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味くんの家族再生支援日記

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2009/05/21
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テーマ:心の病(7503)
今日は某カウンセラー養成講座での派遣講師でお喋りしてきました。テーマは病理です。精神病という言葉に潜む様々な問題を、精神病理の説明以前にしておきました。

七十年代、世界では精神病者に対する人権侵害をなくすべく、病床をなくし、入院を減らしていきました。日本では処置入院として、本人の意志を無視した暴力的な入院や電気ショックを与えて沈静化させる、いわゆる拷問のような処置がついこのまえまで普通に行われていました。

また、現在でも心理的なケアがほとんどなされず、投薬に頼る、いわゆる薬漬けで人生を終わらせてしまう処置が、普通に行われています。病んでいるのは患者か精神科医か、と言う議論にもなりうる訳ですが、権力構造がありますから、病んでいるのは患者、との言説のみが世間で語られる事になります。勿論、すべての精神科医が、という訳ではありません。

投薬は対症療法としては必要ですし、ある種の精神疾患には持続的な服薬が不可欠ということもありますが、薬では患者の価値観や体験、環境を変える事はできません。むしろ投薬が増える事で、新たな学習に基づく認知の変容や環境への働きかけを難しくし、回復の妨害になる事も可能性としてはあり得ます。

このような事を話したあと、正常と異常の判断のありようとかも話し、それからやっと精神病理についての説明に入りました。主に統合失調やうつについての説明をしましたが、世間での理解では、なかなか当事者の苦しみは理解不能な状況です。

とまあ、こんな話しをして、投薬では対応できない心の部分、認知やら体験やら、妄想やらについて、カウンセリングでできる事はとても大きなものですとも語りました。

世間に流布する情報に惑わされる事なく、当事者の語りから学びを得てともに語り合う事で、相互成長を可能にする事もカウンセリングでは可能かもしれません。そんな思いを伝えたつもりでしたが、ちゃんと伝わったかどうか。

この講座から帰って、夜の料理教室のレシピ作りとか、家人のご飯とかも作ってたら結局時間がなくなって、バタバタになってしまいましたとさ。







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Last updated  2009/05/22 01:20:52 AM
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 こういち。@ Re:男も使えるDVシェルター(07/31) 僕もご利用させていただきたいと思うので…
 Hiroyuki@ Re:男も使えるDVシェルター(07/31) 男性用シェルターを利用したいのですが、…
 味くん@ Re[1]:シェルターを逃げ出す女たち・・・・シェルターでは回復しない?(12/15) めるしーさん >わたしも同感します。 あ…
 めるしー@ Re:シェルターを逃げ出す女たち・・・・シェルターでは回復しない?(12/15) わたしも同感します。 まさに求めていた答…
 じゃふぁれく@ Re[1]:説教されてもねぇ・・・DVも覚せい剤も・・(11/30) ぐりーんさん >私の友人が体育教師から小…

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