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カテゴリ:日記
今日はレターカウンセリングの研修を行いました。一般研修では新たな受講生をふくめ、基本的なカウンセリングについてのお話です。ロジャースのクライアント中心療法と無意識の概念とについて。
ワーカー研修では当事者の思いに寄り添う事と援助者の願いとのギャップについて。被害者支援はしばしば、当事者の思いを否定して援助者の善意による援助論が押し付けられます。それは、当事者の不安をあおったり、相手に対する憎しみをあおったりという事になりがちです。 ストックホルムシンドローム、あるいは恐怖によるコントロールを受けている当事者は非合理な行動をしますが、それを間違いだと指摘するのは簡単ですが、援助としては得策ではありません。 その当事者の思いに寄り添い、当事者がその事実に気付きその事実から抜け出す具体的な方法論や安全保障を提示すべきでしょう。 暴力に対する深い理解や具体的多様な援助スキルが必要ですし何より、ケースを冷静客観的に判断する力が必要です。そういった力ある援助者が関わると、当事者は安心と安全が確保されます。 恐怖をあおられ逃げ続ける事を強いられる被害者は決して問題解決しているとは言えませんし、そう言った態度は、かえって事態をこじらせリスクを高める事にすらなりかねません。 したい援助ではなく、求められる様々な援助を提供するのが問題解決には近道となると言う事でしょう。私の考えでは主人公は当事者、援助の基本はクライアント中心療法ですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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