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テーマ:旅のあれこれ(10294)
カテゴリ:山ちゃんの世界散歩写真展
山田暁生(やまだあきお)先生 ■プロフィール ■これまでの記事 ■ムービー ■「子どもの個性をつぶす親・伸ばす親」(Z会『zigzag time』2006年7月号特別企画) アフリカ編(その28) アフリカ大陸の最南端の国が南アフリカ共和国です。その隣に「ナミビア」という国があり、大西洋に面したまさに「地球上で最も古い砂漠の国」です。日本の2.2倍の広さのこの国には166万人ほどしか住んでいません。自然条件がいかに厳しいかが分かりますね。なにせ1年に1~2cmしか雨が降らないというのですから植物も生きていけないわけです。 南アフリカ共和国のケープタウンから飛行機でそのナミビア共和国に向かいました。大西洋の沿岸に沿って飛びましたが、なんと!飛行機の下は左半分が真っ青な海、右半分は赤褐色の砂漠が見渡す限り、どこどこまでも広がっていました。 2時間近く飛んで「これから空港に向かって降下を始める」とアナウンスがあったのですが、見渡す限り砂漠、砂漠、砂漠…。空港らしきものが見えません。「こんなところへ降りて一体泊まる所があるのか。砂ばかりで何か観光するものがあるのか」と思いましたね。緑豊かな日本から来た私にとって、「緑一つ見えないこの砂漠の国でどうして生きていけるのだろうか」と降下する飛行機の中で思っていました。見ただけで自然状況の過酷さが察せられる地です。飛行機は砂漠のど真ん中に無事着きました。着いたとたんに熱風の砂嵐に見舞われ、急いで迎えの車に飛び込み、ウォルビスベイという港町に向かいました。
ほほに当たって痛いくらいの勢いで相変わらず横なぐり砂嵐が。砂丘観光に行く予定を変更して、湾(ベイ)で取れた塩の貯蔵所を見学に行きました。 私は旅に出た時、安くて小さな物しか買いません。出来ればタダの拾い物を持ち帰りたいのです。私の書斎や茶の間にはそんなものばかり飾っています。その方が買った物より思い出が残るからです。で、この塩の貯蔵所でお願いして塩を500gほどいただきました。その塩粒を毎日チビチビと何ヶ月もなめながら写真を見てはその旅のことを思い出しています。
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