症、公立陶生病院。H24-25一過性肝障害、公立陶生病院。R2/8発達障害、さくらなみきクリニック。R2/12レミニール8mgおよびリバスタッチパッチ4.5mgで全身掻痒感、もりやま総合心療病院。物忘れ、易興奮、甘い物好き、腕組みを呈していた。頭部CT: ①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤脳梗塞なし。以上から、レビースコア:0、ピックスコア:5、前頭側頭葉変性症(FTLD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:24/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。注意スコア1/5。多動スコア1/4。ASスコア1.5/4と正常範囲内だった。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+5)、近時記憶6/6(+-)と中等度改善、易興奮にコントミン6.25mg夕を開始した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.9,TCL185,Zn70以外異状なし。VitB1=30,VitB12=407,葉酸=12.0。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。


ケアマネからの紹介である。既往歴:愛知医科大学病院脳神経内科①ケタス②リバロ③プラビックス75㎎④メリスロン⑤アテレック。リウマチ性多発筋痛症、北川医院 ①プレドニゾロン錠1㎎②ヘルベッサー③ニューロタン25㎎④アレグラ。物忘れ、易興奮、妄想、甘い物好きを呈していた。独居  頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:2、ピックスコア:4、嗜銀顆粒性認知症(AGD)/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:20/30、近時記憶2/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR2Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:20/30(+-)、近時記憶3/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて改善した。甲状腺正常。一般採血:Zn70以外異状なし。VitB1=34,VitB12=695,葉酸=30.7。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:20/30(+-)、近時記憶4/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。


親戚からの紹介である。物忘れ、昼間傾眠、夜間不眠、食慾低下、うつ状態、語義失語、まじめな性格を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:2、ピックスコア:2、アルツハイマー型認知症(ATD)/多発性脳梗塞として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:18/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。認知機能低下にNewフェルガードLA粒2錠を勧めた。食欲低下にプロマック150mg、エネーボ250mLを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+5)、近時記憶3/6(+2)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.0,Zn83以外異状なし。VitB1=24,VitB12=1080,葉酸=15.6。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(-2)、近時記憶3/6(+-)と軽度悪化、脳梗塞にプレタール50mgを開始、プロマック150mgから75mgへ減量した。4か月後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+2)、近時記憶3/6(+-)と軽度改善した。


​横綱白鵬は引退を​
2021年名古屋場所の千秋楽の優勝決定戦とも言える14勝全勝同士の決戦を見た人は思っただろう。横綱の品格など全くない立会は顔面肘打ちで脳振盪を狙い、横綱がやらない張り手の応酬、捨て身の小手投げで運良く相手を倒し、鬼の形相でガッツポーズ。
今までのモンゴル出身横綱は品格に欠けている。2010年横綱朝青龍は泥酔して暴れる騒動を起こして引退。2017年横綱日馬富士はモンゴル出身力士貴の岩に対する暴力のため引退。2021年鶴竜は5場所連続休場で逃げ回った後引退。貴乃花が白鵬や日馬富士に対して横綱の品格が欠けていると言ったそうだがその通りだと思う。
横綱照ノ富士は大関になってから膝の怪我で序二段まで陥落。苦労して大関復帰、横綱まで上がった苦労人である。他の4名のモンゴル出身横綱とは違う気がする。照ノ富士は、名古屋の白鵬戦で負けたけれど照ノ富士こそが横綱相撲をとっていたと感じた。言い換えれば、普通にやっていたら勝っていただろうと思う。
横綱白鵬はファンとしてもう見たくない。そんなに現役にこだわるならプロレスにでも行けば良い(プロレスで頑張っている方たちに失礼か)。日馬富士の暴力事件の時も白鵬が絡んでいる。オリンピック会場に現れたのも常識がない。日本相撲協会八角理事長も白鵬をクビにすればいい。大相撲に白鵬はもう要らない。横綱の品格がない白鵬の最多勝も剥脱すべきである。親方などとんでもない話である。モンゴルに戻れば朝青龍が雇ってくれるだろう。
​与田監督はクビ​
筆者は中日ドラゴンズの大ファンである。与田監督1年目の戦い方を見て、2年前に落合博満監督および森繁和投手コーチに戻せと書いた。落合博満監督が下手は練習するしかないとして猛練習を課して選手の底上げのみで優勝して見せた。与田監督は、猛練習を止めて、練習しない球団に戻した。その結果が今の有様である。
前中日ドラゴンズ白井オーナーが指揮して作り上げた常勝軍団の落合博満監督(GM)および森繁和投手コーチ(監督)をクビにして、常敗軍団への道を選んだ中日新聞大島宇一郎社長の判断は間違っていたとしか言いようがない。前中日新聞社長および中日ドラゴンズオーナー大島宏彦社長は星野仙一監督を信奉していた。その息子である大島宇一郎社長がその方針を引き継ぐのは仕方ないことかも知れないが、ファンにとってはどうでも良いことである。
チームを優勝、日本一にするのが監督の役割である。フロントに嫌われようが、コーチに嫌われようが、選手に嫌われようが関係ないのである。与田監督は3年間も与えられて一度も優勝していない。今年もこの時期で自力優勝がなくなり、宿敵巨人に3連敗である。もう堪忍袋の緒が切れた。さっさと辞任しなさい。
後任は落合博満監督および森繁和投手コーチ(監督)と言いたいところだが、大島宇一郎社長はそんな度胸はないだろう。落合博満監督の時に、打撃コーチをしていた宇野勝監督が良いと思う。解説を聞いていても、とてもバランスの良い野球感を持っていると感じる。宇野勝監督なら落合博満監督当時のコーチを集めることも可能だろう。
​​​落合博満は「同志」、中日でともに戦った宇野勝が語る“孤高の男”の実像​​​​​






Last updated  Aug 15, 2021 11:42:25 PM
Jul 5, 2021
​東山動物園 プレーリードッグ​
今年3月に東山動物園に行ったときの写真です。なんだかホットするでしょ。










新型コロナワクチン接種完了​
筆者はファイザー社製新型コロナワクチンを2回接種しました。令和3年6月1日(火)1回目接種、6月25日(金)2回目接種。往診患者に対する接種を優先して残ったワクチンを自分に接種しました。1回目は局所疼痛3日間と倦怠感1週間。2回目は局所疼痛3日間。局所疼痛にはロキソニンテープ100mg 10cm×14cmを接種部位下方に貼り付けました。発熱時はOS-1などのスポーツ飲料を摂ることが一番大切です。カロナールなどのアセトアミノフェンを内服すると脱水を助長する可能性があり、お勧めできません。発熱に対してもロキソニンテープ100mgで充分に効果があると考えられます。

ahamoに変えたぞー​
2021年3月26日ドコモの新しいahamoというサービスが出来ました。5分以内の無料通話およびデータ通信20Gで税込2970円/月。留守番電話の設定がなく迷いましたが、留守番電話の代わりにメッセージにテキストすれば対応可能と考えました。今まで家族3人でデータ通信10Gをシェアして毎月合計18000円支払っていました。ahamoに家族全員3名が変えて3回線x2970円/月=8910円/月となり、半額以下になりました。しかも、それぞれがデータ通信20Gを持つことが出来ます。こんなに必要ないという意見もあるでしょうが、今までは遠慮がちに使用していたデータ通信を思う存分利用出来るメリットはあると感じています。楽天モバイル+SIMではもっと安価な設定があるそうですが、今のところはこの設定で行こうと思います。
​症例報告​

