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テーマ:心の病(7486)
カテゴリ:メンズカウンセリング
今日のカウンセリング講座は第四講で、ワークを行いました。とは言うものの、はじめにワークの目的とする所の「無意識の意識化」を説明しました。
精神分析では投影法など様々な分析法を用いて、クライアントの無意識的な状況を理解しようとします。理解するのは、精神科医、カウンセラーなどでしょうか。 けれど、その投影法そのものに根拠の薄いものも多く、疑問視されているものがあるのも事実です。それは、絵にせよ言葉にせよ、その表現の意味するところは、当事者の過去の体験や思いに由来するものとしたら、標準化はそもそもあり得ない、という矛盾になるのだから当然でしょう。 ではなぜ、そう言う事をいつまでもやるのか、それは、ラベルを貼るための口実が必要だからだと言えなくもありません。 私はそもそもセラピーに分析は不要と判断しているので、分析的な事はほとんどしませんが、クライアント自身が自分の無意識を探りたい、と言う事であれば、そのお手伝いはする事もあるかと思います。 クライアント自身が自分の語りの中から自己イメージを探り、自らの囚われに気付いたり、これからの新たな自己イメージを再構築するなど、そのために精神分析を利用するのは悪くはないでしょう。 そう言う事を説明してから、ワークを行いました。ワークは先日のものと同じ、カードワークです。文字のカードと絵柄のカードと、組み合わせて、自己の考えや感情を語ってもらいます。 参加者にすれば、ええっ、なんでこんなカードがくるの?と驚く事も少なくない、と言うより、そういう場合の方が多いように思う私です。この不思議なカードを用いて、自身の過去の体験や無意識に気付いてもらいます。 そして、毎回私が思うのは、そのカードワークを行うと、単に偶然の確率でカードがめくられるより、何か大きな意識が働いている、そんな気持ちになつてしまうという事。ほんと不思議です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/03/27 11:18:06 PM
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