味くんの家族再生支援日記

昨夜遅く、岡山の姉から母、八重子さんが亡くなったとの連絡が有りました。半年ほど前から、かなり危ない状況を何度か繰り返してて、いつ亡くなってもおかしくない状況だったけれど、昨夜ついに永眠しました。享年95歳。



四年ほど前の八重ちゃん

八重ちゃんは、広島県は尾道から少し山間に入った田舎で育ちました。一旦どこかに嫁入りしたらしいけれど「三年子無きは去る」との因習のとおり、家を追われました。

やがて、長男を連れてやはり家を追われた私の父親と出会い一緒になりました。二人が生活したのは広島県は因島という所。やがて、双子の子どもを八重ちゃんは出産します。私の姉と兄です。それから二年後に私を出産します。当時三十五歳の八重ちゃんです。

子ども四人を抱えての暮らしは楽ではなくて、近所の縫製工場に勤めてたり自宅で内職したりしてた八重ちゃんのそばでまとわりついてた私でした。その風景を記憶している私は当時三歳から四歳くらいだったと思います。

決して楽ではなくて、辛い事も少なくなかっただろう八重ちゃんの人生だけれど、いつも温厚で、激しく怒る事もなく、明るく穏やかな人生を全うしてくれました。

勉強もできず、遊んでばかり、時には学校で問題を起こしてた私にもいつもにこにこと暖かく接してくれてました。そんな八重ちゃんがあってこその、今の私の性格と言えなくも有りません。

八重ちゃんが他界したとは言え、八重ちゃんの人生を引き継ぎ、その思いを世に問わんと欲する私はやはり常に八重ちゃんとともに有ると言えなくも有りません。ですから、特に喪失感とか深い悲しみも感じてない今の私です。そして今日まで、八重ちゃんのお世話を続けてくれた姉や関係者の方達に深く感謝です。明日、通夜で明後日葬儀との事・・一応葬送の義には参席の予定です。