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カテゴリ:メンズカウンセリング
言葉では受容とか共感とかいうけれど、実はその実践は難しい、ということを今日の講義で話しました。往々にしてクライアントはカウンセラーの価値観や感性にはそぐわない言動や思考を示します。
他人事で聴いていれば、それはクライアントにすぐに感じ取られてしまいます。かといって、真剣に聴けばクライアントとカウンセラーの不一致が表面化してしまいます。 カウンセラーが権威や知識のパワーでクライアントをコントロールするのは難しくありません。指示、誘導、分析、ラベリング、などなど圧倒的な力の差があります。その場合クライアントにできるのは受けるか去るかの選択しかありません。 かといって、クライアントの転移感情にまかせていれば、カウンセラーは巻き込まれて、自身のコントロールさえできなくなります。 深く寄り添いながらも、自分を客観視しクライアントとともに成長し、クライアントが自己決定していけるよう援助して行く・・・こういうことは決して簡単ではないし、スキルを数値化文章化できる事ではないので、伝えるのが難しい。 だから数値化、視覚化できる交流分析やら行動主義が流行る訳ですね。 で、昼からはカウンセリングが一件、夜にはメンズカウンセリング協会の理事会でした。今日も一日忙しい日でした。お疲れさまー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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