君は知っているだろうか・・・。
君は知っているだろうか・・・本当の「奇跡の一本松」を・・・岩泉町、小本海岸の防潮堤のすぐ内側に・・・誰にも取り沙汰されることなく、ポツんとたたずんでいる。あの東日本大震災前、この更地となった場所には防風林が有り、1,000本くらい(私的感覚ですが)の松の林があったが、震災の津波がありとあらゆるほとんどの物を飲みこんだその後、3本くらい生き延びていた松の木も、日を重ねる毎に葉が枯れ落ちガレキに囲まれたまま、 一本・・・、 また一本・・・・、朽ち果てていきました・・・今年になって、ガレキの撤去も完了し、ほぼ更地化された・・・久しぶりに足を運んでみたら、一本だけ、深緑の葉をたずさえて、たたずんでいる。海水を吸った大地に根を張りながら、自立して生存している。ガレキの処理作業も、更地の重機作業も、この松の木を擁護していたのが伺える、まったく無名だが、正真正銘の「奇跡の一本松」がここにはあった・・・。