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味くんの家族再生支援日記

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2006年02月の記事

全25件 (25件中 1-25件目)

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おひつこし２

昨日は結局徹夜で片付けでした。仕事から帰ったら段ボールが所狭しと転がってるので、押し入れやら棚に積み上げ、とにかく床を出す事につとめました。それでか、今日は少しは、部屋らしく思えました。で、朝になって少し仮眠して、引っ越しの電話回線の確認やら、電話の設定に手間取ってしまいました。その間にもレシピ作ったり、買い出ししたり・・・。今日の目覚めは、一応新居で迎えましたが、部屋の窓が多いので、なんか部屋全体が明るく感じられて、すこしうれしかったです。これまでのうちは西向きでしかも窓が少ししか無いので、朝の明るさを感じる事はありませんでした。いろいろ書いていきたいけれど、今日はもう眠くて無理。ではまたあした。

2006/02/28

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おひっこし

やれやれ、ひっこしの第一段が終りました。トラックが道が狭くて通れなくて、軽トラに移し替えながらの輸送でした。それにしても、ひつこしやの兄さん達のきびきびして逞しくて、気持ちいい事。知り合いの女性が何人も引っ越しやのにいちゃんてかっこいいわぁ、って言ってたのを思い出します。黙々と、力仕事を続け、愛想もよく。終わりは終わりで、さっぱりと後腐れなく引き上げていく、その姿、確かに男の私・・すこしおばさん・・・がみてもほれぼれするもんなぁ。電話、ガス、水道、などは当日のひつこしができたけれど、ＡＤＳＬは工事が必要なようで、今日のひつこしは無理でした。で、これは、もとの家のパソとＡＤＳＬ回線でネットにつなげてます。まだ生活用品の半分ほどがこれまでの家に残っているので、あとはちまちま運んでいきます。新居についてはまたぼちぼちお知らせしていきます。

2006/02/27

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メンズリブ

１５年ほど前、私は数人の仲間達とメンズリブ研究会を立ち上げました。我が国で男性解放と名乗る運動体ができた最初の動きです。その男達はいずれもフェミニズムに学びつつシンパシーをおぼえながらも、男としてフェミニズムに関わる事の限界を感じていたので、男の問題に男自身が向き合う場を作ろうとしました。自分が男として女を抑圧する場に立ちながら、その問題に向き合おうとせず、フェミニストの言説を男に向かって説教するメイルフェミニストになってもまったく無意味ですから。残念な事に、フェミニストに媚びを売ってフェミニストの評価を得る事で、フェミ先生の作ったヒエラルキーをはい登る男もいて、そんな男をフェミがまたちゃんと評価するから、ほんと嘆かわしい。そんなんで、差別や抑圧の構造がなくなる訳はない。フェミニストがえらいセンセや権力者になった時、下々の当事者のことをすっかり忘れたような物言いをするところなんか、フェミナチと言われても仕方ないよ、と言いたくもなります。おっとメンズリブの話ですね。フェミニストは男が悪いと言っていればいいけれど、私達男は男が悪いと言ったら、自分の男の部分は悪者になる訳で、そうなると、男は悪いが、俺は女を差別しないいい男だ、と言わなくてはなりません。これがメイルフェミニストの自己正当化です。フェミニストは男が権力とか経済力とかを独占するのがよく無い、それらの力を女に与えろ、と言っています。もし、男がフェミニストの言説を正しいと思うなら、権力や経済力を女に明け渡すべきでしょう。そして、女達が強いられてきた家事労働という無償労働をいったんは引き受けるべきでしょう。なのになのにメイルフェミニストはそういうことはしませんねえ。大学のセンセになりたがリます。大学のセンセになって、女や男に説教しますねえ。で、私はメンズリブの集まりの中で、男が地位や金で自分を支えるのはもうやめて、裸の自分あるがままの自分で生きよう、権威や権力を追い求めるのはやめよう、と語り合ってきたつもりでした。９５年くらいに「男らしさから自分らしさへ」というブックレットを出版しました。そのころメンズセンターを仲間達と作り、メンズリブの拠点にしようとしました。その頃から、全国各地でメンズリブ～と名乗るグループが立ち上がりはじめました。またそんなグループが集う機会を作ろうと、メンズフェスティバルも始めました。少しずつ活動が認知されるにつれ、メンズリブの活動の中でヒエラルキーが生れ、メンズリブと言いつのる事で学者センセになる連中が幅を聞かすようになってきます。男としての抑圧を受ける者としての当事者性を共有する集まりが、いつの間にか、メンズリブの専門家の大学のセンセがイベントを利用してメンズリブを上から説く、という構造にすり変わってしまいました。当事者を排除しようとするメンズセンターに見切りをつけた私はメンズサポートルームを京都で立ち上げました。メンズセンターの近くに紛らわしい団体を作らないでくれ、というのがメンズセンターの議決でしたから。メンズセンターのパンフレットにはメンズサポートルームがメンズセンターの一部を分離独立させた、みたいにきれいごとを書いているけれど、設立を拒否されるわ、作るのなら勝手に作れ、ただし近くに作るな、というのが早い話です。まあ、そんなこんなで、当事者性を失って、メイルフェミニストと同じことをはじめたメンズセンターが男達の共感も協力も得られるはずはありません。せっかく全国ではじまりかけたメンズリブの動きもたちまち、衰退していく事になりました。メンズセンターもメンズフェスティバルも１０年も続き、その存在する意味はもうすっかりなくなった、というのが私の見方。幸い、メンズリブ研究会は初心のままに活動を続けています。これからまた当事者性に基づいたメンズリブをちまちまと再興していきたいな、と考えている今の私です。まあ、私の認識でメンズリブを語ってみました。異論も反論もあるでしょう。どうぞ書き込みあそばせ。さて、あなた自身はどんな感想をお持ちですか？