ケアマネからの紹介である。既往歴:帝王切開。アムロジピン2.5mg、笹本内科クリニック。独居。 物忘れ、妄想、介護抵抗、病識欠如、甘い物好きを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:2、ピックスコア:0、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶3/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始、ルベストPRoDR1Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+2)、近時記憶5/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.7,TIBC258,Hb11.9,Zn65以外異状なし。VitB1=34,VitB12=722,葉酸=11.2。亜鉛欠乏症にプロマック37.5mgを開始した。



インターネット検索で来院された。既往歴:H22高血圧、ものえ内科クリニック①アムロジピン5mg②ナトリックス1mg③アジルバ20mg④ラベプラゾールNa10mg⑤アトルバスタチン5mg⑥オングリザ5mg。物忘れ、易興奮、昼夜逆転、火の消し忘れ、夜間せん妄を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:2、アルツハイマー型認知症(ATD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:20/30、近時記憶3/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+3)、近時記憶5/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:HbA1c6.9,s-Cr1.33,Alb3.7,TCL164,TG185,Zn56以外異常なし。VitB1=19,VitB12=426,葉酸=4.7。VitB1欠乏症およびVitB12低下症にビタメジン25mg、亜鉛欠乏症にプロマック37.5mgを開始した。



親戚からの紹介である。物忘れ、約束忘れ、オーダー忘れを呈していた。独居。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:0、アルツハイマー型認知症(ATD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:23/30、近時記憶5/6と軽度低下していた。認知機能低下にNewフェルガードLA粒2錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:26.5/30(+3.5)、近時記憶5/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.2,Zn58以外異常なし。VitB1=36,VitB12=423,葉酸=11.9。VitB12低下症にメコバラミン0.5mg、亜鉛欠乏症にプロマック37.5mgを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:27.5/30(+1)、近時記憶6/6(+1)と更に軽度改善した。



インターネット検索で来院された。特定健診:Hb9.4以外異常なし。物忘れ、頭痛を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②右>左前頭葉萎縮軽度、③右>左側頭葉萎縮なし、④海馬萎縮なし、⑤脳梗塞なし。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:2、として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:30/30、近時記憶6/6と正常範囲だった。。注意スコア0.5/5。多動スコア2/4。ASスコア0/4と正常範囲内だった。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、甲状腺正常。一般採血:Fe18,Hb10.1,MCV70,Zn71,Ferritin4.6以外異状なし。VitB1=18,VitB12=479,葉酸=4.6。亜鉛欠乏症に対してミックスナッツなどの食事指導、ビタミンB1欠乏症に対して豚肉、鯛、うなぎなどの食事指導、鉄欠乏症に対してフェロ・グラデュメット錠105mgを2ヶ月間内服して採血とした。3か月後、物忘れおよび頭痛ほぼ消失。一般採血:Fe66,Hb12.9,MCV83,Zn86,Ferritin44.4以外異状なし。VitB1=25。



知り合いからの紹介である。物忘れ、易興奮、昼間傾眠、夜間不眠、鬱状態、生真面目、車運転操作が怖いを呈しており、本人が心配で受診された。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤脳梗塞なし、⑥その他   左>右淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:2.5、ピックスコア:3、レビー小体病(LBD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:26/30、近時記憶3/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+4)、近時記憶6/6(+3)と正常域まで改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.0,TG204,Zn66以外異状なし。VitB1=37,VitB12=473,葉酸=8.9。低アルブミン血症に玉子1-2個/日、高TG血症にパン・麺・スイーツ中止、亜鉛欠乏症に対してミックスナッツなどの食事指導した。

意味性認知症を治したい​
筆者は認知症治療と行っても、抗認知症薬だけでなく様々な方法を組み合わせて治療を試みています。最も難治性な認知症は、語義失語を伴い左前頭部先端部が萎縮している意味性認知症というタイプだと感じています。生活力はあり、一旦理解すれば仕事だってこなすことが出来ます。しかし、言葉が理解できない感覚性失語症に似た症状を伴っているため、治療効果を判定する方法が見当たりません。

意味性認知症の方々は若年性で、グルテンアレルギーやカゼインアレルギーが元で自己免疫疾患などの全身炎症病変を伴っていることが多く、脳萎縮も炎症反応により引き起こされていると考えています。実際に、アレルギー性鼻炎、花粉症、橋本病、過敏性腸症候群、シェーグレン症候群などの自己免疫疾患合併が見受けられます。

グルテンフリーおよびカゼインフリーダイエットは必須であり、リーキーガット症候群の治療を第一目標に掲げるべきです。今までは抗認知症薬(レミニール4-8mg)やサプリメント(Newフェルガード)の併用療法を行ってきましたが、余り良い印象はありません。最近では自己抗体の中和が必要と考えています。筆者は毎週グルタチオン点滴(グルタチオン2000mg、シアノコバラミン1Ap筋注、ビタミンC2g、シチコリン抜き)を行うことで自己抗体中和を図っています。毎週グルタチオン点滴を数ヶ月続けることで言語理解が向上した若年性認知症の症例を数例経験しています。今後は抗認知症薬(レミニール4-8mg)やサプリメント(Newフェルガード)投与せず、毎週グルタチオン点滴およびグルテンフリーおよびカゼインフリーダイエットで治療することを続けて行こうと考えています。症例を重ねて報告できればと思います。






Last updated  Jul 5, 2021 12:10:44 AM
May 31, 2021
新型コロナワクチン~科学者カリコ先生を信じて打つべきなのでしょう~ 
ファイザー製新型コロナワクチン@長久手南クリニック
本日から2回目の新型コロナワクチン接種を行っています。mRNAワクチンを作る研究をしたカリコ先生と山中教授の対談の中で、唾液の中に抗体が出来ていたということを言及していました。重症化予防だけでなく感染予防にも役立つことが分かってきたと言えます。抗体は接種後6か月間は作られていることが証明されており、近日中に9か月後の抗体力価が発表されると言うことです。筆者も副反応を考え、接種せずに来ましたが、ひたひたと新型コロナ感染の足音が聞こえてきており、接種すべきかと考え直しています。追伸:筆者はペンシルベニア大学脳神経外科で6年間研究生活を行った際にカリコ先生の隣の研究室にいました。その研究室のボスとは硬式野球仲間でした。何とも奇遇です。

ジューンベリー@長久手南クリニック
14年前に開院した長久手南クリニックには3本のジューンベリーが植わっています。毎年5-6月にかけて大量のジューンベリーが実をつけます。鳥たちと私の争奪戦が行われます。

誕生日ケーキ@自宅
5月14日(金)は58回目の誕生日でした。この日だけはグルテンフリーおよびカゼインフリーダイエットはお休み。グルテンやカゼイン除去のためキウイは欠かせません。
​症例報告​

ケアマネからの紹介である。既往歴:R1/5認知症、ドネペジル3-5mg、名古屋脳神経外科。ひでき・ゆかりクリニック①ドネペジル5㎎②メマンチン20㎎。物忘れ、昼間傾眠、尿便失禁、語義失語を呈していた。頭部CT: ①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③右>左側頭葉萎縮軽度、④右>左海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、⑥その他  右淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:4、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:15/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。認知機能低下にドネペジル5㎎中止、8日目からレミニール4mg開始、メマンチン20㎎→10mgへ減量、NewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:19/30(+4)、近時記憶3/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.0,TCL178,TIBC269以外異状なし。VitB1=48,VitB12=502,葉酸=6.9。

