|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昨夜は一日前倒しで、いわゆる保護命令が出された加害男性がシェルターに入られました。保護命令が出されて2ヶ月の自宅退去と言う事だけれど、ホテル住まいも経済的にできないし、なかなか知人の所に転がり込むのも長期間は難しい、たまたま空いてる部屋を借りれても、一人で生活するのも気持ちも塞ぐし、どうしていいかわからない、との事だったけれど、たまたま知人が私の事を知っていて、紹介されたとの事。
私の所では、食事付きだし生活も自由、グループワークも参加できるし、必要ならカウンセリングも受けられます。いわゆる加害者とされた人も、法律や制度の問題点も理解でき、多くの当事者とも出会えるから、客観的に冷静に自分を見る事もできるようになります。 やがて、暴力に至った自分の問題点にも気づけるし、離婚に至るにしても相手も自分もできるだけ傷つけない修復的な離婚をする事もできるし、復縁するにしても、安全で安心な再同居も可能になります。 要するに、加害者対応ができれば、被害者の安心安全が確かなものになると言うもの。なのに現在のDV法は加害者対応がまったくありません。被害者を加害者から引き離すべく被害者が逃げる事を前提としていますし、加害者は野放しです。 心理的にも肉体的にも不安定な被害者が逃避行をする事はよけいにストレスを抱えさせ、回復を阻害する事になりかねません。ましてや子育ての最中であれば、保育園や学校の移転に伴い、様々な手続きや制限がかかり、仕事も人間関係も奪われた被害者には生活が破綻しかねない状況になってしまいます。この事が予見されるから、行政のDV支援を諦める人も少なくないでしょう。また、支援を受けてもやがて生活破綻して行く被害者、また同じような男に依存する事でDV被害を繰り返す被害者も少なくないようです。 こんなバカな事にならないようにするためには、しっかりした加害者対応をDV法に盛り込む事です。いわゆる加害男性がうちを出て、安心して生活でき、脱暴力支援が受けられる仕組みができれば、被害者やその子どもははストレスを抱えなくて済むし、加害者はシェルターから職場にき通えば済むことになり、双方の生活基盤機は壊れなくて済みます。回復や修復の可能性が高いDV対応が可能になります。 私の所では、小さい規模だけれどほぼ理想に近い形でのシェルター運営をしていますから、回復や修復(離婚も含む)の事例はすくなくありません。私にできることなのに、なんで予算も組織もある行政でそれができないのか・・・そこには、いろんな利権団体の絡んだ癒着構造があるんでしょうねえ・・・その人たちにとっては、私は危険人物・・と言うしかないんでしょうねえ(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|