2006/02/26

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女性差別

昨日は某県の男性相談と男性支援の講座に出かけました。電車で移動した私は見なかったけれど、日教組の集会にあわせて右翼の街宣車がくり出して、国道は大渋滞だつたとか。日教組粉砕を叫ぶ彼等は、日教組を力あるものとか影響力あるものとか思い込んでいるのかも知れないけれど、彼等には何も力は無くて、おろおろしてるのが現実と思います。かといって、街宣車をくり出す右翼の気持ちもなんとなくわかるけれど、主張はようわからんです。日本人のアイディンティティーにすがる彼等には、グローバルな価値観を理解してもらうのは難しいのかも。なんかこのあたりの理解し合えない関係は、フェミニストと、フェミニストをフェミナチ（フェミニズムはナチズムだという）と言いつのる者たちの関係に似ているように思う。私はどちらも好きな所と、嫌いなところがあって、どちらか一方が正しいとか好き、ということはありません。嫌いな所は、どちらも思い込みが激しくて、相手を客観的に理解し冷静に対応する事が出来ない、白か黒かの二項対立的な見方しかできない、という所。好きな所は、自分の価値観に自信を持っている事。この事自体は運動をすすめるにはとても大切な事。でないと続けられないし、人にも伝えられない。フェミにしても民族派にしても。そして私は、そのどちらも持てる自分でいたいと思う。確固たる信念と勇気と自信。そして冷静な判断を可能にする客観性、科学的思考力。残念ながら、今の多くのフェミニストは客観性も冷静さもなく、当初の差別に対する義憤やら抑圧されるものに対する共感、が、社会的認知とともにヒエラルキーの抑圧構造に自ら加担していく専門家に成り果てる事で、すっかりなくなってしまった。結果、当事者からの共感を得られなくなってしまったのでは無いか。そして、主観的な「男は敵」というイメージだけが流布された事になり、民族派が、それに反対する感情をつのらせたのだろうと理解します。差別はなくさなくてはならない、それは性差別だけで無く、いろんな差別全てをなくさなくてはならない、その部分にもちゃんと言及していれば、もっと議論はかみあうと思うのだけれど・・今のままではねえ。みなさんどう思われます？そうそう、私は明日お引っ越しなんだけれど、ＡＤＳＬのお引っ越しがすこし遅れそうで、いつ開通するかよくわかりません。ＩＳＤＮではつながれると思うけれど、パソの移動やら設定の変更やらでブログ更新がしばらく出来なくなるかも・・・。

2006/02/26

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春

このところ随分と日ざしが強くなってきました。それと花粉も飛んでいるのかな。私はアレルギー体質では無いけれど、一年程前までは、足の指のまたが、突然猛烈に痒くなり、そんな時はタオルでこすり倒して、ひと皮めくるとやっとおさまってました。１０年ほど前は手の甲も皮膚アレルギーでじくじくするかカサカサするかしてましたが、少しずつアレルギー反応もなくなり、足の指が最後まで残りました。現在は、たまに眼球の白目の部分（強膜というのかな）が痛がゆくなり、目があけられなくなります。原因ははっきりしませんが、睡眠不足、野外または室内のよごれた空気、晴れまたはくもり、という条件で起ります。だからはっきりと花粉症とは言い切れませんし、紫外線なのか、その他の物質なのか、単なる身体状況なのか・・はっきりしません。まあ、目をあけなければ少しずつ軽快していくので、そんなに実害はないし、特に重症化する様子も無いので、心配もしてません。それにしても、世間は確実に春が近付いていて、近くの川の土手をランニングしてたら、黄梅がまだにおってたけれど、同時に西洋辛子菜の花が咲いてました。そう、もう菜の花の季節もそこまできているのです。その辛子菜の葉っぱをかじってみるとほんのりと苦味と辛みがあって、とっても春な味わいでした。野草のレシピを使うのも、来月あたりかな。みなさんの春の楽しみってどんなかな？

2006/02/24

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家族の形

結婚して籍に入り、こどもを作り・・・というのが常識的なイメージかな。けれどこんな家族は人類の歴史から見れば希有な家族。戸籍制度なんて世界の国には無いのが当たり前。主要先進国では、うまれるこどもの半数近くが非嫡出子だし、男の家事参加、女の就労は当たり前。江戸時代には庶民の間では、夜ばいも当たり前で、誰の子供と詮索する事にさほど意識はいってません。男が家を継がず女が家を継ぎ、男は適当に好きな女の所に通いながら、自分の姉や妹の子供を世話する、とか、いう母系社会は前近代社会には当たり前。うっかり言ったらとんでもない事になるから、誰にも秘密を打ち明けないで、兄弟と偽って同棲生活をするゲイカップル。戦前の旧民法に対し、新民法では戸籍は男女両性が婚姻届を出す際に親の戸籍を出て、新しい戸籍を作るト言う事になっています。離婚してシングルで子育てしている人もいれば、結婚しないでシングルを通す人もいます。結婚してても婚外で恋愛する人もいれば、婚姻の中での性だけで暮らす人もいます。人類はいろんな家族を作ってきました。いろんな性を営んできました。どれが正しいと言うものでも無く、どれが一番幸せになれるかということが問題になるのでしょう。あなたはどんな家族しています？

2006/02/23

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面接交渉

別居、離婚などで離ればなれになった親子が面会することを法律用語で親子面接交渉といいます。調停や訴訟でその内容を取り決めることができます。が、これには大きな問題があります。それはその取り決めが裁判所で行われたにも関わらず、強制力のない約束事、すなわち空約束なのです。金の貸し借りで約束事を取りきめた場合、約束を守らないと強制執行が行われる事が前提となります。なのに、面接交渉の約束には強制力を働かさないのです。不思議な事です。日本ではそういう法律なのです。ちなみにこどもの権利条約ではこどもは両親に愛される権利が認められていて、片方の親がそれを蹂躙することはできません。アメリカでは（州によって多少の違いはあるでしょうが）離婚しようが保護命令で分離されようが、こどもの福祉に反さないかぎり親はこどもに会わなければなりませんし、面会を命令します。あいつには会わさない、などと言おうものなら、こどもの権利を認めない人にはこどもを養育する権利はない、と、こどもを福祉にとられてしまいます。それほどにかなり厳しい強制力があります。我が国では、こどもの親子面接がなされないとか、こどもが自由に自分の意見を表明する機会がまったく保証されていません。ほんとに福祉どころか基本的人権さえも認められていません。いわゆる被害者の心情とか、こどもの心とか、それもとても大切な事で無視する事はできません。かといって、被害者の主張だけが認められて、相手やこどもの意見が無視される現状は、将来の大きな問題につながることと思います。先日も二年ぶりにこどもにあえる父親のカウンセリングをしたけれど、記憶もないだろう父親にあうこどもとどう再会するか、こどもとの付き合いの基本からロールプレイで、リハーサルをしてもらいました。初回でつまづくと、以降が流れてしまう可能性もあります。彼にはいろんな事を学んでもらわなくてはなりません。月に一度あえるすてきなお父さんになって、こどもが安心できる親子関係を紡いでほしいとの思いがある私です。

