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カテゴリ:日記
私は自分の古い過去を思い出すと、母親との分離のシーンが出て来ました。自宅の前、畑の中の小道、竹やぶの下、保育園の中・・・
いずれも、母親が私を振払って仕事に急ぐ時の情景だと、今の私は理解できます。私はいつも泣いていました。その度に強烈な記憶として固定されていったのでしょう。 私が小学校にあがると、嘘のようにその情景はなくなりました。私は泣かずに学校にいけたのです。けれど、今、過去の記憶を引き出すと、その記憶が出てくると言うのは、やはりそれなりの意味があつたのでしよう。 愛着への固執と分離の不安や痛み。私が強い女性に憧れるのも、そんな女性に甘えたいのも、そしてそんな女性との関係を断つことが下手なのも、私の体験が影響しているのかも知れません。きっとなんらかの影響はあったんでしょう。 人を傷つけてもしかたないことってあるよね、と人には言えるけれど、私自身は人を傷つけてはいけないと言う思いが強くて、なかなかアサーティブには言えない私でもあります。 それが不幸だったと言うのではありません。母親をせめているのでもありません。人はひとそれぞれの体験があり、それは無意識の底に沈めたことだから、誰にも語らないし、人にも理解され得ない。だから、ひとそれぞれの悲しみや苦しみがある。私には私のあなたにはあなたの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/07/05 03:18:38 AM
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