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カテゴリ:DV
今日は大阪の某市にて講演でした。最近は講演の仕事もめっきり減っていて、たまにおしゃべりできる機会があるのは有り難いものです。
先日の風邪でのどの調子は完全ではなかったけれど、頭はすっきりしていて、言葉はするするとでてきました。 テーマは「DV・こども虐待防止」です。受講者は百数十名ほど。主婦が中心の学習会の雰囲気です。難しい言葉を並べる事より、暴力の本質や対策を具体的に伝える事を大切にして話しました。私が非暴力グループワークを行っているその方法論です。 感情への気づきや認知の修正、行動変容の方法等々。自己受容し自己肯定感を高めることで、他者とのコミュニケーション能力が高まり、暴力的な反応にたよらなくなる、というような事を話しました。私自身の体験を交えて、笑いをとりながら話を進めますから、受講者は、退屈はしなかったはず。 加害者に対する懲罰的な価値観ではなく、自身のなかにある加害者性にも気づいてもらうだけではなく加害当事者に対する受容的な価値観を理解してもらえたと思います。特に男は強く女は優しくという価値観はもう時代遅れで、それが暴力に発展する一つの原因にもなっているということについては、繰り返し話しました。 また、加害者プログラムは暴力防止には不可欠ですけれど、現在の法的制度的仕組みの中には、この加害者に対する脱暴力支援は存在していません。法律の中にプログラムを組み込む必要性も話しましたし、そのプログラムは当事者の視点が抜けると有効性が極端に低くなる事も話しました。 こんな話を日本全国で話せたらいいんだけれど、被害者支援も男女共同参画も私の理論や実践について、なぜか学ぼうとせずに旧態依然とした価値観にしがみついているようで、とても残念。 私の理論で法律や制度を整えてくれれば、暴力はかなり減少するはずだけれどね。 というのは、私のところにつながってくれる当事者は多くの方が脱暴力化していくという現実があるから、私は確信できるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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