2006/02/22

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クスクス

今日のお料理教室では、クスクスなるものを頂きました。私のオリジナルでは、手に入りにくいクスクスの代わりに、きびを使ってつくります。たまたまクスクスを買う機会があったので、今日は本物のクスクスを頂きました。残念なのが、アリッサという独特の風味のチリペーストをきらしていた事。こいつがあればさらにうまくなったのに・・。クスクスは北アフリカの料理です。もっとも小さいパスタと言っても嘘では無いでしょう。粒粒のパスタです。こいつにスパイシーなスープをかけて頂きます。私は、クミン、コリアンダー、カーダモンを使います。肉気は使わず、ベジタリアンです。ひさびさに食べたクスクス、うまかったです。私は何でも食べれるし、いろんな物を料理できるから、ほんと幸せ。金が無いとおいしいものが食べられないと思い込んでいる人も多いみたいだけれど、手間ひま好奇心で、金は無くてもおいしいもの食べられます。むしろ、手間ひまがわかるだけに、作られた料理の有り難さも感じれるし、また手抜きも見分けられる。金で贅沢している人にはわからんことかもね。それにしてもきびでクスクスもどきをつくろうなんて考える人は私ぐらいなものだろうなぁ。

2006/02/21

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男性学

今日はある集まりに講師として参加しました。女性問題の勉強会です。２０名程がすでに何度か学習を重ねてきているとか、とお聞きしたので、まったくの初心者向けでは無く、それなりの内容にして話をすすめました。ワーク中心のおもしろさもたっぷり盛り込んだ内容では無く、理屈の語りがメインの少しこむずかしい話を９０分フルスピードで話しました。ほんとはじっくり時間かけて丁寧にすすめたいのだけれど、それをすると、全体が見えてこないので、できるだけ話を広げました。女性学的な立場と男性学的な立場の違いが援助にどうあらわれるか、みたいなことや、女性学的な立ち場では、男性を一般化、ステロタイプ化してしまって、ミクロの現場、とくに悩む男性の真実も、どうして問題行動がおこるのかその原因も、まったく理解できていないのではないか、見たいなことも話しました。まあ、私は言いたい事は言えるので、今日も反発覚悟で語りました。すると、意外に意外、けっこうみなさん、納得して下さいました。特に当事者の方は私の発言をそれなりに評価して下さいました。あとでその事を言うと「みなさん女性の権利ばかり言ってても何も変わらないのじゃ無いか、ということをうすうす感じておられるのじゃないですか」とのお返事。少し拍子抜けしてしまいました。五年程前なら、フェミニズムを批評しようもんなら、とんでもない反発をくらってたものですが・・・。世の中の変化をうっすらと感じました。フェミニズムバッシングのせいだけでは無く、むしろ、根源的なフェミニストの運動論の誤りが誰の目にも見えてきている、ということかな、とも考えたりもしました。個人的なことは政治的なこととして悩む一人一人の女達に寄り添う事、を忘れ、男並みのえらいセンセの地位や名声、権力や金を手にしたフェミセンセの限界なのかもしれません。１５年以上も昔、フェミニストに多くを学ばせてもらった私ですが、そろそろフェミニストも男性学を真剣に学んでもいいんじゃないかな、と思います。それをする力のあるフェミニストが日本に何人いるのかなぁ。いないかなぁ。

2006/02/20

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バイク

今日は私の足について書いてみよう。と言ってもなまあしのことではなくて、（それについてはまたいつか）移動のツールのこと。私は車には乗らないし免許も持つてない人なんです。３０年程前に三段階まで進んだ所でバイクの事故をおこして、車には乗るなと言う事と理解して、教習を受けるのをやめちまいました。じっさいガソリン代は車だと負担も大きいしね。バイクなら３倍くらいのコストダウンになります。駐車代もけっこう高いしね。びんぼーにんの私には車はにあいません。現在も同じ、環境に悪いから、コストがかかるから、車には乗らない・・のです。でも実際には移動のツールは必要で、そのためにバイクをもっています。２５０が二台、げんちゃりが一台と・・・。、ＴＰＯにあわせて適当にのるのですが、チョイ乗りだと、げんちゃり、少し遠い所には２５０をと使い分けてます。この冬もバイクで移動してますが、さすがに寒くて長距離は乗りたくありません。若い頃は雪でも走ってましたが・・・今はそんな乗り方はさすがにしたくは無いですねえ。みなさんは車なしのエコ生活はできるのでしょうかねえ。

2006/02/19

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男の料理

今日は兵庫のとある市の講座に出かけてきました。三回連続の講座の最終日。今日は料理です。一回、二回はコミュニケーションとか、リタイア後の人間関係とか家族の人間関係に関するワークショップ中心の講座でした。今日は鰆の味噌煮、筑前煮、きのこのすまし汁、ほうれんそうのおひたし、です。参加は料理なんかしたこともない男性が半数以上・・・・！！。リタイア前後からリタイア後の方達がほとんど。これまで仕事ひとすじでやってきて、いざ仕事がなくなると、家庭での居場所とか、家族との対話とか、地域での人間関係が、自分には何も無かったと言う事に気付かされます。その現実に向き合い、そこからどうやって自分の居場所や家族との対話等を獲得していくか、そのための講座です。会社中心の人生から家族中心の人生にシフトチェンジするには、それなりの知識やモデルが必要、ひとりで悩んでも答は出てきません。さて、講座最終日の今日は初日とはずいぶんちがって、みんなリラックス、わきあいあい。おじさんたちが、こんなに楽しそうに話したり、料理している風景は、なかなか見られません（私には当たり前の光景ですが）。当の行政の担当者も、アンケートを見ながら納得して下さいました。それにしても今日の鰆の味噌煮はうまかったよー。おじさんたちの初料理とはしんじらんないくらいでしたよー。

