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テーマ:家族(111)
カテゴリ:メンズカウンセリング
今日某Nテレビから取材の依頼がありました。いつものパターンです。加害者に対するカウンセリングの風景を撮りたいとの事。
私は取材の意図を訪ねました。どうもはっきりしません。で、番組の構成とかコメンテイターについてたずねました。YさんとかHとか、そうそうたるフェミニスト、被害者支援で名を馳せている方々が・・・。 なるほど、私が加害者のカウンセリングをしている風景を切り取って流し、あとでコメンティターが、さんざんにこき下ろす、いつものパターンが見えてきます。 男に暴力男とラベルを貼ってみんなでこき下ろすか、中には反省してカウンセリングを受けている者もいる、と溜飲を下げるか、どちらにせよ、加害者はとんでもない男で、なかなかカウンセリングも有効性が無い、という文脈は理解し易いし、絵になる情景です。 今まで、なんども取材には協力してきたけれど、暴力の背景であるとか、当事者の思いがそのまま番組の中で語られる事はありません。大切な部分を切り取られたりコメントでひっくり返されたりするのがおち。 で、私の結論は、私のカウンセリング風景だけを切り取られて、被害者支援の人が私のカウンセリングについてコメントする、という構成なら協力はしない、私のカウンセリング風景を流すだけで無く、私が加害者のケアについてコメントする部分を流すなら協力する、と答えました。 暴力は様々な要因で起るし、それは単に暴力だけの問題では無く、社会全体の権力支配の構造とリンクしているから、当事者にラベルを貼るだけでは何の解決にもならない、とも指摘しました。 加害者に対するカウンセリングなら、Yさんも加害者プログラムやってるんだから、自分の所のクライアントをだせばいいはずなのにね。 ほんとテレビは怖いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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