ケアマネからの紹介である。既往歴:志水クリニック①アムロジン5㎎②エビスタ60mg③リポバス5㎎④ワンアルファ⑤ロキソニンテープ。物忘れ、昼間傾眠を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:2、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR2Capを勧めた。BP137-157mmHgを目標にアムロジン5㎎減量、リポバス5㎎中止を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:19/30(-2)、近時記憶0/6(-4)と軽度悪化した。甲状腺正常。一般採血:HbA1c6.0,GOT43,GPT38,Alb3.5,TCL203,Zn78以外異状なし。VitB1=28,VitB12=479,葉酸=7.2。アムロジン5mgから2.5mgへ減量指示した。糖質制限(パン・麺禁止)、高タンパク食(肉・魚・玉子・大豆増量)を指導した。3か月後、一般採血:Alb3.7,TCL252以外異状なし。4か月後、改訂長谷川式:24/30(+5)、近時記憶4/6(+4)と中等度改善した。

知り合いからの紹介である。既往歴:R1/7改訂長谷川式:21/30。R1/11/2-R2/9/17仮面鬱、サインバルタ20mg、改訂長谷川式:24/30、図書館通りクリニック神経内科。物忘れを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮、④左>右海馬萎縮中等度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  左淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:1、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:15.5/30、近時記憶3/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:20.5/30(+5)、近時記憶4/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:TIBC252,Hb12.2以外異常なし。VitB1=35,VitB12=292,葉酸=4.0。VitB12低下症に毎月シアノコバラミン筋注、メコバラミン0.5mg2錠を開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:19.5/30(-0.5)、近時記憶3/6(-1)と軽度低下した。認知機能低下にレミニールk4mg1錠1日2回朝夕食後を開始した。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:26/30(+6.5)、近時記憶5/6(+2)と高度改善した。


知り合いからの紹介である。物忘れ、暴言、暴力、易興奮、嫉妬妄想を呈していた。頭部CT: ①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③左側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤脳梗塞なし、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:5、前頭側頭型認知症(ピック病)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:25/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。前頭葉症状にウインタミン朝4mg夕6mgを開始、フェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+2)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.1,TCL232,Zn63以外異常なし。VitB1=22,VitB12=679,葉酸=13.7。ビタミンB1欠乏症に豚肉、鯛、鮭など、亜鉛欠乏症にミックスナッツ(35g/day)開始を指導した。6か月後、改訂長谷川式:28/30(+1)、近時記憶6/6(+-)と更に軽度改善した。一般採血:Alb4.3,TCL250,Zn68以外異常なし。VitB1=28。

知り合いからの紹介である。既往歴:R2/9/17ドネペジル3mg、勝川脳神経クリニック。物忘れ、昼間傾眠、病識欠如、内服管理、語義失語を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤脳梗塞なし、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:5、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:18/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+3)、近時記憶4/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて改善した。甲状腺正常。一般採血:BUN31.9,s-Cr2.19,K5.5,Alb3.6,TG245,Zn66以外異常なし。VitB1=28,VitB12=504,葉酸=3.5。亜鉛欠乏症にプロマック75mgを開始した。低アルブミン血症に高タンパク食(肉・魚・玉子・大豆増量)を指導した。

​小麦粉は毒である、バター/ホエイ以外の乳製品は毒である​

小麦粉で出来たパンや麺を食べると不健康になります。牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品(バター/ホエイ以外)を食べると不健康になります。最近では原因不明の病気の多くがグルテン(小麦粉タンパク)やカゼイン(乳タンパク)が腸粘膜に貯留して起こるリーキーガット症候群により腸粘膜上皮という最高のバリア機能不全を引き起こすことが原因と考えられています。腸粘膜上皮を誤って通過したタンパク質が血流に入り、腸粘膜上皮にある免疫細胞に異物として認識され、そのタンパク質と似た構造の臓器を攻撃することになります。こういった原因の病気を自己免疫疾患と呼びます。

自己免疫疾患と言えば慢性関節リウマチ(RA)、全身性エリテマトーデス(SLE)、多発血管炎、尋常性乾癬、橋本病などが有名です。鬱病、多発性硬化症、筋萎縮性側索硬化症、発達障害、認知症、クローン病、過敏性腸症候群なども自己免疫疾患であり、グルテンフリーやカゼインフリーダイエットで改善します。最近では緑内障や黄斑変性症も自己免疫疾患と考えられています。
毎日の食事から小麦粉とバター/ホエイ以外の乳製品を取り除くだけで多くの病気を取り除くことが出来るのです。筆者は肥満も小麦粉が原因であると考えています。

パン屋、ラーメン屋、うどん屋さんにお願いがあります。小麦粉ではなく米粉でパン、ラーメン、うどんを作るようにお願いします。天ぷら屋、揚げ物屋さんにお願いがあります。小麦粉ではなく片栗粉で衣を作って下さい。カレー屋さんにお願いがあります。小麦粉ではなく米粉でカレールーを作って下さい。長い目で見ると必ず顧客を増やすことが出来ます。筆者も小麦粉が入っているから外食はしない一人です。

世の中の人が小麦粉と乳製品(バター/ホエイ以外)を含まない食事を摂れば、難病を避けることが出来るだけでなく、健康を取り戻すことが出来、引いては世界全体の医療費を抑えることが出来るのです。






Last updated  May 31, 2021 11:48:53 PM
Apr 29, 2021
​やっぱり天草は天国に一番近い島

並寿司@とらや

海を見下ろす@天草市

キス@天草市通詞島

キス刺身@天草市
​症例報告​

既往歴:H30肺炎、名古屋記念病院。名古屋記念病院耳鼻咽喉科滲出性中耳炎①カルボシステイン②オフロキサシン耳科用液。みやがわクリニック①エディロール②ロキソニン③ムコスタ④アリナミンF。インターネット検索で来院された。物忘れ、暴言を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮なし、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:3.5、ピックスコア:1、嗜銀顆粒性認知症(AGD)/多発性脳梗塞として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:20.5/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。易興奮にアリナミンF中止した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+3.5)、近時記憶5/6(+1)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:異常なし。VitB1=88,VitB12=19100,葉酸=6.2。


看板を見て来院された。既往歴:H22胆石症、春日井市民病院。宮地内科①エディロール0.75μg②アムロジピン5mg③シロスタゾール200mg④ウルソ300mg⑤オパルモン15μg⑥ビオフェルミン3錠⑦ユーロジン1mg。物忘れ、易興奮、夜間不眠、夜間排尿5-6回を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③左側頭葉萎縮軽度、④左海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他 左淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:6、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:17/30、近時記憶3/6と中等低下していた。BP126/72、P80と過降圧に対してアムロジピン5mgから2.5mgへ減量を指示した。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にシロスタゾール(後発品)200mgからプレタール(先発品)100mgへ変更した(先発品は認知機能改善効果があるため)。夜間不眠にユーロジン1mgからベンザリン5mgへ変更した。過活動性膀胱にベタニス25mgを開始した。深部腱反射亢進(-)のためオパルモン15μg中止した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+10)、近時記憶5/6(+2)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:s-Cr1.06,Alb3.7,TCL143,TG166,TIBC266,Zn68以外異常なし。VitB1=25,VitB12=1100,葉酸=6.5。左坐骨神経痛にメコバラミン開始。過活動性膀胱にベタニス25mgから50mgへ増量した。


親戚からの紹介である。既往歴:愛知三の丸クリニック①アジルバ20mg②ハルナール0.2mg③パリエット10mg④ベルソムラ15㎎。物忘れ、易興奮、甘い物好きを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②右>左前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:3、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:16/30、近時記憶3/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、ルベストPRoDR2Capを勧めた。血圧自己測定、BP140-160mmHgを目標にアジルバ20mgを減量するように指導した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21.5/30(+5.5)、近時記憶3/6(+-)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.1,Hb12.0,Zn71以外異常なし。VitB1=13,VitB12=1040,葉酸=4.8。


