|
カテゴリ:日記
今日もカウンセラー養成講座での講師でした。エリクソンの発達論でいう成人期がテーマでした。人が自立するという事と孤立し孤独を感じるという、その二律背反の状況の中で、他者との関わりを結び、あらたなアイディンティテイー形成を可能にして行く、そういったライフステージがこの成人期の課題でしようか。
さほど多くはないけれど、その受講生たちはこの成人期に当たる主婦層の方が多く、自身の人生と重ねあわせて考えてくださいます。 自身の親との葛藤や夫や子どもたちとの対立など、それまで当たり前のように考えていた事も、それなりに、心理学的に意味があり成長のプロセスともとらえる事が可能になります。それによって、自身や関係をより客観化し、葛藤も成長のプロセスと前向きに意味付ける事が可能となるようです。 彼女たちの語りからは、単に発達論を理解したということではなくて、自身の生きる意味や家族の意味をより深く理解する事ができた、とのことがわかります。 単に専門的知識を記憶庫にコピーするのではなく、その内容を理解し、自身の人生を検証し、自己成長の糧にしているのは、お話を伝える私にはとても喜ばしい事。そのことでそれぞれの人生や家族の成長に寄与できるのだから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/04/03 12:16:20 AM
コメント(0) | コメントを書く |
|