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テーマ:家族(111)
カテゴリ:日記
11年前の明け方に突然大きく家が揺れました。私は揺れの大きさに驚いてタンスが倒れるのじゃ無いかと心配になり、がばっと跳ね起きて揺れるタンスをおさえてました。低い方のタンスを押さえてたのはアホでしたが。
あの時から様々なドラマが阪神間の家族に起りました。私の知人にも亡くなられた方もおられますし、あの震災を生き延びて、やがて私につながってこられた人もたくさんおられます。 それらの方の共通の感覚があります。それは、突然信じているものが簡単に崩壊していく恐怖体験です。何を信じていいのかわからなくなる不安です。 家がなくなる、職場がなくなる、家族がいなくなる、様々なものが一瞬にして崩壊していく恐怖。信じれるものがなくなる不安。 この体験とその後の不安の中で、自分の安心感を再構築していく人と、いけずに崩壊を加速していく人がいます。 家を建替えたり、再就職したり、新たな命を迎えたりして、体験を過去のものとし、再構築の中で家族の信頼や勇気をより確かなものにしていける家族。 家や仕事を失う事が生活基盤を失う事だけに留まらず、家族に対する不信や不安を増大させ、自分に対する自信も失い、崩壊の進んでいった家族。 震災は崩壊のきっかけですが、崩壊の本質は自尊感情(自己肯定感)の有無でしょうか。 カウンセリングやワークを続けるうちに過去の体験から来る不安や恐怖を、成仏させ、サバイバルしてきた自己に対する信頼と愛おしみを感じるようになれば、体験を意味あるものに変えていく事も可能になります。 震災だけでは無いけれど、交通事故、犯罪被害、暴力、障害、など様々な体験によっても同じようなことが起ります。その体験を克服し、自分の人生をより意味深いものにしていくことも可能です。傷付いたまま、不安と恐怖に苛まれて生きていく人もいます。 あなたは突然、こういった出来事の当事者になられたことはありますか? そのときからどうしてこられました? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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