知り合いからの紹介である。既往歴:H24前立腺がん、放射線治療、名古屋セントラル病院。H30階段から転落、頭頸部外傷、右橈骨遠位端骨折。あさい病院内科①ユニフィルLA200mg②ジャヌビア50mg③ムコダイン1500mg④グリコラン1000mg⑤シュアポスト1.5mg⑥リバロ1mg⑦ミカルディス20mg⑧スピリーバ。物忘れ、易興奮、被害妄想を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:2、ピックスコア:2、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:20/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgを開始、ルベストPRoDR2Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。血圧自己測定、BP130-150mmHgを目標にアジルバ20mgを減量するように指導した。骨粗鬆症のためピタバスタチン中止(ビタミンD低下の原因となるため)を指導した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:20/30(+-)、近時記憶4/6(+-)と不変、上記周辺症状はすべて消失した。アジルバ20mg/リバロ1mg中止済み。プレタールで全身痒みが出現したためバイアスピリン100mgへ変更した。甲状腺正常。一般採血:HbA1c6.4,Na130,TCL178,Hb11.7,Zn67以外異常なし。VitB1=21,VitB12=255,葉酸=6.2。亜鉛欠乏症にプロマック75mg、ビタミンB12欠乏症にメコバラミン1mgを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+5)、近時記憶5/6(+1)と中等度改善した。


ケアマネからの紹介である。既往歴:H28一過性健忘、たけだクリニック。H30アルツハイマー型認認知症、ドネペジル3-5mg、ドネペジル10mgで吐き気、春日井市民病院~たけだクリニック①ドネペジル5mg②抑肝散7.5g③タリージェ10mg④ザクラスHD。物忘れ、幻視、帰宅願望、昼間傾眠、尿便失禁、薬物過敏、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③左側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:6、ピックスコア:0、レビー小体型認知症(DLB)/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:14/30、近時記憶1/6と中等度低下していた。認知機能低下にドネペジル5mgを継承、NewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール50mgを開始した。幻視に抑肝散7.5gから5gへ減量、タリージェ10mgからリリカ50mgへ変更、ザクラス配合錠HD→ザクラス配合錠LDへ変更した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:14/30(+-)、近時記憶2/6(+1)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.9,TCL185,TIBC283,Zn67以外異状なし。VitB1=18,VitB12=230,葉酸=4.1。ビタミンB12欠乏症にシアノコバラミン筋注およびメコバラミン1mg、亜鉛欠乏症にプロマック75mgを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+2)、近時記憶3/6(+1)と更に軽度改善した。


ツバメの巣@天草市

​高齢者(65歳以上)に対する高脂血症治療薬の投与は行うべきではない​
高齢者(65歳以上)に対する高脂血症治療薬の投与は認知症、骨粗鬆症(ビタミンD欠乏症)、糖尿病の原因になるという論文報告があり行うべきではありません。低コレステロール血症にも関わらず、高脂血症治療薬(クレストール、リピトール、リバロ、メバロチンなど)が処方されていることが多く、直ちに中止して高コレステロール食を指導します。著者は、総コレステロールの目標値を200前後としています。
治療すべきは、高TG(中性脂肪)血症であり、高TG(中性脂肪)血症を放置するとHbA1cが徐々に高値になり、糖尿病領域に入ってしまいます。高TG血症に対しても投薬治療は行わず、低糖質食を指導します。当クリニックでは、高齢者が多く極端な低糖質指導は行っていません。低糖質を指導する場合、グルテンフリー(小麦粉を含む食品を食べない)、特にパンや麺中止を指導します。日本人に米を止めなさいという指導は行き過ぎで、毎食御飯1杯は許容範囲と指導しています。高齢者は朝食をパン食にしている人たちが多いため、旅館の朝食のような御飯、味噌汁、納豆、温泉卵、塩鮭、野菜煮付、肉佃煮、海苔などを入れることでタンパク質および脂質、ミネラルの補充を指導しています。加えて、昼食は麺で済ます人が多く、これも定食屋のような昼ご飯にするように指導しています。
高脂血症治療薬が認知症の原因となることを御存知でしょうか。アルツハイマー型認知症の原因としてアミロイド仮説が懐疑的となり、ミエリン仮説が唱えられつつあります。ミエリンとは髄鞘=神経線維の鞘(神経鞘)、中枢神経では乏突起細胞=オリゴデンドログリア細胞、末梢神経ではシュワン細胞のことを言います。神経線維を電線に例えると、ミエリンは電線を覆っている絶縁体となります。ミエリン成分の約75%はコレステロールで形成されており、コレステロールに基づく絶縁性により神経伝達を高速にする機能があります。著者は、コレステロールを過度に下げてしまうとミエリンを作れなくなり、神経伝達が遅くなり、その結果として認知症になってしまうのではないかと考えています。
高脂血症治療薬がビタミンD欠乏症を引き起こすことを御存知でしょうか。ビタミンDはコレステロールから作られます。従って、コレステロールを過度に下げてしまうとビタミンD欠乏症になってしまいます。腰椎圧迫骨折に対して活性化ビタミンD製剤を処方され、高脂血症治療薬を飲んでいる患者の多いこと。両方止めれば患者も救われるし、医療費も節約できます。結論から言えば、高脂血症治療薬を飲んでいたから骨粗鬆症になって腰椎圧迫骨折になったのです。最近ではビタミンD欠乏症が認知症の原因、コロナ感染死亡者の97%がビタミンD欠乏症と報告されています。それでもあなたは高脂血症治療薬を飲みますか?止めるなら今でしょ。






Last updated  Apr 29, 2021 10:42:41 PM
Feb 9, 2021
お久しぶりです。ご無沙汰しておりました。おがげさまで長久手南クリニックは患者さんで賑わっています。先週、往診から帰ってみると、薄っすら雪景色の長久手南クリニックを見ることが出来ました。

雪景色の長久手南クリニック1

雪景色の長久手南クリニック2

雪景色の長久手南クリニック3

​症例報告​

親戚からの紹介である。既往歴:R2/6パソコン詐欺、食欲低下。R2/7ミカムロBP(ミカルディス80mg/アムロジピン5mg)、泰生医院内科。R2/8/3鬱状態、ジェイゾロフト75mg、クエチアピン50mg、刈谷病院精神科。物忘れ、幻視、妄想、歩行不安定、夜間不眠、うつ状態、常同行動、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③側頭葉萎縮、④右>左海馬萎縮中等度、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、⑥その他  右淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:6、ピックスコア:1、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:改訂長谷川式:13/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にプレタール100mgとサアミオン10mgを開始、ルベストPRoDR2Capを勧めた。 BP 105/73 P 78と過降圧に対して他院からのミカムロBP(ミカルディス80mg/アムロジピン5mg)中止、歩行不安定にグルタチオン2000mg点滴療法、幻視にシチコリン1000mg静注を開始した。薬物過敏のためジェイゾロフト75mg→50mg→25mg減量、クエチアピン50mg→25mg→12.5mg減量を指示した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。11日後、中核症状は改訂長谷川式:23/30(+10)、近時記憶4/6(+4)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.8,TCL174,TIBC230,Zn70以外異常なし。VitB1=23,VitB12=560,葉酸=7.9。同日、グルタチオン2000mg/シチコリン1000mg点滴、以後、訪問看護を導入して毎週同点滴を継続した。1か月後、訪問看護ステーションから点滴前後で暴言が酷く離れたところで観察している、デイサービスでも暴言が酷いと報告が入り、シチコリン1000mg中止、サアミオン10mg/ジェイゾロフト25mg中止するように指導した。3か月後、改訂長谷川式:25/30(+2)、近時記憶5/6(+1)と更に軽度改善が見られた。興奮がなくなり、クエチアピン12.5mg中止した。プレタール100mg、フェルガード100M4錠、ルベスト2Cap、毎週グルタチオン2000mg点滴療法のみとした。