2006/02/18

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社会病理

最近は心理学ブームで心理系の学部新設があったり、臨床心理学の学生が増えたりと・・・スクールカウンセラ－も臨床心理士が基準だとか・・・こうして心の病が飯のタネにされていきます。悩んで心理学の意味を学ぶ学生とか、悩んだ人の手助けをしたいという人に罪はないのですが。今の文部省の進め方・・・この大もとの仕組みをつくったのは河合はやおさんとかいうえらい先生の様ですが、これが問題の根源のような気がします。確かにフロイトとかユングとかの業績にはそれなりの意味もあると思いますが、人間の心は主観的な存在だから、分析的な見方も限界があるし、見るという客観性そのものが、問題を孕んでいます。見る見られるという作業における権力構造です。この事を臨床家はすっとばしてます。全てをクライアントの問題に還元しています。治療する対象としてしかみていませんから。そのための知識であり資格なのです。けれど人の心はリアルタイムに相互影響しています。クライアントは社会の抑圧構造の末端で傷付いています。その抑圧構造の上に権力とか知識、資格で守られた傷付かない立場の臨床家がいます。カウンセラーはカウンセリングという現場で傷付ける当事者になっているのです。権力構造に依存するカウンセラーという存在そのものが病理のミクロの現場での当事者なのです。資格化し、専門知識で重武装すればするほど、その病理構造は深まります。ロジャースのいうクライアント中心から離れていきます。文部科学省という権力構造集団によって規格化されていく心理家に未来はありません。彼等はますます問題を困難にし、複雑化していくと思います。自分自身が抑圧する社会構造に依存して生きている当事者であるとの視点をもったカウンセラーこそ、未来のヒーラ－足りうるでしょう。こんな事をみなさんにお伝えしたく、この四月にメンズカウンセリング入門講座を開きます。ぜひ専門家の方もいらして下さいね。一緒に考えましょ

2006/02/18

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ひっこし

実は今月末引っ越しです。自宅の移転。移転先は同じ区内。今の所からとほ二十分くらいのところかな。まあ、少しは広いしすみ易いと思います。今の所はスペースがほしくて居住には不適だけれど、がまんしました。家族にも長い間負担をかけさせましたしね。その前は普通の住宅でまあ、さほど居住性はわるくはなかったから。今の所にもう１８年もすみ続けて、けっこう痛んでくるわ、ゴミはたまるわで、もうついでにひつこしてしまおうということ。連れ合いの病気もなおらない病気だし、これから先どんなになるかわかんないから、まあ、買えるうちにかっておこうということ。それと、預金でもっててもリスクばかりであまり意味も無いから、小銭を維持するためのヘッジでもあるかな。築６年の今度のうちは、さほど古くは無いし、そこそこの敷地面積もあるので、多分生活はし易いでしょう。いままでの生活が少し変わるかも知れないけれど、あまりかわりもしないかな。とりあえず、やってみて考えよう。あっ、ローンの心配をされている方、だいじょうぶ、私はローンなんか、くめませんから安心してください。キャッシュです。私はあまりためて無いけれど、連れ合いはしらんまにしつかりためてました。息子からもすこしばかり徴集しますしね。家族で集めたらそこそこの金額になって、買う事ができたみたいです。決済はまだだから、まんいちぽしゃることはないとは思うけれど・・。

2006/02/16

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取材

今日某Ｎテレビから取材の依頼がありました。いつものパターンです。加害者に対するカウンセリングの風景を撮りたいとの事。私は取材の意図を訪ねました。どうもはっきりしません。で、番組の構成とかコメンテイターについてたずねました。ＹさんとかＨとか、そうそうたるフェミニスト、被害者支援で名を馳せている方々が・・・。なるほど、私が加害者のカウンセリングをしている風景を切り取って流し、あとでコメンティターが、さんざんにこき下ろす、いつものパターンが見えてきます。男に暴力男とラベルを貼ってみんなでこき下ろすか、中には反省してカウンセリングを受けている者もいる、と溜飲を下げるか、どちらにせよ、加害者はとんでもない男で、なかなかカウンセリングも有効性が無い、という文脈は理解し易いし、絵になる情景です。今まで、なんども取材には協力してきたけれど、暴力の背景であるとか、当事者の思いがそのまま番組の中で語られる事はありません。大切な部分を切り取られたりコメントでひっくり返されたりするのがおち。で、私の結論は、私のカウンセリング風景だけを切り取られて、被害者支援の人が私のカウンセリングについてコメントする、という構成なら協力はしない、私のカウンセリング風景を流すだけで無く、私が加害者のケアについてコメントする部分を流すなら協力する、と答えました。暴力は様々な要因で起るし、それは単に暴力だけの問題では無く、社会全体の権力支配の構造とリンクしているから、当事者にラベルを貼るだけでは何の解決にもならない、とも指摘しました。加害者に対するカウンセリングなら、Ｙさんも加害者プログラムやってるんだから、自分の所のクライアントをだせばいいはずなのにね。ほんとテレビは怖いです。

