今読んでる本
それは、吉本隆明です。悪人正機書店で売ってた数少ない本の中で買ってきたのは、悪人正機、という本。彼の腹がすわった物の言いようが私はスキなんだけど、人によってはあんまり…かもしれない。今日読んでたなかでおお、と思ったのが、これは長所、だと思えることを10年続けなさいって書いてあった。10年やれば一丁前になる。素質や才能は関係ない、とにかく作家になりたかったら、10年机の前にすわる。素質や才能が関係してくるのはその後だって。三島由紀夫や芥川は才能がないにもかかわらずあれだけのものを書けたのは、刻苦勉励していたからだ、と。続けるってできますか??スキなものなのに、あれこれ言い訳をつけてできない、やる時間がないってぼやいてるなあ、私。とりあえず、このブログを毎日書いてみようか。なんでも一字でもいいから毎日続けること、やってみようか。今は英語そのものじゃなくて、それを教えることに興味がうつってきているから、毎日どうすれば生徒が英語を好きになるか、理解していくか、を考えよう。そうそう、この本の中でね、子供は生まれて一年ガマンして熱心に子供の方をむいて育てて、後はほっぽらかしてちゃってもいいんです、って書いてあるのね。まあそれについてはいろいろ異論はあると思うけど、そういう風に一度気持ちを振り切ってしまえば、後は楽になるだろうなあ、と思ったりもする。決してほっぽらかすわけじゃないんだけど。昨日の教育テレビでもやってたけど、高度成長期にも、母親の子供への教育熱が高まって子供を追いつめていくってのが問題になっていて、その時出演していた城山三郎が、子供は自分の人生とは全く違う人生を生きるんだ、と親がわかることが大事、って言ってたなあ。アタリマエなんだけどね。そのアタリマエを、もう一度わかって、子供に接すると、ガミガミもネチネチも少し減って、ああ、あなたはあなたの人生を生きてるんだから、って思えてくるかなあ、と長女が今年13歳次女が11歳になることを思うと、手をかけ過ぎる事の愚と悪を思ったりします。