被害者支援
いろんなケースの暴力当事者のサポートを重ねてくると、見えてくるものがあります。ひとつは被害者支援の問題です。暴力の防止及び被害者の保護に関する・・ですから、被害者の保護は当然です。けれど被害者がほんとに保護されているのか?の場合も少なくないように思います。保護と言うのは、心身の安全が保証され、不安や恐怖から逃れて自由にくらすということです。けれど、どうも被害者支援は、加害男性との分離、とそれに続く、調停、訴訟、と一方的にはなしがすすめられている様です。被害者はちつとも救われてないし、ますますしんどくなっているのに、それをすべて夫が悪い、で突き進んでいるのかも知れないな、と思います。被害者の不安をあおり、恐怖をつのらせていきます。もう弁護士に頼るしかない、とい気持ちになれば、しめたもの。DV男は変わらない、嘘をつく、心からの反省はしない、たいてい殺人事件をおこしてしまう・・・etcこんなデタラメを信じて不安を語り合う被害当事者。全ての問題はDV男に還元されると思っている様です。仕事できないのも、家事もできないのも、あらゆる不都合なことは、DV男に原因がある、と言いつのり、自分の抱える問題には目をつぶります。ほんとは暴力は関係の問題だから、それぞれが抱える自己の問題を解決し、非暴力の関係を再構築するといいなと思います。でもこういうことを考えられる時代にもなったかのな、でも私も気をつけなくちゃねえ。