ケアマネからの紹介である。既往歴:H29心房細動アブレーション、愛知医科大学。H31心房細動アブレーション、八事日赤。R1/11類天疱瘡、愛知医科大学①プレドニン②サンリズム③メインテート④タケプロン⑤エディロール⑥塩化ナトリウム⑦ロキソニン⑧ムコスタ⑨バクタ⑩タリオン⑪ロゼレム。R2/1ニューモシスチス肺炎、愛知医科大学。R2/4S結腸ガン、ストマ、愛知医科大学。R2/5腰椎圧迫骨折、池田整形外科。物忘れ、幻視、妄想、夢の続き、暴言、鬱状態、介護拒否、昼間傾眠、感情失禁、アルコール多飲、語義失語を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、⑥その他  両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:4.5、ピックスコア:5、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8/9、改訂長谷川式:15/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。前頭葉症状にウインタミン夕6mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR2Capを勧めた。夜間不眠にロゼレム4mg/リボトリール0.25mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。10日後、興奮性はなくなったが外出企図で困るようになったと連絡が入り、ウインタミン6mg夕中止を指示した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:18/30(+3)、近時記憶5/6(+3)と中等度改善、上記周辺症状はすべて改善した。甲状腺正常。一般採血:Na125,s-Cr,Alb4.0,11.2,Zn64以外異常なし。VitB1=13,VitB12=416,葉酸=20.8。水中毒に対して水制限1L/dayを指導した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:20/30(+2)、近時記憶5/6(+-)と更に軽度改善が見られた。


権利擁護からの紹介である。既往歴:H27乳癌、東名古屋病院。物忘れを呈していた。独居。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②右>左前頭葉萎縮軽度、③右側頭葉萎縮軽度、④右海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:1、ピックスコア:1、混合型認知症(MIX)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:21/30、近時記憶3/6と軽度低下していた。認知機能低下にNewフェルガードLA粒1錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にサアミオン5mgを開始、ルベストPRoDR1Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。内服管理のためふうせん薬局上社店に居宅療養管理指導を依頼した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:22/30(+1)、近時記憶5/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:BUN25.4,s-Cr0.76,Alb3.8,TIBC315,Hb12.4,Zn63以外異常なし。VitB1=158,VitB12=1340,葉酸=7.1。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:19/30(-3)、近時記憶3/6(-2)と軽度悪化した。認知機能低下にドネペジル1.5mg開始、NewフェルガードLA粒1錠から2錠へ増量、脳血管性認知症(VD)にサアミオン5mgから10mgへ増量、ルベストPRoDR1Capから2Capへ増量を勧めた。3か月後、改訂長谷川式:25/30(+6)、近時記憶5/6(+2)と著明改善した。



ケアマネからの紹介である。既往歴:H22不整脈、くすのき内科。R2/4/3左一過性顔面神経麻痺および呂律不全。R2/4/4アルツハイマー型認知症、ひでき・ゆかりクリニック①カロナール②ドネペジルOD錠5㎎③メマンチンOD錠20㎎→元気がなくなった、来院3日前に自己中止。物忘れ、介護サービス拒否、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮中等度、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、右前頭葉脳梗塞、⑥その他   両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:1、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:15.5/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。心電図:①軽度ST-T異常:I,II,aVL,V4-6、②軸偏位なし、③心房細動。脳梗塞/心房細動にリクシアナ30mg開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:20/30(+4.5)、近時記憶4/6(+2)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺機能低下症(TSH7.35)。一般採血:Alb3.8,Zn61以外異常なし。VitB1=18,VitB12=294,葉酸=5.2。VitB12欠乏症にシアノコバラミン1mg筋注およびメコバラミン1mg併用、亜鉛欠乏症にプロマック75mgを開始した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:24/30(+4)、近時記憶5/6(+1)と更に中等度改善した。



ケアマネからの紹介である。既往歴:H31洞不全症候群、発作性頻脈、ペースメーカー植入術、公立陶生病院。H32尿路感染症、公立陶生病院。犬飼クリニック①エリキュース2.5mg②タケキャブ③ベタニス④アミティーザ⑤マイスリー。旭労災病院①メルカゾール②チラージン。小幡メンタルクリニック①セロクエル。物忘れ、暴言、暴力、易興奮、介護抵抗、物盗られ妄想、昼間傾眠、夜間不眠、徘徊、易転倒、感情失禁、尿便失禁、嚥下困難を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮なし、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:6、ピックスコア:4、レビー小体型認知症(DLB)/脳血管性認知症(VD)/アスペルガー症候群(AS)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:25/30、近時記憶6/6と軽度低下していた。他院からのセロクエル中止、前頭葉症状にウインタミン朝2mg夕4mgを開始、フェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR2Capを勧めた。妄想にセレネース0.2mg、歩行困難にグルタチオン2000mg点滴開始、栄養障害のためタケキャブ中止を勧めた。せん妄にロゼレム4mg/リボトリール0.25mg/ベンザリン2mg開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+5)、近時記憶6/6(+-)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:HbA1c6.1,s-Cr0.89,Alb3.4,TCL185,TG172,TIBC,Hb9.8,Zn52,Ferritin8.0以外異常なし。VitB1=15,VitB12=333,葉酸=3.1。


​安易に抗認知症薬の投与は行うべきではない​
今週の症例報告5例の中では1例しか抗認知症薬を投与していません。それも2か月後になって始めて規定量の半量投与を行ったのみなのです。それでも5例とも数ヶ月で認知機能の著明な改善を得ています。
まずは前医の治療を疑うことから始まります。
最初の症例は降圧剤の中止、抗鬱剤の漸減中止、向精神薬の漸減中止が奇跡の回復を生んでいるのです。プレタールは先発品のみ興奮させることなく認知機能を改善すること、フェルガード100Mも興奮させることなく認知機能を改善すること、ルベストで脳血流を改善すれば認知機能だけでなく妄想も改善すること、グルタチオン点滴が歩行を改善することも知っていなければ奇跡の回復は得られないのです。
2番目の症例はフェルガード100Mにより興奮させることなく認知機能を改善すること、筆者はフェルガード100Mを抑制系と呼んでいるほど興奮も抑えてくれます。ルベストで脳血流を改善すれば妄想だけでなく認知機能も改善してくれます。それによりBPSDを改善することが出来たのです。水中毒はNa投与ではなく水制限が正解です。夜間せん妄にはロゼレム4mg/リボトリール0.25mgの通常の半量投与で著効を得ました。
3番目の症例は独居のためNewフェルガードLA1錠、ルベスト1Cap、サアミオン5mgで一包化して内服管理、2か月目に認知機能低下が見られたため、仕方なく抗認知症薬ドネペジルを通常の半量から開始しています。2か月の準備段階を経て著明改善に至ったのです。
4番目の症例は前医の抗認知症薬の副作用を家族が気付いて、3日前に抗認知症薬をすべて中止して当クリニックに来院されたのです。結果的には素晴らしい判断だったと言えます。頭部CT上、脳塞栓2カ所、心電図で心房細動を認めたため抗凝固剤を開始しました。フェルガード100M粒4錠だけで中等度改善しました。VitB12欠乏症と亜鉛欠乏症の補充療法を加えると更に中等度改善しました。
5番目の症例はBPSDが酷く、フェルガード100Mで抑制をかけながら認知機能改善を図りました。ルベストだけではパワー不足なのでセレネースを少量投与して妄想改善を図りました。ルベストは加えて認知機能も改善してくれます。夜間せん妄にはロゼレム4mg/リボトリール0.25mgの通常の半量投与、夜間不眠にベンザリン2mgでこれも少量投与で著効を得ています。セロクエルは効いていないので中止、タケキャブは胃酸抑制により栄養障害を引き起こしていると考え中止としました。この方は一発改善となりました。
まずは前医の投薬治療の見直しから始めることが大切です。次に、フェルガードやルベストなどの認知機能だけでなくBPSDを改善してくれ、且つ、副作用のないサプリメントを勧めます。1か月後、血液検査で判明した分子栄養学に基づく薬物および栄養補充療法を行います。2か月後、改善が得られない場合は仕方なく抗認知症薬を考慮するのです。この順番を間違えると酷い目に遭うことを良く覚えておいて下さい。






