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テーマ:東日本大震災(82)
カテゴリ:キリシタン
【会津若松市の放射線量積算値】 写真は白河市にある小峰城趾です。去年の4月28日に行ってみたのですが、石垣がかなり崩れてしまっていました。しかし、小峰城の御三階櫓は大丈夫でした。「御三階櫓」というのは、判りやすく言うと「三層の天守閣」のことなのですが、江戸時代には三層のものを「天守閣」とは言うことが出来ませんでした。理由は格付けです。五層から上は「天守閣と言うことが出来る」という城に関する格付けです。江戸時代には、こうした中世的な秩序がしっかりと維持されていました。 ここを訪ねた頃は、まだ線量計を預けられていなかったので、環境放射線量を量ることは出来ませんでしたが、福島県のホームページにあるデータでは、白河市内は会津若松市街地と比べるとかなり環境放射線量はかなり高いようです。そして、中通りを北から南に吹いた風は、県境を超えて栃木県北部に放射性物質を運び込んでしまったようです。線量計のスイッチを入れたまま東北道を走っているとそれが判ります。 昨年の12月分の会津若松合同庁舎での測定値を積算してみました。 ただ、一番重要なことは、計った数値は1時間あたりの放射線量ですから、それを1年間浴びている数値に換算しなければなりませんが、1年は8760(24×365)ですから、その数値に8784を掛ける必要があります(今年は閏年です)。そして、少なくとも会津若松合同庁舎では、3月以降12月31日までで、既に1mSvを超えています。そしてこれは、外部被曝量(外から受ける放射線量)ですから、食べ物などや呼吸によって体内に入った放射性物質が出している放射線量は計算されていません。会津若松合同庁舎の測定値を入力していて思わされたことの一つは、放射性物質が風で飛ばされているなということでした。また、雨が降ると空気中の放射性物質が一緒に落ちてきますから、地表付近の放射線量も増えます。小生が子供の頃、お隣の大きな国で核実験が行われたので、「雨の時は帽子を被って、傘をさすように」と大人達から言われたのを憶えています。ですから、こうしたことのすべてを理解するために、是非、専門家が書かれているサイトを探して、読んでみて下さい。「年間1ミリ」を超えることの意味をお判り頂けるだろうと思います。 ※但し、以下の欠測があります。この分は積算値に入っていません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.01.07 08:10:05
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