2006/02/14

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依存・・続き

現代社会は身体感覚からのインプットは減少するけれど、バーチャルなインプット、データ、文字、記号、映像などのインプットは増加しています。こういう、人工的なインプットはリアルなインプットとは違ってあくまで人工、加工もリピートも自由。人が自分の手で人を殺すのはとても難しいけれど、モニターの攻撃ポイントに照準をあわせてボタンを押すのは、殺人のリアリティーを感じません。身体からインプットされるなまの情報はリアルな体験でとても貴重ですけれど、人工的なインプットはジャンクであまり意味はありません。あまり意味のないインプットが多すぎる事に加え、心のメカニズムは前近代の仕組みのままですから、ジャンクインプットにも、昨日の推論のメカニズムが適応されます。変質者が怖い、鶏インフルエンザが怖い、テロリストが怖い、マンションが危ない、などなど、不安が一杯と言う状況になっています。ほんとはインフルエンザよりも、エイズの方がこわいし、それよりも交通事故の方が怖いし、それよりも自殺の方が怖い、はずなんですが、なぜか、変質者を恐れて、こどもを守れキャンペーンをやってたりします。こどもを守れというなら、家族で行われている虐待の方が確率的に多いし、こどもを追い詰めてやがて自殺に追い詰める親の価値観の方が問題です、なのに、変質者の方が怖いと信じ込む、多くの人達・・・人間にとって、インプットが無いということが一番の危険な事だけれど、何か情動を喚起するインプットとそれを解決する行動がワンセットであれば、不安・・・解決・・・・不安・・・解決・・というリズムができます。それはそれで生きていく、あるいは心を維持することは可能となります。貧困とか、暴力とか、様々な過酷な状況におかれる事があります。当事者には貧困の社会を変える事も出来ないし、暴力社会を変える力もたいていはあり得ません。けれど、その中でも生きていく方法を身につけていく力があります。それが解離や依存の意味だと私は思います。合理的な価値観が通用しない時（自分の存在が論理的に意味付けられない状況）その葛藤を回避するには、感情の高揚とその昇華によって、一時的に逃れる事ができます。心のメインシステムが壊れるのを防ぐために、メインの一部をサブにして切り離し、サブがハイリスクなゲームを行い、つぶれたらまたメインの一部を切り離していく・・という言い方もできると思います。依存、解離、病理と、次々とサブシステムを切り離していきます。それぞれがコアなパーソナリティーを護るためのシステムです。それぞれが痛ましいまでの生存戦略なのだと思います。依存が悪いのでは無く、依存する事によって生き延びていく、解離することで、心の崩壊を防いで生き延びる、のです。問題はそこまで追い詰めていく、社会なり環境だと私は考えます。その社会の問題に、先述した情報の問題があります。心が対応仕切れない量と質の情報が流され、身体からのインプットを前提にした心のバランスシステムは完全に機能不全になっています。このアンバランス状態から心を守るのが依存や解離のサブシステムでしょう。ですから、依存をやめさせるという発想に立つのでは無く、依存しても生きているその人を尊重する事、けれど依存の弊害はあるから、依存をよりヘルシーな依存にスライドさせつつ、本人を追い詰めていった社会システムの矛盾を伝える事、身体感覚やヘルシーな感情の発露や、快感に基づいた人間関係などの、それまでの価値観とはまったくことなる価値観を再学習することで、やがては依存と言うシステムも不要にしていく・・・私が過去に暴力的な言動やアルコールに依存して生きていたけれど、そんな私自身が愛おしいと感じれるのは、そうやって今までいきのびてくれたからこそ、今の自分があるってこと、私はちゃんとしっているから。これが私の考える依存と回復の意味なんですぅ。要は「世の中まちがっとるー、しんどいあんたはまちがってないー、不安でもしんどくても、いっしょに生きていこう、生きているだけですごい事なんだから」ということかな。やれやれ、ふー。頭の中というかあちらからのインプットを言語化すると、こういうことになるんかな。

2006/02/13

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依存

アルコール依存、ギャンブル依存、覚醒剤依存、などなど、様々な依存といわれる心や行動の状態があります。アディクションという言葉が使われる事もあるのかも知れません。生物は自己保存と自己繁殖をなし得るものが生存し進化してきました。自己保存と自己繁殖ができないものは、絶滅しています。その方法なり仕組みは環境の変化に応じて変化しますがこれが進化です。進化して変化する環境に適応するか、環境の変化に強い個体に変化していく事で生き延びています。その自己保存にはいろんなシステムがあります。反射という仕組みを説明するのに有名なのが脊椎カエルです。脳を頭ごと切り落として首からしただけのカエルの背中に酸等の刺激物を塗った紙を張り付けると、後ろ足でその背中の紙を剥がそうとします。カエルは考えて紙をとる判断をしているのでもないし、学習した体験によって行動しているのでも無い、ということは、脊髄の反応でその行動がおこっているわけで、これを反射といいます。この反射に対して、パブロフの犬のような条件付けて学習させることで、おこる反射を条件反射といいます。カエルが何回かハチを食べてさされるという体験をくり返すと、ハチには食い付かなくなります。おなじことです。さらにこういった学習とか反射では無くて、判断で行動する事も自己保存の行動になっていきます。例えばがけから落ちた、という体験をしたとします。そいつははもうがけには登らない、ということを学びます。そして、そいつはは太い木は折れないけれど、細い木は簡単に折れると言う事を学びます。人間だけはその二つの事を推論でつなげる事ができます。木に登って細い枝に乗ると木から落ちるから、木には登らない、ということを推論に基づいて判断します。この判断が起るには、落ちてい痛かったと言う体験と枝が折れると言う知識とそれらを結び付けて、推論で痛みを想像する能力が必要で、その心理的な状態が不安とか恐怖とか言う心の状況でしょうか。痛みを回避する行動の心理的なメカニズムが不安とか恐怖と言うものでしょう。言い方を変えれば、人は自己保存には不適当な危険な対象をさけようとしますがその動機が不安や恐怖でしょう、ということかな。で、現代社会はメディアが発達しています。現実に自身では体験できない事もメディアを通して疑似体験します。大量死、火災、自動車事故、戦争、犯罪被害、などなど、毎日大量に・・・。それらはすべて、推論の材料になります。考えれば考える程不安や恐怖のネタは増えてしまいます。ネズミも牛も、おりに閉じ込められたからって、絶望する事はありません。餌さえあれば生きていきます。けれど、人間は閉じ込められて食べ物だけが出てくる状況では生きていけません。感覚遮断実験をすると、半日程度で人は心が壊れてしまうのでとても危険な実験だと言われているとか。光も音も温度も触覚も感じられないようにしたら、それだけで、人は心のバランスをたちまちうしなって壊れてしまうのです。人は常に大量の情報のインプットがないと生きてはいけないのですが、与えられる情報が事実に基づかない（確率的、物理的などで）物ばかりになると、推論で暴走し易くはなっても、安心安全を実感するのが難しくなります。ここらから本論の依存にはいります。・・・が、時間がなくなりました、またあした、この続きをかきますねー。

