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今日は某NPOのカウンセラー養成講座で最後の授業?を行いました。一年間のおつきあいでした。ロールプレイを中心とした実践クラスの授業でした。
理論や技法などを学んだ人たちに対して、カウンセリング実践がどのようなものか伝えるのが私の仕事です。そこでは私は私のカウンセリング実践を伝える訳ですが、それは私流のカウンセリングでしかありません。 誰かに教わったとか、伝統とか権威に由来するとかのカウンセリングではありません。とはいうものの、私なりの論理構成や技法は持たせています。それを伝えるのにしばしば用いたのがナラティブセラピーです。 精神分析的な技法でもなく、認知行動療法的な技法でもなく(もちろんカウンセリングの中でそれらが必要な時はそれらも使いますが)クライアント中心療法からナラティプセラピーに渉る技法を主に用いつつメンズのスタンスも加味するという私流のカウンセリングをお話ししました。 精神分析的な考え方とは随分異なるナラティブを理解するのはけっこう大変だったかも知れません。けれど、その有効性を確信する私は、なんとかそれが伝わるよう、あれこれやってきました。ロールプレイもそんなんありぃー、とか、そんな非常識なぁ、とか受講生は感じたのかも知れませんが・・・・(笑) そうそう、さきほどときどきしんどい時に電話かけてくる方から電話がありました。何やらいつもと違って元気な声です。「さきほど元妻と電話で三十分程あれこれ話したんですよ、先の事だけど、またみんなで飯でも食べに行こうか、みたいな話しになりました。これって家族が修復してるってことですよねえ」との嬉しい報告です。 倒産や鬱、そこに暴力があり家族が崩壊しました。九年程前の話しです。私は訴訟も含め闘いや対立を避け、極力修復的に対応するようサポートしました。彼女の不安も強かったのかなかなか関係の改善は難しかったけれど、長い時間をかけるうちに、少しずつ心がやわらいできたのかも知れません。 弁護士や当事者支援の方達が対立をあおり、闘いを厳しくする程に当事者の傷つきは深くなり、不信や憎悪が増す事で、修復が難しくなります。その結果子ども達が傷つくという事になってしまいます。胸痛む現実です。 少なくとも彼はそうならずに済んだようで、有り難い話しです。それにしても九年の支援が私にいろいろ学びを与えてくれたのも事実で、メンズカウンセリングを確信できるのも、そんな学びが少なからず私の実践にあるからでしょう。 カウンセリングや対人援助に興味のある方、ぜひメンズカウンセリングを学びにいらしてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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