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テーマ:DV・虐待(98)
カテゴリ:DV
今夜、しばらくシェルター利用されていた方の荷物を駅までバイクで運び、東北に帰るその方を見送りました。
彼女は暴力でかなり精神的なダメージを受けており、カウンセリング、ケースワーク、シェルター、アドボカシー、家事支援、など、複合的な支援がなければ、問題解決、回復へのプロセスはあり得なかったものと思います。 足掛け二年、彼女だけでなく、家族全員が、とても困難でつらい時間を耐えてこられました。不信と憎しみだけで家族が崩壊していくのではなく、とりあえず、ぎりぎりのところで、修復的離婚とかろうじて言えるくらいには、推移しそうで、支援を続けてきた私も、ほっとできました。 当面は分離家族という形になりますが、これまでのプロセスがあるから、それなりの対話のチャンネルは確保できています。やがて、それぞれの回復と成長が、家族としての和解、関係修復へと導いてくれる事に期待したいと思います。 それにしても、ご飯作りから、カウンセリング、ワークやアドボカシー、となんでもこなしてきた私もスタッフも、頑張りましたよー。被害者に対してこんな事が可能な援助施設は日本では、私のところだけって言うのが、ほんと悲しいですねえ。 金が動いて専門家も関わる公的施設が当事者にあまり評判が良くないのは、いろいろ理由もあると思うけれど、私にできる事がどうしてできないのか、その辺りの事、私の援助論を少しでも参考にすればいいのにね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/06/27 02:32:56 AM
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