2006/02/13

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ダイエット

今日は寒い中ランニング。今月は今日で三回目のトレーニング。以前のような一度に３０キロというトレーニングは体力的にも時間的にも無理なので、近くの疎水公園のトレーニングコースをちまちまとろとろと走ります。それでも、１３キロくらいの距離を一時間半ほどかけて走ります。今月になるまで、数カ月はまったく走って無かったので、今月になって走りはじめたら、ほんとに体は重いし、筋肉は痛むし、さんざんです。それなのにトレーニングをするのは、もちろん、ブログ再デビューを果たしたいから。数カ月前にヌードを掲載したはいいけれど、あれは８年も前の写真なので、なまのとれとれのしゃしんにしろ、とのクレームが・・で、あほな私は、よっしゃー、それなら、やっちゃるわいー、とのことで・・・お昼は、こんにゃくメニューにして、できるだけ摂取カロリーを減らしつつも、筋肉をつけて体型をアップさせます。そのためには、運動は不可欠。男は金と力、女は美と優しさ、という近代ジェンダーシステムに対する異義申し立てをすべく、理屈では無く、モデル提示をおこなっています。男のヌードもその一環。昔もっくんがアンアンだったかでヌードになって一世をふうびしたけれど、男の身体が客体化されるのは、時代の方向としては当然と考える私、そのカメラウーマンに私もとってくれー、と依頼したけれど、あっさり、あんたなんか興味ない、って一蹴されてしまった。やっぱ、あんなプロは売れ筋しか相手にしないんだよなあ。でも私はめげないもんね、知り合いのプロに頼んでとりあえず、写真にしましたよ。あのときは、すこし絡みの写真もとったけれど、絡みの写真家ではないので、そちらは、ほとんどありませんですが・・・ははは。この前にブログで宣言したのはたしか、夏には再デビューすると豪語したような・・・やばっ。あれから二ヶ月程経っていると思うけれど、ダイエットは、あんまり進んで無いもんなァ。とはいうものの、まだ時間はあります、頑張りますので期待しててください。はは、期待なんかしてないかな・・いずれにせよ、笑ってやってください。私はもうすぐ５２才なんだけれど、心身の管理はしつかりしているから、たぶん３０代くらいに見える美しい身体を披露できると思います。男は金と力・・・・・の時代は終ったよー、これからの男は美貌と優しさだよー。もちろん、女は金と力を獲得して下さいね。そうそう、あすあさってと、甲南大のセミナーハウスでメンズグループの交流合宿に参加します。ブログもお休みしますので御了解下さいね。

2006/02/10

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自由２

私はとても自由にいきていると思います。らくちんです。まともな収入になる仕事はしないけれど。生活に金をかける人は金がなくなるとたちまち困窮するので、真に自由とは言えないような気もします。私は金が無いからじゆうでいてられるんかも。金があると金にしばられたり管理に疲れたりしますしね。まあ、私はかねがなくても生きていく事ができるので、ほんとうの自由もかんじられるわけでしょうねぇ。それにしても多くの人が、男らしさやおんならしさ、や父親らしさなどにしばられて、自由にいきていくことができなくなってますからねぇ。そんな人はひんしゅくを買うなんてそんな力はないだろうし。ほんとに心の自由、魂の自由をかんじること、むつかかしいけれど、それができたら・・・・物や金にしばられている人にはむりかなぁ。

2006/02/10

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メンズカウンセリング

女性センター（最近では男女共同参画センターと言う所も多い）では、たいてい女性のための相談業務が行われています。その相談員はフェミニストカウンセリング、あるいはウィメンズカウンセリングを学んだ人達が多い様です。では、そのフェミニストカウンセリングとは何でしょう。それはフェミニズムの価値観を前提に行うカウンセリングです。男性支配の差別構造が女性を抑圧し、女性を生き辛くさせる、だから、その差別構造から解放されるのが、女性の問題解決のプロセスになるとの価値観です。その価値観に基づいた相談業務が、ＤＶ防止法を根拠に行政の援助として行われています。で、５年経った今、その制度が有効に機能しているのか、検証すべきと思うけれど、その作業はなされたと言う話を聞きません。有効に機能しているのならＤＶが防止され被害者は少なくなるはずですが、ＤＶが減る気配もなく、シェルターも母子支援施設も満杯とききますし、逆に予算獲得予算消化のためには、ある程度の定員の充足は必要で、利用者を減らせない、という本末転倒した議論がでてきたりするようです。以前からフェミニストカウンセリングの限界を感じていた私は、自分でカウンセリングを行うようになってからは、メンズカウンセリングと、自分のカウンセリングを位置付けています。フェミニストの言う男性支配の構造は否定しませんが、それはマクロの構造であり、暴力の起る現場は個人の場であり、ミクロ構造があります。ミクロでは、加害と被害が個人の中に共存します。加害者とか被害者とかラベリングすることでその個人の全体が見えなくなり、ラベルに相応しい役割を当事者に演じさせてしまいます。援助者の求める当事者役割を演じる事で当事者は自身の本質も理解できなくなるし、問題解決の糸口もみえなくなってしまいます。このあたりの危険性は八幡洋の「危ない精神分析」に詳しく書かれていますが、私は当事者をラベリングすることなく、当事者自身が自分の感情とか行動に冷静に向き合えるように援助していきます。自分のあるがままを受容し、自己一致させていく事で、真実の謝罪や償いも可能となります。自分を受け入れず、役割を演ずる事だけを学んだ当事者は役割のセリフを語る事はできても、真実の言葉がでてくることはありません。フェミニストの好きな、矯正プログラム、更正プログラム、教育プログラムなどが有効性が低いと言われる所以です。加害者被害者とラベリングし、責任論を言うフェミニストの限界を越え、真に当事者が非暴力化し、癒されるカウンセリングが求められています。そのカウンセリングは、権力構造を持ち込まず、クライアント中心にさらにジェンダーシステムやヒエラルキー構造からの自由を加味した、メンズカウンセリングに答があります。さてみなさん、来る４月２９・３０日にその「メンズカウンセリング、カウンセラー入門講座」が京都で行われます。対人援助者や相談員、研究者、など、カウンセリングや加害者の脱暴力支援に興味のある方、ぜひいらして下さいね。二日間１５時間で一万円です。何せ、メンズカウンセリングについて講議するのは、我が国で初のことですから、貴重ですよ。メンズカウンセラーをめざすあなた、チャンスです。詳しくは日本家族再生センターに電話かメール下さいね。

