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カテゴリ:ことば
過去ログを読んでたら、「重要なのは本を読むことではない」
と出てくるのだけど、これがなかなか理解できなかった。 読めるようになっても、読み聞かせは大事、ってこと、 聞きたくなるように親が読むっていうこともなかなかわかってこなかった。 何が目的なのか、の認識が始めから違っていたから。 ボタンの掛け違い、みたいなものか。 なかなか気づかないんだよね。タグつけたまま洋服きていっちゃったりしても 背中気づかないし。 恥ずかしながら、読み聞かせ,のコツ、やっとこさ、わかってきたんですよ!! 私のアドリブも入れつつ、大袈裟に、身振りも入れて、おもしろおかしく,読む。 そのお陰か、どうか、毎日寝る前に読んで読んで、と言われ、余計 自信つけてきたし。 ![]() 大どろぼうホッツェンプロッツ改訂版 ホッツェンプロッツ、オモシロいね~。 おばあさんがダイスキ。コーヒーひきを盗られたのに、999まで数を数えたら 助けをもとめてよい、って言われたおばあさん。 律儀に数を数えるところ、ナベアツ、で演りました。 ははは。ジブンでも笑っちゃった。 翻訳のせいなのか、もともとのお話のせいなのか、使ってる言葉が古くて いいアジ出してるのよね。 ねじろ、とか、くれたまえ、とか、気ぼねもおれるからな、とか。 前にも書いたかもしれないけれど、このホッツェンプロッツは、 数年前に初めて読んで、こどものころには出会う機会のなかった本 でした。こういう出会いって不思議だよね。 大人になって出会っても、魅かれる本があって、20代に読んだ本も 今読むと全く違う本のように感じたり。 トシをとればとるほど、いろんなこと考えながら読めていいね。 読書って、語彙が増えないからしないとって思ったり、 読書計画みたいなこと、学校がやったり、親が「良い本、と言われてるから 読むべき」という理由で押し付けたり、そんな次元のことに、 こどもがダマされるわけないんであって、 本好きになるのに越した事はないように思うけれど、 私みたいに、早く読んで、とにかく何冊も読む事に達成感を感じてた 読み方じゃあ、いいどころか、悪影響ばかりだと思うな。 筋だけを読む事に没頭して、いろいろな言い回し、描写を楽しめず、 味わえなかった。 言葉、ひとつひとつを味わって、イメージを膨らませることが大事だ、と 今ならわかるのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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