味くんの家族再生支援日記

いろんな人がいろんなしんどさを抱えて来談されます。多くの方は状況からくるしんどさに対して状況をいかにして変えるか、あるいは状況にいかに対応するか・・という思いでこられます。

状況が拗れていてほっておくとますます混乱して解決が難しくなると考えられる場合は、かなり突っ込んだ情報提供なり助言なりをやりつつ、本人があれこれ動けるようケースワーク的な対応をして対話を進める事も少なくありません。

けれど、長年抱え込んだ問題で当面の緊急性はない場合は、じっくり聴き込んで、本人の認知の問題や、生育時の体験などにフォーカスしつつ、問題の本質に本人が向き合えるよう、カウンセリングをすすめていきます。

直面化あるいは対決というステージになると本人もけつこうしんどい状況になりますが、その先に希望があると言う事を感じてもらえるよう、私も対話の中でいろいろ語ります。

今日お話を聴かせて頂いた方も、自身の生育の問題点に向き合う結構しんどい作業を続けてくださっていましたが、今日はすっきりしたお顔でお話してくださいました。楽になった事を伝えにきました、とおっしゃってくださいました。

今までに感じた事のない、自分の自由に対する心地よさを感じている、と。もちろんいろんな要素があってその方の成長あるいは回復があるのですが、私とのセッションも多少はお役に立てているものと、嬉しく感じました。

お話を聴かせて頂く方達が、楽になったとか、なんとか生活できている、とか、少し前は辛くて辛くて、生きる力もなくなりそうだった方達が、そのように語ってくださる事が、私にとってとても有り難い事で、その事が私を元気にしてくれます。