2006/02/08

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怒り

心の自由がある。思想心情の自由がある。何を考え、何を感じようと誰も自由です。これは基本的人権の基本です。いろんな事に怒りが湧く事が多いのも現実。社会の不正義、会社の上司の無理解、アホ加減、家族のいい加減さ、こどものわがままさ、いろいろと腹がたつ。腹をたてずに、受け止めて、前向きに考えて、アサーティブに伝えましょう、なんて、そんなに簡単なものではありません。現実のこの不条理やどうしようもなさに、アサーティブも、受容もないのです。私は加害者と言われる人達に、もっと怒ったらどう？、とそそのかします。暴力やめたいと思う当事者は？？？と思うみたいです。じっさい、怒るから暴力になる、腹が立つ自分がいけないんだから、と考えていますから。じつはそうではありません。怒りや憎しみは人として当然の感情、善悪でははかれません。怒りは自分を護ったり、社会や関係を変えていく大きな力。不条理や、困難に立ち向かうには怒りの大きなエネルギーが必要。ただし、怒りはエネルギーが大きすぎて、コントロールが難しい。そのためにはコントロールできる自分の心や意志のちからも必要。自分をだめと責めるのでは無く、自分を受け入れ、自分の力を育てる事が必用。そのためには、自分の感情を否定しない事。自分が何に怒り、どうしていきたいか、何が変えられるのか、それを冷静に考える勇気が必用。そんな力をつけるには、ひとりではなく、みんなとともに、だれかとともにあることの安心感を得る事。大丈夫、怒っても。私にまかせてね。

2006/02/08

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自由

私は自由で無いと生きていけないような気がする。金や地位はなくても生きていけるけれど、自由がないと生きてはいけそうにありません。小学生の頃、クラス会で教師が説明せずに、いきなり挙手を求めました。「狼になりたいひと」「犬になりたい人」という設問です。私は迷わず狼に手をあげました。他に狼に手をあげたのは私の他にはもうひとりだけでした。このことは衝撃でした。みんな自由より餌がほしいんや、と驚きました。やはり小学生の時、持て余した教師は私に、勉強がいやなら、廊下に出ろ、と言いました。ここぞとばかにり、はい出ますと言って机とか椅子を廊下にだしました。で、私はかってにどこかに遊びに行きました。じゆうでないと私は生きていけないから、いろんなものを捨てて自由になっているような気もします。でも、ほんと今は自由でいい。身軽でいい。あなたは自由に生きておられますか。家族の縛り、ジェンダーの縛りに対してあなたならどのようなアプローチを行って自由を獲得できると思いますか。

2006/02/06

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絶望

私もこれまでに何百人という加害男性の話を聴いてきました。その中にはフェミニストのテキストに出てくるような男性はひとりもいませんでした。ぶっ殺してやるっとの発言はしばしば聴く所ではあるけれど、私が悲しい暴力で書いた通り、男性が暴力的な闘争の時に使う修飾語のようなもので、それがそのまま、その本人の意志をあらわしている訳ではありません。ああもう、私、死にそうよと言ったからって、その人がすぐ死ぬとか死にたいということではないのと同じ。で、実際に殺してやろうとしたら、そんな発言をする前に包丁なり拳銃を準備するでしょう。人はその言葉のままを考えたり行動したりするのではないということ、むしろ言語化できないこと、しないこと事を行動化します。かなり以前の話ですが、妻子が逃避し、本人は残された負債や人間関係に追い詰められ、絶望的になっていました。負債や関係については確かに絶望的ではあるけれど、本人自身は健康だし、能力もある方なので、一縷の希望さえ持てれば、生きていける、と私は確信していました。で、何度か電話で対応はしてきましたし、特に危機的な時に一度電話で対応し、その場の心理的な困難をなんとか乗り切る事ができました。けれど、それから二ヶ月後くらいに、たまたまなんどか私に電話下さってたみたいですが、運悪くつながる事が出来ないままでした。そのあと暫くして、その不在電話のあと数日後に彼はなくなられてしまいました。電話がつながってくれれば、ひょっとして、死なずにすんだかも知れないのに、と思うと、・・・・彼がはじめて、私の講座にきてくれて、女性の大勢いる中で、実は加害者なんですけれど妻に逃げられて・・・と、とつとつと話す彼の真摯な態度に、なんとか問題を解決して欲しいな、との思いで、これからいっしょにやっていきましょう、と言ったのを思い出します。それから半年程のあとの事件だけに、私も胸が痛みました。ＤＶ加害者は勝手に死んでくれたらいい、とかいう人がいるのも知っていますが、私は誰にも辛い思いをしてほしくないし、絶望して欲しく無い、生きていて欲しいのです。援助を生業とする私には、多くの人にさえられて生きている私には、誰にも死を選んで欲しく無いのです。悪者探しは簡単です、絶望の淵に突き落とすのも簡単です。なのにしらないうちに、多くの人はそれをしてしまいます。善意や正義の名のもとに。あなたにはたとえ相手が誰であろうと絶望させないでほしい、死に追いやらないで欲しい。そして、絶望しないで欲しい、急がないでほしい。悩み悲しみ苦しんでも生きていて欲しいのです・・・私とともに。