Last updated  Feb 9, 2021 12:15:01 AM
Nov 3, 2020

​コロナ対策​

コロナ対策として出来るだけ待ち時間を少なくすることを目的に診療前後の簡便化を図っています。院内の人員配置の見直しを行うと共に待合室が3密にならないように工夫をして参ります。


往診患者宅で栗を頂き、栗おこわ、栗きんとんなど秋の食を満喫しました。

症例報告

施設からの紹介である。物忘れ、易興奮、妄想→入所後は穏やかを呈していた。独居。妄想が酷くなり、40日前に施設入所された。頭部CT: ①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤脳梗塞なし。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:3、アルツハイマー型認知症(ATD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:20/30、近時記憶0/6と軽度低下していた。入所後は穏やかであり様子観察とした。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:26/30(+6)、近時記憶6/6(+6)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:UA9.1,s-Cr1.16,TG212,TIBC276,Zn77以外異常なし。VitB1=26,VitB12=234,葉酸=3.9。入所による食事栄養改善により認知機能改善したと考えられた。痛風にザイロリック200mg、VitB12欠乏症にメコバラミン1mg、シアノコバラミン1mg筋注を開始した。​​


親戚からの紹介である。既往歴:右前頭葉梗塞、心房細動、中日病院①ワーファリン②メマリー5㎎③ワルファリン。物忘れ、易興奮、物盗られ妄想、高度難聴、とんとん机を叩くを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮中等度、④海馬萎縮中等度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、右前頭葉梗塞。以上から、レビースコア:3.5、ピックスコア:4、嗜銀顆粒性認知症(AGD)/脳血管性認知症(VD) として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:11/30、近時記憶0/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR1Capを勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:16/30(+5)、近時記憶0/6(+-)と中等度改善、上記周辺症状は軽度改善した。甲状腺正常。一般採血:s-Cr1.92,Alb3.4,γGTP1232,ALP363,TCL167,TIBC248,Zn66,以外異常なし。VitB1=29,VitB12=331,葉酸=3.5。側頭葉てんかんにデパケンR100mg、VitB12欠乏症にメコバラミン0.5mg、低アルブミン血症にイノラス配合経腸用液187.5mLを開始した。3か月後、中核症状は改訂長谷川式:17/30(+1)、近時記憶3/6(+3)と更に軽度改善、上記周辺症状も軽度改善した。



筆者の本を読んで来院された。既往歴:8か月前 頭部CT:異常なし、公立陶生病院神経内科。同メンタルクリニック①リーゼ5mg。物忘れを呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②左>右前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮なし、⑤脳梗塞なし、⑥その他   右>左淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:0.5、ピックスコア:4、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶1/6と軽度低下していた。注意スコア0.5/5。多動スコア1/4。ASスコア 2/4と正常範囲内だった。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:20/30(-2)、近時記憶2/6(+1)と不変だった。甲状腺正常。一般採血:s-Cr0.75,Zn76以外異常なし。VitB1=20,VitB12=675,葉酸=8.4。薬は希望されず、フェルガード100M粒6錠を勧めた。ビタミンB1欠乏症および亜鉛欠乏症に対する栄養食事指導を行った。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:26/30(+6)、近時記憶4/6(+2)と著明に改善した。



知り合いからの紹介である。既往歴:H23心筋梗塞、公立陶生病院。H28腰椎脊柱管狭窄症、愛知医大。H30坐骨骨折、中央病院。公立陶生病院循環器内科①バイアスピリン②テラムロ/アムロジピン/メインテート/ダイアート③アトルバスタチン④トラゼンタ⑤マイスリー⑥センノシド⑦アーガメイト⑧ラベプラゾール⑨カルボシステイン⑩クエン酸第一鉄Na⑪フェブリク⑫カルバマゼピン⑬ニコ200⑭サインバルタ⑮タリージェ⑯アロチノロール。青和会中央病院整形外科①エディロール②センノシド③ゾルピデムこだま耳鼻科①アレロック②ゼスラン。物忘れ、幻視、昼間傾眠、夜間不眠、薬物過敏、語義失語、易転倒を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞。以上から、レビースコア:4.5、ピックスコア:3、レビー小体型認知症(DLB)/脳血管性認知症(VD)として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7/9、改訂長谷川式:15/30、近時記憶4/6と中等度低下していた。BP117/62と過降圧のためアムロジピン中止、高齢者(65歳以上)のためアトルバスタチン中止、昼間傾眠/易転倒のためカルバマゼピン/タリージェ中止を指示した。認知機能低下にNewフェルガードLA粒2錠を勧めた。脳梗塞にサアミオン10mg開始、昼間傾眠/易転倒にグルタチオン2000mg/ソルコセリル1Ap/ビタミンC2g/ビタミンB12/シチコリン1000mg静注を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:27/30(+12)、近時記憶6/6(+2)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:BUN55.7,s-Cr1.93,Alb4.0,TG158,TIBC276,Hb9.2,Zn65以外異常なし。VitB1=29,VitB12=343,葉酸=5.7。2か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+2)、近時記憶6/6(+-)と治癒状態となった。


ケアマネからの紹介である。既往歴:佐伯小児科医院①ノルバスク5mg②アルファカルシドール③L-アスパラギン酸Ca。物忘れ、易転倒、病識欠如を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞、⑥その他   両側淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:2.5、ピックスコア:0、混合型認知症(MIX)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DTNC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:9/9、改訂長谷川式:23/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR2Capを勧めた。 BP155/68のためノルバスク5mg→2.5mgへ減量を指示した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は22/30(-1)、近時記憶2/6(-2)と軽度悪化した。BP164/73のためノルバスク5mg→2.5mgへ減量維持した。甲状腺正常。一般採血:Hb10.5,Zn59,Ferritin5.8以外異常なし。VitB1=22,VitB12=379,葉酸=7.4。鉄欠乏性貧血にヘム鉄、ビタミンB12欠乏症にメコバラミン0.5mg、亜鉛欠乏症にプロマック75mgを開始した。2か月後、中核症状は中核症状は29/30(+7)、近時記憶6/6(+4)と著明に改善した。自宅ではノルバスク2.5mg、通所リハビリではノルバスク5mgとした。


病にも負けず​

制酸薬を飲まず 降圧剤を飲まず
誰に勧められても 高脂血症治療薬を飲まず 丈夫な骨を持ち
グルテンやカゼインは
決して食せず
いつも静かに笑っている
一日に 白米3杯と 肉と野菜を適量食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに 患者の話をよく見聞きし 分かり
そして忘れず
長久手南に小さな山小屋風クリニックを構え
東に病気の患者あれば 行って 治療してやり
西に疲れた母あれば 行って 点滴してやり
南に死にそうな人あれば 行って 家族とともに看取り
北に施設や 寝たきり患者があれば 定期的に行くから安心しろと言い
臨終の時は 涙を流し
困った時は おろおろ歩き
みんなに変わった医者と呼ばれ
ほめられもせず 苦にもされず
そういう医者に わたしはなりたい







