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このところ、シェルター利用やビジテーションで、子どもたちに関わる事が多くなっていました。本来、家族や地域の人間関係の中で、子どもたちは様々な価値観やライフスタイルを学んで行きます。
子どもたちは生育の中で、学校教育とはまた違う、生存のための基本的な概念をその家族や地域で獲得していきます。けれど、その家族や地域の人間関係が希薄化し、すべての価値観や概念が、マスコミや行政、学校教育の発信する画一的な情報に染められ、多様な人生の選択肢を獲得することが難しくなっています。 社会の価値観に適応できるこどもはそれなりにレールの上を走り、適応できないこどもは様々にラベリングされてアウトサイドに押しやられることになります。 多くの親はこどもが親の敷いたレールから外れて落ちこぼれる事を恐怖し、こどもの尻を叩きます。こどものあるがままを受け入れるとか、自由な選択肢を提示する等という事もなく、単純で乏しい理想的なモデルのみ提示するようになってしまいます。 それでみんな幸せなら問題はありませんが、親も子も辛い思い、不安な日々を生きている人も少なくない事と思います。少なくとも私の所に来られる方は、抱えきれない問題を抱えて来られます。 で、私は問題がなぜ起こるのか、どうすれば楽になれるのか、そんな方達と一緒に考える事になります。結果「相手の問題、状況の問題」と考えていた事が「自分の問題」である事に気づいてくださいます。 自分の問題なら自分を変える事で、問題が解決するプロセスに入れます。親のそんな回復のプロセスの変化についてこどもはこどもなりに理解します。またこどもは私たちや関係者と関わる事で、親以外の大人の様々なありようを学んで行く事になり、多様な人生の選択肢やなにより、自分を受け入れてくれる大人たちとの関わりで、自己肯定感を獲得していきます。 そして、そんな子どもたちの成長の様子を見て、大人たちも自身の存在や言動の意味を理解する事になります。一方的に育てるとか教えるのではなく、相互の関係の中で相互が学び合い、育ち合う事が可能となります。 多様で柔軟な価値観やライフスタイルが認められる社会は、安定的で非抑圧的な社会になるでしょう。けれど、現実はパワーコントロールを伴ったトップダウンの情報の流れとなっていて、ボトムアップはあり得ません。一見効率的だけれど硬直で危うい社会になっています。 財政・年金・少子化、原発、増税・・・etc 。既にその危うさをみなさんうすうす感じているけれど、インサイダーたちは利権に依存しているから自らそのシステムを自ら変革する力はありません。システムが何らかの力で崩壊し自滅するしかないのかもしれません。 そんな危うい時代の子育て・・・・大きな意識変革がないと・・うまく行かないよねえ、というのが私の考え。そんな私に関わってくれる親子はそれなりに、新しい可能性を育んでおられるように思うのですが・・・・ しばらくお泊りしてた子どもたちと一緒にプチ花火大会 親も子もあるがままで大丈夫 みんなで一緒にお菓子作り・・・・おいしく焼けました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013/08/12 09:32:28 AM
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