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カテゴリ:メンズカウンセリング
このところ女性からの問い合わせや女性の来談者に対するカウンセリングが続いています。もともと私の事務所ではカウンセリングの四割が女性です。もちろんその中には被害者と言われる人も少なくありません。
そもそもDVであれ性被害であれ、女性のための相談は各自治体でも民間でもかなり行われている事は事実です。少なくとも男性相談に比べれば。またグループワークやCRなどでも女性を対象にしているものは多くあります。 にも関わらず、私のところにも女性の利用が少なからずあるという事は、一般的な女性相談が女性のニーズを充分に満たしていない事が考えられます。事実、相談員やカウンセラーに嫌な思いをさせられたと話す来談者も稀ではありません。 私は男性であれ女性であれ、来談者の思いをしっかり聴く事は大前提ですし、自己決定できるよう援助するのが仕事です。私の価値観を押しつける事ではありません。もちろん来談者の安全や安心を確保するためにシェルターを用意したり、グループワークを行ったりもしています。 当事者の多様な思いや希望をできるだけかなえるには様々な支援が並行的に必要ですが、行政の縦割り構造ではそれも難しいものです。ですから民間とのフレキシブルなネットワークが求められますが、官民意識、専門家主導が邪魔しているのか、それもなかなか難しいようです。ましてや男性対応もできる複合的な女性支援は、日本には他にはないでしょう。 そう言った意味で、私は常識的にはあり得ない援助を行っているからか、被害者支援の方たちからは危険人物と名指しされています。が、実際はそんな支援組織に納得できなかった女性の支援をしているのも事実。 私は私がどういわれようがかまわないけれど、女性の支援についてともに力をあわせ、できるだけ女性の困難がなくなるようにして行きたいと思います。そう言った意味でも、私が語る事は聴いてもらえなくても、女性当事者の生の声はメッセージして行きたいと思っています。 けれどねえ、援助者の求めるストーリーではなく自身のありのままで語れる回復女性というのも、多くはないですしねえ。難しいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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うちでは、子ども(青年)関係のひきこもり、発達障害、精神障害などのご相談が主流なので、
お母さん相談が8割を占めるので、必然的に8~9割が女性の相談となります。 女性の相談員、臨床心理士、精神医、社会福祉士、養護教諭、などにに嫌な思いをさせられたと来られる方がいますね。 だからこそ、男性の相談員、カウンセラーのもとに人があつまるのでしょうね。 (2009/06/19 12:29:38 AM)
さくら海老☆”さん
>うちでは、8~9割が女性の相談となります。 >女性の相談員、臨床心理士、精神医、社会福祉士、養護教諭、などにに嫌な思いをさせられたと来られる方がいますね。 そうですよねえ、さくら海老さんがいわゆる専門家面をせずに相談者の視点で話しを聴かれるからでしょうねえ。よくわかります。 > >だからこそ、男性の相談員、カウンセラーのもとに人があつまるのでしょうね。 性を超えて、権力構造を持ち込まないカウンセラーもほとんどいないんでしょうねえ、さくら海老さんや私以外には。他にもいたら、ぜひ声かけしてほしいものです。 ----- (2009/06/19 12:44:59 AM) |
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