Last updated  Nov 3, 2020 11:01:52 PM
Oct 1, 2020

秋の気配
漸く気候は秋に動いた感じです。長久手南クリニックから猪高緑地を経由して愛知たいようの杜まで散歩して来ました。愛知たいようの杜では彼岸花が咲き誇っていました。


彼岸花@たいようの杜

彼岸花@たいようの杜

​​症例報告​​​​


知り合いからの紹介である。既往歴:R1/10ドネペジル3-5mg、みうら内科クリニック①アマリール0.5mg②トラゼンタ5mg③人参養栄湯7.5g④ドネペジル5mg。物忘れ、易興奮、物盗られ妄想、感情失禁、病識欠如、甘い物好き、生真面目を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、⑥その他  左淡蒼球石灰化。以上から、レビースコア:3、ピックスコア:4、前頭側頭葉変性症(FTLD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7.5/9、改訂長谷川式:22/30、近時記憶4/6と軽度低下していた。易興奮、物盗られ妄想、感情失禁のため前医からのドネペジル5mg中止、フェルガード100M粒4錠を勧めた。脳梗塞にプレタール100mgを開始した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:25/30(+3)、近時記憶4/6と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。 一般採血:Alb3.9,TCL178,Zn57以外異常なし。VitB1=31,VitB12=550,葉酸=7.4。低Alb血症およびZn欠乏症に栄養食事指導を行った。



知り合いからの紹介である。既往歴:脳腫瘍。右角膜異物→失明。にったクリニック①カデュエット3号(アムロジピン5mg/リピトール5mg)②ニューロタン100mg③マイスリー5mg④プルゼニド12mg。物忘れ、幻視、夢の続き、夜間せん妄、妄想、人物誤認、帰宅願望、感情失禁、尿便失禁、歩行不安定を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③側頭葉萎縮軽度、④海馬萎縮中等度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所、境界領域梗塞、⑥その他  両側淡蒼球石灰化、脳室拡大、左小脳橋角部腫瘍摘出後。以上から、レビースコア:7、ピックスコア:2、レビー小体型認知症(DLB)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7/9、改訂長谷川式:12/30、近時記憶4/6と中等度低下していた。認知機能低下にカデュエット3号(アムロジピン5mg/リピトール5mg)/ニューロタン100mg/マイスリー5mg中止、アムロジピン/ロゼレム開始、リバスタッチパッチ4.5mgを開始した。サプリメント希望されなかった。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:20.5/30(+8.5)、近時記憶6/6(+2)と著明改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.8,TCL177,TIBC217,Hb11.7,Zn66以外異常なし。VitB1=30,VitB12=471,葉酸=2.7。低Alb血症、Zn欠乏症、葉酸欠乏症に栄養食事指導を行った。



親戚(薬剤師)からの紹介である。既往歴:H23左膝人工関節置換術、藤田医科大学整形外科①メトトレキサート②フォリアミン③オルメサルタン④エディロール⑤カロナール⑥ハルシオン⑦ネキシウム⑧タリージェ。藤田医科大学脊椎外科①リリカ②メチコバール。物忘れ、暴言、夜間不眠、薬剤過敏を呈していた。独居。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③右>左側頭葉萎縮軽度、④右>左海馬萎縮軽度、⑤両側基底核ラクナ梗塞数カ所。以上から、レビースコア:1.5、ピックスコア:3、前頭側頭葉変性症(FTLD)/多発性脳梗塞として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:28/30、近時記憶6/6と軽度認知機能障害(MCI)していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:30/30(+2)、近時記憶6/6(+-)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb3.8,TCL178,Hb10.4,Zn63以外異常なし。VitB1=28,VitB12=893,葉酸=6.9。低Alb血症、Zn欠乏症に栄養食事指導を行った。



インターネット検索で来院された。既往歴:R1脳ドック:多発性脳梗塞。R2/3嘔吐、頭部MRI:多発性脳梗塞、名古屋脳神経外科。R2/4多発性脳梗塞、愛知医大神経内科①アムロジピン2.5mg②リピトール10mg③ミグシス10mg。物忘れ、歩行ゆっくり、語義失語を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮なし、③側頭葉萎縮なし、④海馬萎縮なし、⑤両側基底核ラクナ梗塞多数、境界領域梗塞、Binswanger型梗塞。以上から、レビースコア:0、ピックスコア:2、脳血管性認知症(VD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:7/9、改訂長谷川式:18/30、近時記憶2/6と中等度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒2錠を勧めた。脳血管性認知症(VD)にルベストPRoDR2Capを勧めた。BP129/91と過降圧なためアムロジピン2.5mg→1.25mgへ減量した。総コレステロール124mg/dlと低値であり、リピトール10mg中止した。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:21/30(+3)、近時記憶4/6(+2)と軽度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.0,TCL119,Zn65,Ferritin9.4以外異常なし。VitB1=30,VitB12=518,葉酸=8.0。Zn欠乏症にプロマック75mg、鉄欠乏性貧血にヘム鉄を勧めた。抗SS-A/B抗体陽性にシェーグレン症候群にグルテンフリー・カゼインフリー(GFCF)ダイエット指導した。



インターネット検索で来院された。既往歴:H30パニック障害、わたなべメンタルクリニック①半夏厚朴湯7.5g②レクサプロ10mg③ソラナックス0.4mg不安時屯。高速道路運転中に過呼吸/急停止、朝方運転すると過呼吸、言語理解ゆっくり、薬物過敏を呈していた。頭部CT:①頭頂葉萎縮なし、②前頭葉萎縮軽度、③左>右側頭葉萎縮軽度、④左海馬萎縮軽度、⑤脳梗塞なし、⑥その他  左>右淡蒼球石灰化。注意スコア2/5、多動スコア0.5/4、ASスコア 1.5/4と正常範囲内だった。以上から、レビースコア:2、ピックスコア:3、前頭側頭葉変性症(意味性認知症,SD)を呈する石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)類似疾患 として治療を開始した。中核症状は時計描写テスト:8.5/9、改訂長谷川式:26/30、近時記憶3/6と軽度低下していた。認知機能低下にフェルガード100M粒4錠を勧めた。ビタミンB1、B12、葉酸、TIBC、Ferritin、Zn血中濃度を測定した。1か月後、中核症状は改訂長谷川式:29/30(+3)、近時記憶6/6(+3)と中等度改善、上記周辺症状はすべて消失した。甲状腺正常。一般採血:Alb4.2,Zn64以外異常なし。VitB1=51,VitB12=510,葉酸=12.2。Zn欠乏症に栄養食事指導を行った。​

抗認知症薬(Anti-dementia drugs)を使わない治療を優先

今までに当ブログ内で色々な認知症治療方法を紹介して参りました。13年間の認知症治療患者は8500名を超え、抗認知症薬を使わない認知症治療​を優先する治療方法が正しいという結論に達しています。下記の1-6までが抗認知症薬を使わない認知症治療と言えます。7.抗認知症薬治療を最初から使う場合は希であり、1-6までの手をすべて尽くしてから行うようにしています。8.基底核に石灰化のある認知症は筆者の得意分野であり、治療反応もよく長期治療成績もよいため是非注目して治療に当たって頂きたい。​


1.高齢者の高血圧治療~降圧剤減量による認知機能改善~
65歳以上高齢者には安易に降圧剤を投与するな~高齢者はBP130-160mmHgに目標に定めよ~
2018.6.24第2回日本脳神経外科認知症学会ランチョンセミナー~高血圧・高脂血症・糖尿病治療薬の減量および中止~
高齢者の高血圧治療

