味くんの家族再生支援日記

2009/08/29(土)19:39

当事者主権

日記(664)

上野千鶴子が当事者主義だか当事者主権とか言ってたような気がするけれど、暴力に関してはスルーしてたようで、逃げてるなあ、と残念に思った私。昔々、私がこういう運動に入るきっかけを作った彼女だけれど、時々は助けてくれよーと、いろいろお願いするけれど、私が暴力の加害者の支援もするからか、一部の?フェミに蛇蝎のごとく嫌われているからか、何をお願いしても、さらっとパスです。もう最近は頼む事もなくなりましたが。 で、今日その話を思い出したのは、実はヌエック(国立女性教育会館)で、ある一人芝居のパフォーマーと話してて、そんな話になったから。 上野千鶴子はアカデミズムという権力構造の中で、自分を守りつつ、平等を説くから、権力構造の中で傷つく当事者の痛みが理解できないか、理解しようとしない、人だとの話になりました。 その方の一人芝居は、被害当事者が被害者支援のなかの権力構造でどれだけ傷つくか、ということを、そして、被害者がいやされるのは、人の愛だとのことを一人芝居の中でとてもリアルに伝えてくださいました。 私もその主張にはもういちいちその通り、と、私も同じようなことはたくさんあるので、単に面白いだけではすまなくて、うるうるしてしまいました。痛みがよく伝わってきました。 加害。被害にかかわらず、当事者が疎外され傷ついていく援助について、専門家も支援者も気がつかない現実。ああ、ほんと、私の援助はいわゆる専門家のパワーをできるだけ排除して行っているのは方法論としてまちがいないなあと実感です。 その方の専門家批判を聴いてて、ほんと嬉しくなっちゃった私。いつも一人でそれを言い続けていたから、ここまで言う人がほかにもいたんだーと。で、その方とは実は二十年ほど前にオスコンテスト、と称して、私も含めた数人の男が千人くらいの観衆の前でヌードショーをしたときのイベントの司会をしてた人でしたが、私はその時の人ってすっかり忘れてて、どこかであった事のある人くらいにしか覚えてなくて、今日その事がはっきりして、とてもすっきりしましたとさ。 当事者ばんざーい

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