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カテゴリ:ロック
蓋を開ける前から中身が分かっている事が逆に嬉しい事もあります。
老舗と云われる所の売り物だったり、「虎さん」や「釣り馬鹿」の映画だったり、「サザエさん」や「こち亀」等・・・ 要するに、安心が売りなのです。 レヴォン・ヘルムがザ・バンドを解散後にやったのは当にそんなプロジェクトでした。 レヴォン・ヘルム、Dr.ジョン、ダック・ダン、スティーブ・クロッパー、ブッカーTジョーンズ、ポール・バターフィールド等々が集まれば、大体こんな音のなるというのは想像できます。 そして、実際に想像したような音でした。でも、そのことがとても嬉しいアルバムです。 このアルバムはタイトルもただ「レヴォン・ヘルム&ザ・RCOオールスターズ」のみ。 このアルバムでエポック・メーキングな事はなにも起こりません。 でも、リラックスして聞いていると何だか一つ一つの音にプレイヤーの顔が重なって見えてくるような気がします。 そして皆「俺に任せておけば安心だよ」といっています。 きをてらったり、実験的要素の多いロック界にあって非常に貴重な一枚のような気がするのですが如何でしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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