会津キリシタン研究所

2014/01/30(木)08:57

キリシタンの像

キリシタン(16134)

【キリシタンの像】 京都市街地にあった『フランシスコの家』に展示されていた像です。背部にラテン十字が彫られています。これは、この像の説明文からすると、京都にあったものではなさそうですが、これがあったと思われる地域にもキリシタンが広がっていた可能性は十分にあります。 宗門人別制度に組み込まれながらも隠れ続けていたキリシタンに戸って、この背部の十字架だけで彼らは勇気づけられたのであろうと思わされました。そして、こうした像が現在まで遺っています。ですから、会津でもこうした隠れていたキリシタンが継承してきた像が、家々に残っていても不思議ではないと思い続けていたのですが、あるものの写真を撮ったら、偶然、それが写っていたことがありました。それに気が付いたときも、大きな声で所長を呼んでしまいました。 おそらく、村の方でそこにそれがあることを知っていらっしゃる方は少なくないだろうと思います。そして、もしかすると、小生をそこへ案内して下さった方も、ご存じだったのかもしれないと思っています。そして、ある地名がキリシタンのラテン語である可能性が高まりました。その地名は『新編会津風土記』には出ていません。 今朝は少し寒いです。朝餌を食べたら、会津から持ってきた本を本箱に並べたいと思っています。歴史学の本ではなく、民俗学関連の本などです。学生時代から、少しずつ買いためてきたものです。「官撰の史料」に比べると、一般民衆の現実がはるかによく見えてきます。

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