2015/04/25(土)17:20
日本の危機管理意識
【日本の危機管理意識】 テレビや新聞で騒がれていますが、日本の危機管理意識はこの程度だったのだなと痛感させられています。ドローンが首相官邸の屋上に落ちたのは4月7日だったということが、ドローンを飛ばした人が「自首」してきた(法律には首相官邸の上空でドローンを飛ばすことは禁止されていない)から、ドローンを飛ばしたのが4月7日の未明だったことが判ったとか。 首相官邸の屋上に1ヶ月以上、人が上がっていなかったとか、防犯カメラが設置されていないとか、ドローンの飛行を制限する法律がないから慌てて法律を作ることにしたとか、危機管理のイロハがまったく判っていなかったといわれても仕方がないだろうと思いますが、テレビではそうした批評をするコメンテーターはいらっしゃいませんでした。 テレビでは、1.2キロメートルの距離からでも操縦できると報道されていましたが、ドローン本体とコントローラーに受信用プリアンプを付けたら、距離はもっともっと延ばすことが可能です。そして、プラスチック容器には放射性物質を含んだ砂が入れられていたようですが、発煙筒のようなものはバラストだろうと小生は思っています。構造からして、それ以外には考えられません。 首相官邸は日本政府の中枢のはずなのですが、今ごろになって警備の人数を増やしても、外国から笑われるだけだろうと思いますし、国民からすれば、首相官邸があの程度のガードしかかけられていなかったのですから、これからは、国民は自分で自分を守るしかないのだろうと考える方も出てくるだろうと思います。ただ心配なのは、次にどこが狙われるかです。当然のこととして、模倣犯が出てくるだろうと思います。