2006/02/05

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悲しい暴力

私は小学生の時も中学生の頃もほとんど勉強はしませんでした。授業に集中できないし、覚えられないし、今で言えばＬＤというラベルを貼られるタイプのこどもでした。いつも教師に逆らって教師とケンカしてましたし。で、高校も進学高校ではなくて、遠くの農業高校に行きました。入試もなにも準備はいらなかったから。勉強もしたくなかったし。で、そこには通学は無理だったので寮に入りました。ここがまたひどい所で暴力の巣窟。先輩がことあるごとに下級生を呼び出してはしばくなぐるでした。学校でも暴力は日常茶飯事。ワルの集まったクラスが徒党をくんで、弱そうな連中のクラスのところに行って、難くせつけてはおどしたり暴力を振るったり・・。ある日私の所にもからだのでかいわるそうなやつがやってきて私にちょっかいかけてきました。私は一瞬考えました、こびへつらってその場を凌ぐか、反撃してボロボロにされるか・・・どのみち寮では、殴られてるんだから恐れることはない、との一瞬の判断でした。私は声をマキシムにして、有りったけのおどし文句で先制攻撃をしました。「おんどりゃー、なにしとんじゃー、このボケ－しばいたろかー、おらーこっちこいー、ぶっころしたらー・・・・」ほんと、かわいい顔した少年の私からは想像もできないだろう言葉を吐いたような気がします。その一瞬で勝負は決まりました。そいつは、態度をかえてそそくさとでて行きました。以降彼は私の前には顔をあらわさなくなったし、すれ違い様にも私とは目を合わさなくなりました。私が怖かったのでしょう。私はそれからは、その学年ではいじめのターゲットにされることもなく、私のクラスにもその連中はこなくなりました。私は言葉の暴力で先制攻撃すれば、誰にもなめられない、ということを学習したのです。その負けない、という快感というか安心感は、とても大きなものでした。とはいうものの、寮生活では多少は先輩の暴力はおさまりつつあったものの、基本的には暴力の構造は変わりません。期末試験でも、何も勉強しなくても、トップクラスの結果になったのもあって、なにやら、その学校があほらしく思えて、夏休みに退学してしまいました。成績も悪く、運動もだめ、芸術の才能も、何やら人に受ける特技もなく、コンプレックスのかたまりだった私が、人にばかにされないために、唯一獲得できたのが言葉の暴力です。相手の心を傷つけ不安と恐怖を植え付ける事で、私はそいつになめられる事はなくなります。その安心感とひきかえに他者との信頼や自身の尊厳を失っていた事に気付くのはもっともっと後ですが、あの時の私はあの暴力で私を支えるしか無かったのです。いまはあの頃の私がとても愛おしいし、そんな私が真実の力、非暴力の勇気を獲得するに至るプロセスこそ、脱暴力のモデルになると確信もしています。

2006/02/03

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ただしい暴力

昨日の教師の暴力に続いて今日も教師の暴力についてかきましょう。今日はジャン♪正しい暴力について世間では力の支配は正しいことになっています。警察は犯罪者を、親はこどもを、社長は社員を、力で支配します。これは合法的なパワーの行使です。そして、微妙なところにあるのが懲戒権です。親はこどもを教師は生徒をしかっていいのです。合法的なこういです。でも暴力は禁止されています。どこまでが暴力かという判断が難しいし、証拠もあげにくいから、犯罪性がうすいとみなされる。虐待防止法は何故だか親や養育者のみが対象で、保育者、教育者は対象外です。学校での暴力は虐待防止法の対象外です。変な話。隣の母親がこどもをしばいたらすぐ通報しなさいと行政はいうけれど、教師が叩くのは黙認です。逆でしょう。教師こそ専門家として正しく非暴力を教育できて当然なのだから。私は、親に意図的に躾として殴られた事はありません。けれど、教師は何人かが私を教育の名の下に殴りました。掃除がキレイにできて無いとしかったことに私が反発したから。写生の時間にみんなと遊んでたから。授業中にセンセの前で後ろを向いたから。などなど、彼等は自分の力のなさを生徒の問題と摺り替えて殴りました。彼等（女もいる）は感情に支配されて暴力を振るったのに、教育の名のもとに正しい事として暴力を振るいました。彼等は人間として自ら最低であるということを私に教えました。私は学校教育も教師も信用しなくなったし、そんな教師を作り出し、彼等を先生と呼ぶ社会も信用しなくなりました。それから私が教師のバカさや弱さを受け入れるようになるまで、随分と長い時間を必用としました。何があっても正しい暴力はあり得ません。暴力は暴力を正当化するだけのこと。こんな私だから、怒りと悲しみをもって非暴力を訴えたいのです。あなたは正しい暴力ってあると思いますか。

2006/02/02

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やさしい暴力

暴力について考えてみたいと思います。私が小学校二年の時、自由服だったのが制服になりました。私のうちは貧しくて母親は内職でミシンを使っていました。母親は制服は手作りでいいから、と、手作りの制服を作ってくれました。当日、学校では、私の服だけが色もデザインも違うから一目瞭然です。だけど、そのことで私をひやかしたりからかうこどもは一人もいませんでした。だれも一言も言わずにいてくれました。やれやれ、みんな何も言わずにいてくれた。よかった、と安心してホーム・ルームの時間になりました。担任の若い女性教師は突然私を立たせて言いました。「味くん、君の手作りの制服はりっぱな制服です」こどもの私はその正論に反ばくする言葉もなく、ただ悲しくて悔しくて下をむいてるしかありませんでした。もちろん、うちに帰っても母親にその事を言う訳はありません。母親に辛い思いをさせるだけだということはこどもでもわかります。私が母親にその事を告げたのは、私も母親もその事で心痛む事がなくなったと思える頃、それから２０年後のことでした。その教師は自分の「暴力性」にはまったく気付いてないと思います。

2006/02/01

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