2.高齢者(65歳以上)に対する高脂血症治療薬の投与は行うべきではない~高脂質症治療薬中止による認知機能改善~
高齢者(65歳以上)に対する高脂血症治療薬の投与は行うべきではない
高脂血症治療薬スタチンは65歳以上高齢者に投与するな~スタチンは認知症に有効ではない~

3.分子整合(オーソモレキュラー)栄養療法による認知症治療~ビタミンB群・ミネラル(鉄および亜鉛)・高タンパク質・糖質制限栄養食事指導および補充療法による認知機能改善~
ビタミンB欠乏症(ビタミンB1,ビタミンB12, 葉酸,)、ミネラル欠乏症(鉄、TIBC,フェリチン,亜鉛)に対する薬物療法および食事栄養療法を行うことで、認知症だけでなく発達障害、鬱病、パニック障害などの広範な病変の根本治療を行っています。低フェリチン血症は鉄剤フェロミア・フェルム(非ヘム鉄)、鉄剤フェジン点滴、ヘム鉄サプリメント摂取を勧めています。低TIBC=トランスフェリン血症は高タンパク食指導を行います。亜鉛欠乏症には亜鉛を含むプロマック投与または亜鉛サプリメント摂取を指導しています。プロマック長期投与は興奮や過食をもたらすため注意が必要です。

第2回日本脳神経外科認知症学会ランチョンセミナー~ビタミンB群・鉄補充(補因子)および高タンパク・低糖質食による神経伝達物質合成~
栄養療法による認知症予防および治療
認知症外来では必ず亜鉛血中濃度(平均63μg/dL)を測定すべし~認知症外来患者の289名中269名、92%は亜鉛欠乏症~

4.グルテンフリー・カゼインフリー(GFCF)ダイエット~小麦粉および乳製品除去食による自己免疫疾患(認知症を含む)改善~
食事からグルテンおよびカゼインを取り除き、善玉菌を補充することで腸内環境を整えること出来ます。このようなリーキーガット症候群(LGS)の治療は、アルツハイマー型認知症(ATD)、レビー小体型認知症(DLB)、前頭側頭型認知症(ピック病)、前頭側頭葉変性症(FTLD)、前頭側頭葉変性症(意味性認知症,SD)などの認知症、注意欠陥多動障害(ADHD)、パーキンソン病(PD)、多発性硬化症(MS)、統合失調症などの神経難病、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹などのアレルギー疾患、下痢症、便秘症、逆流性食道炎、過敏性腸症候群、クローン病、潰瘍性大腸炎などの消化器疾患、片頭痛、全身性エリテマトーデス、慢性関節リウマチ、リウマチ性多発筋痛症、シェーグレン症候群、橋本病、血管炎、類天疱瘡などの自己免疫疾患、子宮筋腫、子宮内膜症、月経前症候群などの婦人科疾患の治療に繋がるのです。グルテンフリー・カゼインフリー(GFCF)ダイエット指導により、認知機能改善、歩行や嚥下などのADLの改善、体重減少による歩行や高血圧・糖尿病・高脂血症などの生活習慣病の改善が見られています。
グルテンフリー・カゼインフリー(GFCF)ダイエット指導の実際
グルテンフリー/カゼインフリー(GF/CF)ダイエットで続々回復

5.サプリメント(フェルガード類・ミミズ粉末)による認知症治療
Newフェルガードとフェルガード100Mの違いと効果
凍結乾燥ミミズエキス含有サプリメントによる認知症治療
​凍結乾燥ミミズエキス(ルンブルクスルベルス)含有サプリメントによる動脈硬化の治療~中性脂肪および血圧降下作用~
ドクターイワタ 第4回認知症治療研究会 ランチョンセミナーに登壇
脳血管性認知症、最新の治療法は?
前頭側頭型認知症(ピック病)、最新の治療法は?

6.グルタチオン(Glutathione)・シチコリン(Citicholin)・ソルコセリル(Solcoseryl)点滴療法~抗酸化物質・せん妄改善薬・ミトコンドリア機能改善薬による点滴治療~
グルタチオン(Glutathione)は脳にとって最も重要な抗酸化物質の一つであり、脳を様々な有害物質から守る役割を担っています。パーキンソン病患者の脳内において、この重要な物質であるグルタチオンが減少していることが分かっています。この事実をもとに、イタリアのSassari大学のチームが実際にパーキンソン病患者に グルタチオンを点滴投与したところ症状の著名な改善が認められました。米国においてDr.Perlmuterがこの治療法を積極的に行い非常に有効な治療であると報告しています。そして、現在では南フロリダ大学において臨床研究が進行中です。日本では既に40年以上も前からグルタチオン200-400mgを自家中毒、つわり、妊娠中毒、薬物中毒、慢性肝炎の治療に保険診療として使用しています。副作用も非常に少ない、安全率の高い医薬品で、薬の副作用の治療に使われることもあるぐらいです。 パーキンソン病の場合には1000-4000mgを点滴で投与します。この投与量は通常投与量を遙かに超えており自費診療となります。頻度は週に2~3回、約3ヶ月間行います。病状の改善が認められれば、その後は維持プログラムとして週に1~2回のペースで治療します。1回の点滴時間は約15分です。有効率は70%で、劇的に効果があるケースからまったく無効である場合もあります。なお、米国では抗がん剤の副作用による指先のしびれ(末梢神経障害)、閉塞性動脈硬化症など様々な疾患の治療に使われています。

レビー小体型認知症に伴い、せん妄・意識消失発作など意識がボーとしている患者さんにはシチコリン(Citicholin)も併用します。シチコリン(Citicholin)は脳神経外科が昏睡に使う昔からある安全な薬です。ソルコセリル(Solcoseryl)はミトコンドリアの機能を促進し,ATP産生を高め組織機能を賦活させる効果があります。

グルタチオン(Glutathione)はフリーラジカル除去によるパーキンソン症状改善・デトックス(老廃物排出)、シチコリン(Citicholin)はせん妄・意識消失発作、ソルコセリル(Solcoseryl)は認知症状に有効であり、ビタミンB12およびビタミンCはグルタチオン(Glutathione)の有効期間を延ばす作用があります。グルタチオン(Glutathione)の働きはたくさんありますが、抗酸化に大きな役割を果たしています。グルタチオン(Glutathione)・シチコリン(Citicholin)・ソルコセリル(Solcoseryl)点滴療法はそれぞれの用量を変化させることにより、最適化を図る必要があります。
グルタチオン点滴はレビー小体病や難病に有効

7.抗認知症薬治療
レビー小体型認知症、最新の治療法は?
アリセプト(ドネペジル)地獄
厚労省は2016年6月1日付で抗認知症薬の少量処方を容認
プレタールがコリンエステラーゼ阻害薬を凌駕する
パーキンソン症状のあるレビー小体型認知症にアリセプトはダメ
ピック病にアリセプトはダメ
メマリーも少量投与が必須~メマリーは30%で悪化するため第2選択薬~
レミニールも少量投与が必須~レミニールはFTLDおよびMIXに合う~
リバスタッチパッチも少量投与が必須~リバスタッチパッチはDLBやLPCに合う~
ドネペジル(アリセプト)過量投与による医療過誤~ドネペジルは穏やかなATDにのみ合う~
成功する認知症治療薬の増量法
認知症治療薬の増量方法
認知症の治し方

8.基底核に石灰化のある認知症
基底核に石灰化のある認知症
特発性基底核石灰化症(IBGC)、最新の治療法は?
認知症専門往診の4割が特発性基底核石灰化症(IBGC) ~特発性基底核石灰化症(IBGC)は前頭側頭葉変性症(FTLD)とレビー小体型認知症(DLB)の各症状のつまみ食い~







Last updated  Oct 1, 2020 09:32:24 PM

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