|
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日は久々に忙しく、しかも幸せも、もどかしさも・・いろいろ気持ちの動いた1日でした。ずっと以前、私が支援した男性DV被害者の方が、今はとっても幸せになってくれていて、素敵な笑顔を見せてくださいました。かわいいお土産を手みやげに。
じつは手みやげは本筋ではなく、その方の知人で以前DV被害で苦労された方を、伴って今日訪ねてくださいました。その被害者の方、もう、離婚して何年も経っているし、ご本人も最善の努力をされているのに、どうしても、その時の判断について、気持ちが整理ついてなくて辛い思いを一人抱えておられて、それを見かねた元被害男性が私に引き合わせてくださったという訳。 たぶん、男性の方は離婚のあと、少しずつ過去を終わらせる事ができたけれど、女性の方は離婚後も気持ちを終わらせる事ができないままでいること、この事と、現在の被害者支援の限界がどこかで繋がっているような気もする私。 現在のDV支援は、加害者=男性=悪人 被害者=女性=善人 という単純なラベリングに基づいて、一方的な分離だけが唯一の解決策、という判断をしています。ここで抜け落ちているのは、それぞれの抱える問題に真摯に向き合う事をさせないということでしょうか。 現実のDVは単に善悪の問題ではなく、認知やコミュニケーションの問題であったり、依存や生育の問題が相互に複雑に絡んでいます。この部分に一切触れないで、法的強制力で分断するだけの支援では、心の部分が傷付いたまま事態だけは終わっていきます。 ですから離婚に際して、一方的な分離ではなく、メンタルな部分を篤く支援しながらの離婚であれば、心が傷付く事は随分少なくなるのではないかと思うのですが。 ただ、今のDV支援がDVの真実を理解しない人たちに行われているから、それも仕方ないものとは思いますが・・。加害者はとんでもなく危険な人で何をするかわからない、だからカウンセラーや相談員など援助者が対応するのは不可能というような、妄想に囚われているでしょうから。 確かに加害者になっている男性は(もちろん女性も)感情的になっている事も多いし、下手に刺激するとよりいっそう暴力的になる事もあり得ます。けれど、それはDV加害者だけに限らず、誰でも同じです。クライアントが怒っていれば、その理由を聴き、共感する事で怒りはおさまり、冷静に考えられるようになります。 それを行うのがカウンセラーであって、カウンセラーがクライアントを刺激して転移させてどうすんの、というレベルの事なんだけれど、それすらできないのが今のカウンセラーであり、相談員という事でもあるんでしょうねえ。 今日の別のカップルカウンセリングでは、かなり険悪な状況の方の対応をさせて頂いたけれど、かなり感情が高ぶっていましたが、私にとっては、彼の怒りたい気持ちもわかるのでそこは受けとめつつも、暴力的な言動に付いては釘を刺す事は当たり前。特にその男性がどういう言動に出ようが怖くはありません。昔々、暴力青年であった私には特に不思議な事ではありませんしね。 どんな方でも可能な限り、気持ちを聴き、またそれだけではなく、コンサルもやれば、ワークもやり、シェルターもやり、などあらゆる事をやっていく中で、問題が終わっていくのですが、そんな方は私が何をしたかしっかり理解してくださいます。ですから、ときどき、状況報告に来てくださったり、今日のように、新たな当事者を誘ってきてくださいます。ほんとありがたいものです。 理不尽なセクハラ提訴以来、行政はだんまりで、事実を確認する等もせず、私を完全に排除していますから、行政からのリファーはとてもすくなっています。私につながれたら楽になっていけるだろう方も少なくないだろうに、それを考えると胸痛みます。 とりあえず、私に繋がってきてくださった方がこれから、過去の痛みを終わらせ、彼女自身の人生の再構築をするためのお手伝いをさせて頂ければ、と私の気持ちをお伝えしました。これまで辛い中最善を尽くしてこられているし、お一人で痛みを抱えてこられた方ですから、これからの人生は過去に蓋するのではなく、過去に新しい意味を見いだし、未来のための大切なプロセスに転化する事も可能、人生の可能性は無限大・・・ そうそう、今日はランチに冷やし中華を作ってみました。私一人ならキャベツうどんくらいにするんでしようけれど、おいしさを感じてほしい方がいましたからねえ。・・・おいしい冷やし中華にできました。うまいっす。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|